スズメバチ ネジレバネ。 ペニスでメスの首刺すネジレバネ、壮絶な繁殖行動

スズメバチが飛んでる!ハチの巣を見つけたら?凶暴で攻撃的なハチの危険性

スズメバチ ネジレバネ

2020. 12 更新 ハチ退治の専門家が丁寧に教えます! 「スズメバチに天敵っているの?最強って聞くけど…」 「もしかして、天敵を使えば刺されずに済むんじゃない?」 みなさんこんにちは! みんなのハチ駆除屋さんのスタッフ、日向と申します。 世界最強の昆虫ともされている スズメバチ。 そんなスズメバチにも天敵はいるのか、もしいるならばうまく利用できないのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。 実はスズメバチにも たくさんの天敵がいます。 しかし、スズメバチの天敵を利用して 刺されないような対策や駆除を行うことは難しいかもしれません! というのも、スズメバチの天敵を使った駆除は成功率が低く、個人で行うことが困難なためです…。 この記事では、 スズメバチの天敵について気になっている方へ向けて次の3つのことを詳しく解説いたします。 スズメバチの意外な天敵• 天敵を駆除に利用するのが難しい理由• 本当に効果的なスズメバチの対策方法 一度刺されただけでも 命を脅かす危険があるスズメバチ。 あなたや周りの方の身を守るためにも、ぜひ最後までチェックしてくださいね。 あなたのスズメバチに関する疑問や不安を解決できれば幸いです。 今すぐスズメバチを駆除したい方、巣を見つけてお困りの方は 意外とたくさんいる?スズメバチの天敵 スズメバチの天敵は、大きく 動物・昆虫・寄生虫の3種類に分かれます。 スズメバチを食べる動物、スズメバチの体内に居候する虫…などなど、スズメバチにもたくさんの天敵がいるんです。 ここではその一部を紹介しますね! クマ ハチクマ モズ ニワトリ オニヤンマ オオカマキリ ギンモンシマメイガ アブ クモ(番外編) ネジレバネ カギバラバチ スズメバチタマセンチュウ 強い毒性をもつスズメバチ。 そのため自然界の中でも最強の昆虫と思われがちではありますが、 必ずしも食物連鎖の最上位にいる訳ではないんです。 では、スズメバチの天敵を詳しく確認していきましょう! 巣も食べ尽くす!スズメバチの天敵【動物編】 スズメバチの天敵について、まずは動物から紹介していきます。 クマ クマは「はちみつ好き」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか? 雑食のためはちみつも食べはしますが…実は「はちみつ」が好物というわけではありません。 クマは、 スズメバチの成虫や幼虫、さなぎ、巣の本体など 「巣のすべて」を丸ごと食べ尽くすんです。 クマがスズメバチを捕食する理由の一つとして、その 栄養価の高さが挙げられます。 クマが冬眠に備えて栄養を蓄え始める時期と、スズメバチの繁殖時期はほぼ同じ。 ハチノコ(さなぎや幼虫)はたんぱく質や脂質を多く含むため、 冬眠に備えるための食料としてぴったりなんです。 また、「クマはハチの毒針で攻撃されても平気なの?」といった疑問が浮かぶ方もいらっしゃるかもしれませんね。 実はクマは 厚い皮膚と硬い毛で覆われているため、スズメバチの毒針を通しません。 そのため、スズメバチに攻撃されても 構わず巣を破壊して持ち去っていきます。 都市部に生息するスズメバチにとっては縁のない存在ですが、 山間部に生息するスズメバチにとっては脅威的な存在です。 よく「ハチは黒い服に反応して攻撃する」なんて話を聞くことがあるかと思いますが、これは ハチが「黒いもの=クマ(天敵)」と認識するためなんですね。 ハチクマ ハチクマとは、 ハチを主食とするタカのこと。 高山の森林に住む 「クマタカ」というタカに似ていることから「ハチクマ」という名前がつけられています。 ハチクマの親鳥は、雛のためにスズメバチの巣を襲い、 一つの巣盤ごとくわえて自分の巣に持ち帰ります。 そして幼虫やさなぎを抜き取った後の巣は、くわえて決まった場所に捨てに行くのだとか。 もちろんハチクマも、スズメバチの攻撃を受けて刺されてしまうことがあります。 しかしハチクマには 硬い羽毛が密集して厚く生えており、そう簡単にはスズメバチの毒針を通さないため、攻撃を受けても平気なんです。 また、ハチクマは スズメバチが嫌がる独特のニオイを発しているといった説もあります。 そう簡単には攻撃されないような工夫がされているんですね。 ちなみに、ハチクマは 準絶滅危惧種として保護対象になっています。 ハチクマを利用すればスズメバチ対策ができそうな気もしますが…野生の生き物を勝手に捕まえるのはNGです。 モズ モズは、スズメより一回りほど大きい鳥です。 主に昆虫や両生類などをエサとしており、高いところから狙いを定めて獲物を捕らえます。 モズはスズメバチをはじめとした獲物を捕らえると、 木の枝などの尖ったところに突き刺して保管する習性があります。 これは 「はやにえ」と呼ばれ、秋頃になると頻繁に確認されるようになる行動なんですね。 この獲物は結局食べずに放置されるなど、モズはまだまだ謎が多い鳥です。 さらに 準絶滅危惧種として指定している地域もあり、やはり駆除に利用するのは難しい面があります。 野生のニワトリ 「ニワトリ」というと、畜産農家などで飼育されているニワトリがイメージされるかと思います。 しかしスズメバチの天敵になるのは 「野生の」ニワトリです。 野生のニワトリは、主に昆虫をエサとしています。 エサとなる昆虫にはスズメバチも含まれており、野生のニワトリはまれに スズメバチも捕食することがあるんです。 しかし、 畜産農家などで飼育されているニワトリは異なります。 飼育されているニワトリは、栄養価の高い加工されたエサをたくさん与えられる状態。 つまり エサに困らない環境で生きているんですね。 そのためわざわざスズメバチを捕まえて食べようとはせず、スズメバチ対策としての役割は期待できません。 いくらニワトリがスズメバチの天敵であるとはいえ、 「ニワトリを飼育しているからスズメバチ対策は問題ない!」とはならないため 注意が必要です…! ライバル関係?スズメバチの天敵【昆虫編】 続いては、スズメバチとライバル関係にもなる 昆虫を解説します。 オニヤンマ オニヤンマは、昆虫を主な餌として生存する 日本最大のトンボ。 体長は8cm〜11cmほどで、スズメバチの倍以上の大きさです。 スズメバチの天敵としては有名で、テレビ番組でもオニヤンマとスズメバチを戦わせる 企画が放送されていたりします。 オニヤンマは飛行能力に優れ、飛行スピードはスズメバチを上回るほどです。 そのスピードを活かして スズメバチを捕食しますが、実は同様に スズメバチもオニヤンマをエサにしようと狙っています。 オニヤンマのような大型のトンボは生息地が限られ、さらに自然界においてスズメバチの捕食に成功する例は非常に稀なものです。 オオカマキリ オオカマキリは 体長7cm〜10cmの大型のカマキリです。 さまざまな昆虫を主食とする肉食の昆虫で、スズメバチをエサとして捕らえることも。 大きな鎌で獲物を素早く確実に捉えるといった特徴があり、スズメバチも大きな鎌で押さえ込み、アゴや毒針を使わせることなく捕食します。 しかしオオカマキリの弱点は飛行が苦手であること。 空からの攻撃に弱く、 逆にスズメバチに捕食されてしまうこともあるんです。 ギンモンシマメイガ ギンモンシマメイガとは、お米などの穀物をエサとする 蛾の一種です。 ギンモンシマメイガのメスは、夜間にこっそり スズメバチの巣の外皮・巣盤に産卵。 卵からかえった幼虫は巣の中に潜り込み、 巣盤を食べて成長していきます。 駆除した巣からギンモンシマメイガの幼虫が見つかることもしばしばで、そのような巣は内側の 巣盤がボロボロになっていることがほとんどです。 スズメバチの巣を拡大させず、ひとつの巣にいる個体数を増やさないような役割も担っています。 アブ 一見するとスズメバチと似ているアブですが、実はスズメバチの天敵にもなりうる昆虫です。 「ハチかと思ったらアブだった…!」なんて経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。 なかでも次の三種類がスズメバチの天敵として有名です。 ムシヒキアブ 飛行能力・動体視力に優れているアブ。 飛んでいるスズメバチを背後から襲う。 シオヤアブ スズメバチとほぼ同じ位の体長をもつアブ。 ムシヒキアブと同様に背後からスズメバチを襲い、口を突き刺して体液を吸う。 ベッコウハナアブ 全身に橙色の毛が生えたアブ。 スズメバチの巣に卵を産み付け、卵からかえった幼虫は、死んだスズメバチの幼虫やさなぎを食べる。 ちなみにベッコウハナアブは、秋頃になると 生きた幼虫やさなぎも食べ始めます。 番外編:クモ 昆虫ではありませんが、 クモもスズメバチの天敵となる虫です。 クモは、あらゆる昆虫を クモの巣で捕獲してエサとしています。 スズメバチの飛行スピードをもってすれば、作りかけのクモの巣などを通り抜けるのはカンタンです。 しかし 強力な粘性をもつクモの巣だった場合は、そのまま巣に捕まって捕食されてしまいます。 一方で、 クモの巣にかかっていた獲物をスズメバチが横取りしてしまうことも…! エサを争うという点でも、スズメバチとクモはライバル関係にあるんですね。 スズメバチ同士が天敵になることも!? スズメバチの天敵は、動物や昆虫だけではありません。 同じ種であるスズメバチが天敵になるケースがあるんです。 たとえば 「世界最強の捕食者」とされるオオスズメバチは、8月中旬から11月上旬頃に集団でキイロスズメバチの巣を襲撃。 数日かけて働きバチを全滅させ、中にいる幼虫やさなぎをエサとして持ち帰ります。 また、 チャイロスズメバチは他のスズメバチの巣を乗っ取って生存するスズメバチです。 巣作りの時期になると、キイロスズメバチやモンスズメバチの女王蜂を殺し、もともといる働きバチに巣を作らせたり、自分たちの働きバチを育てさせたりします。 このように、 スズメバチ同士が天敵の関係になることも珍しくはないんです。 もし今巣が作られている場合は、放置するとさらに危険なハチが寄ってきてしまうかもしれません。 巣を見つけたら放置せず、 巣が崩壊…スズメバチの天敵【寄生虫編】 スズメバチの天敵について、最後は寄生虫の紹介です!• ネジレバネ ネジレバネとはスズメバチに寄生する寄生虫の一種です。 オス・メスともにスズメバチに寄生しますが、オスは羽化するとすぐにスズメバチの体を離れます。 一方メスは羽化することなく、幼虫の姿のまま スズメバチの体内に寄生し続けるんです。 ネジレバネに寄生されたスズメバチは巣にこもって働かなくなります。 ネジレバネに寄生された働きバチが多くなると、 巣作りやエサ集めが行われず、巣の機能を果たせずに滅びてしまうんですね。 ただ、ネジレバネは他の動物や昆虫とは異なり、スズメバチを食べて殺すことはしません。 しかしネジレバネの場合,寄主から栄養を奪って成長するがそれを殺すことは基本的になく,本来の意味の寄生者である. むしろメスが寄生すると寄主を延命させることさえある. 引用: あくまで、 スズメバチの体に居候してコントロールすることにとどまります。 カギバラバチ カギバラバチとはスズメバチに寄生するハチです。 他の寄生虫と異なり、 自らスズメバチの体内に潜り込むことはありません。 カギバラバチの成虫は、葉っぱに卵を産み付けます。 その葉っぱを 蝶や蛾の青虫がエサとして体内に取り込み、その青虫をスズメバチがエサとして幼虫に与えることで、やっと寄生が始まるんです。 スズメバチの幼虫の体内では、体液をエサとして急激に成長します。 成長したカギバラバチは、やがて スズメバチの幼虫の体を食い破って外へ。 その後、巣の中にいるすべての幼虫を食べ尽くして成虫になり、巣を飛び立ちます。 寄生に成功するカギバラバチの数は限られますが、 一度寄生すれば巣を滅ぼしてしまう強力な寄生虫なんです。 スズメバチタマセンチュウ 「センチュウ」とは線形動物の総称で、動物や植物に寄生する無色透明の生き物です。 なかでも スズメバチタマセンチュウは、越冬中のメスのスズメバチ(女王蜂)に寄生します。 スズメバチタマセンチュウに寄生されたスズメバチは、卵巣が成長しなくなり卵を産めなくなってしまうんです。 スズメバチを不妊化させて繁殖そのものをストップさせるため、ある意味もっとも強力と言える天敵かもしれません…! スズメバチの天敵は駆除に使えないの? さて、ここまではスズメバチの天敵の一部を紹介してきました。 スズメバチを食べてしまう動物、スズメバチをコントロールする寄生虫などなど、 うまく利用すればスズメバチ被害を抑えられそうな気もしますよね。 スズメバチの天敵はたしかにスズメバチの脅威となる存在ではありますが、 私たちが個人で利用して駆除や対策を行うことは難しいでしょう。 個人が生き物をコントロールするのは難しい ここまで紹介してきたスズメバチの天敵は、「自然界においての天敵」。 そのため、自然界で生きている動物や昆虫を人為的にコントロールするのは困難なんです。 また、クマやハチクマなどの動物を 一般家庭で飼育するのは難しく、野生生物を個人で捕らえることは禁止されています。 自分で行うのが難しく、成功率の低い「天敵を使った駆除」を行うよりは、 自分でできる身近な対策を行った方が効果的かもしれませんね。 ただ実は、寄生虫を利用できないか?といった研究は行われているようです…! 寄生虫の研究は進行中 森林総合研究所では、 スズメバチタマセンチュウを利用してスズメバチの刺傷被害を減らせる可能性があるとして研究が行われました。 オオスズメバチは世界最大のスズメバチで、毒性や攻撃性がきわめて強い危険生物です。 また、キイロスズメバチも非常に大きな巣を作り攻撃性も強いため、毎年多くの刺傷事故をもたらしています。 スズメバチタマセンチュウは、これら攻撃性の強い種を含めた3種のスズメバチに寄生することがわかりました。 引用: スズメバチタマセンチュウは、スズメバチのなかでも攻撃性の強い オオスズメバチ・キイロスズメバチに寄生することが確認されたのだとか。 人間の力で生態系をコントロールするのはなかなか難しい面がありますが、 対策の一種として利用できる日も近いかもしれません。 スズメバチから効果的に身を守るために ここまでお読みいただき、 「スズメバチの天敵を使って対策できないのか…」と少しガッカリしてしまった方もいらっしゃるかもしれません。 しかしスズメバチの天敵を利用できなくとも、私たちが スズメバチから身を守るためにできることはたくさんあります。 スズメバチに刺されない方法 スズメバチに刺されないために私たちができることは、大きく次の3つです。 巣に近づかない• ニオイの強いアイテム(香水など)を使わない• 黒い服を避ける スズメバチは、 巣の安全を脅かす相手に対して攻撃を仕掛けます。 スズメバチに刺されないためには、とにかく巣に近づかず、刺激しないことが重要です。 また、スズメバチは 強いニオイや黒い服にも反応を示します。 登山やハイキングなど自然の多い場所に行く際は、身につけるものにとくに注意してくださいね。 万が一近くでスズメバチを見かけたら、 決して騒いだり手で追い払ったりせず、静かにゆっくりとしゃがんでその場を離れましょう。 スズメバチを寄せ付けない方法 スズメバチに刺されない対策をしたとはいえ、 家の周りにスズメバチが寄ってくるような状況であれば、刺されるリスクは格段に上がってしまいます。 もしスズメバチがあなたの家の周りをウロウロしているのであれば、それは 「近くに巣が作られている」もしくは 「巣を作ろうとしている」ところかもしれません。 すでに巣が作られている状況であれば駆除が必要ですが、巣が見当たらない場合は、早めに対策することで スズメバチを追い払える可能性があります。 スズメバチを寄せ付けない方法として、次のことを試してみてください。 木酢液・ハッカ油・殺虫剤などを家の周りに吹きかけておく• 甘いものや食べ残し、生ゴミを家の周りに放置しない スズメバチは 木酢液やハッカ油などの刺激臭を嫌がります。 木酢液とは、木炭を焼くときに出た水蒸気・煙を冷やして液体にしたもの。 殺菌力が高く、鼻がツンとするようなにおいが特徴的です。 また、ハッカ油とは「ハッカソウ」を乾燥させて抽出した植物油のこと。 スースーしたミントのにおいで、 防虫・除菌効果があるとされています。 これらをスズメバチの巣ができそうな場所(軒下やベランダなど)にあらかじめ吹きかけておくことで、 スズメバチを寄せ付けない効果が期待できるんです。 すぐに用意できない場合は、 殺虫剤を吹きかけておくだけでも効果があります。 ただ、 植物に悪影響をもたらす可能性があるので、ガーデニングなどをされている方はご注意ください。 また、スズメバチは甘いニオイや食べ物の残りカスのニオイにつられてやってくることも。 ベランダにゴミ袋を置いているご家庭は、 フタ付きのゴミ箱を用意するなどの対策を行いましょう。 まとめ 最後までお読みいただきありがとうございます! スズメバチの天敵は、 動物・昆虫・寄生虫など、意外にもたくさんいることがおわかりいただけたのではないでしょうか。 しかし スズメバチの天敵を使った対策は、現実的に考えて難しいものです…。 スズメバチから身を守るためには、次のポイントを意識してみましょう。 巣に近づかないこと• 衣服や身につけるアイテムに注意すること• 巣を作らせないよう予防すること 人の命を脅かすほどの危険性をもつハチですので、攻撃的になる夏の時期はとくに注意してくださいね。 また、家の近くに巣が作られている場合は、 刺される被害が出る前に対処することが重要です。 巣が作られてしまって心配な方は、 スズメバチの習性を知り尽くした駆除の専門家が、それぞれの状況に合わせて徹底的に対策いたします! 以上、みんなのハチ駆除屋さんの日向でした。 あなたのスズメバチに関するお悩みがスッキリ解決されたら幸いです。

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黄色の爆撃機~オオスズメバチやキイロスズメバチの生態と予防策を紹介

スズメバチ ネジレバネ

ハチマガイスカシバを見てから、約3週間後の2013年8月17日に、自宅北側のベランダに廃棄しようとして放置したサクラ材の穴に、20mmくらいのハチが産卵に来ているのを偶然見つけた。 調べてみると、これがオオフタオビドロバチだった。 写真2 実は、これはサクラ材にドリルで穴をあけて、ペン立てとして何年も使用していいたものである。 これを立てておいたので、穴は上向きである。 オオフタオビドロバチは次の日も来て、6個の穴を泥で全部埋めてしまった。 見る事は出来なかったのだが、この中には蛾の幼虫を捕まえて来て入れて産卵もしているはずである。 この事は、昨年に記事として載せたの。 この時、昆虫写真家の新開孝さんから、「垂直の穴に産卵するとは驚きです。 産卵中に雨が降ってきたらどうするのだろう。 ドロバチは、乾燥を好むのだが。 」と、コメントをいただいた。 そうですね、横積みにした竹などに産卵するものと思っていました。 これは、このまま穴は上向きで、今年まで放置しておいた。 ひと冬越したサクラ材は、雨は当たるし、穴に埋められた泥もボロボロになるし、泥に小さな穴が開いたのもあり、たぶんオオフタオビドロバチが出てくるのは無理なのではと思っていた。 いつ成虫が出てくるのかもわからなかったのだが、万が一を考え、5月初旬にそのまま昆虫飼育ケースに入れて毎朝見る事にした。 2014年6月15日の昼頃、何気なく容器を覗くとハチがいた。 ついに出てきた。 なんとこんな状態でも、中で無事育っていたのだ。 まずは証拠写真をと、汚れたケースの外から無理やり撮影する。 写真3 そして、逃げられないように、なんとかプラスチックシャーレに移して撮影した。 写真4 この経過を、その日のに載せた。 ベランダでシャーレのふたを開けると、オオフタオビドロバチは歩きまわってシャーレから出て、エアコンの室外機に乗り、やがて元気よく上空へと飛び立っていった。 実は、この時、飼育ケースの隅に死んだオオフタオビドロバチがいた。 多分一番最初に出てきたのだが、気がつかないで死んでしまったものと思われる。 ここ数日忙しくて見ていない日があった時である。 次の日早朝に飼育ケースを見ると、2頭出ていたが、これは撮影もしないで放してしまった。 冬を越した上向きのままの巣から無事にオオフタオビドロバチが出てきた事を、メールで新開さんに報告した。 そして、「写真を見るとスズバチネジレバネが寄生している。 すでに放してしまったのですか」と、返信をもらった。 その指摘にびっくりしたが、もう手遅れで放してしまった後である。 ・ オオフタオビドロバチは寄生される事がある。 ・ ネジレバネと言う、寄生する昆虫がいる。 ・ 写真4で、尻のあたりが不自然な出っ張りがある。 以上の3点は、わかってはいたのだが知識が伴っておらず、それぞれが結びつかなかった。 もし寄生されれば、チョウなどへの寄生と同じで、幼虫か蛹で死んでしまうとばかり思っていた。 寄生された成虫を飼育していると10日ほどでオスのスズバチネジレバネが出てくるらしい。 なんでも、ネジレバネと言うのは大変驚異に満ちた生態で、まだまだわからない事が多いようだ。 今更ながら、「この尻の異常に気がついて調べていたら」と考えても、もう遅い。 死んでいた最初のハチは寄生されていなかった。 3番目と4番目のハチは寄生の確認をしていない。 穴はあと2個あるので、2匹出てくるかもしれない。 それで確認しようと思った。 6月18日朝、5匹目のオオフタオビドロバチが出ていた。 これは、やはりスズバチネジレバネのオスと思われる蛹が付いている。 砂糖水を薄く溶かしたものを与えてシャーレ内で飼育する。 ドロバチが死んでしまうとネジレバネも羽化しないようなので、毎日様子を見る事にする。 写真5 翌6月19日朝、6匹目のオオフタオビドロバチが出ていた。 今度もオスのスズバチネジレバネが寄生している。 これも、別のシャーレで同じように飼育する。 多分穴は6個なので、これで終わりだろうと思った。 2匹いれば、どちらかは10日間生きて、スズバチネジレバネも出てくるのではないかと思う。 ところが6月20日に7匹目、6月21日に8匹目が出てきたが、寄生されていなかった。 一つの穴から複数出てきたのだ。 さらに、6月24日に9匹目が出てきたが、今までのと比べて大変弱々しい。 良く見ると、寄生しているのが3匹いた。 これは望み薄かもしれない。 そもそも、ネジレバネと言うのが良くわからなかったので調べてみると、これが想像できないくらい驚きの生態である。 まだわからない事が多いようなので、概要を簡単に書く事にする。 ネジレバネ目とは、撚翅目(ねんしもく)と書き、世界で数百種いる。 いろいろな昆虫類に寄生するが、スズメバチ類に寄生するスズメバチネジレバネが知られている。 ドロバチ類に寄生するのが、このスズバチネジレバネである。 オスは、羽化すると数時間の命だが、その間に飛び回ってドロバチの体内にいるメスを探して交尾する。 メスは、ウジ虫状で一生宿主の体内で過ごす。 メスは、数千ともいわれる卵を体内で孵化する。 一齢幼虫はメスの体外に次々と出て、奇跡的に別のドロバチのメスに取りつけたら産卵場所へ運ばれる。 ドロバチの幼虫に寄生する。 いろいろな文献からの受け売りなので、解釈が違っているところがあるかもしれないが、こんな驚きの生態である。 カマキリモドキやヒメツチハンミョウの生態を知ってびっくりしたが、それ以上だと思う。 8.1 仮に10日で羽化するとすれば、最初にスズバチネジレバネオスが見られるのは、6月28日頃かと思っていた。 しかし、8日目の6月26日7時に羽化しているのを見つけた。 でも、初めて見たのはこんな残念な姿であった。 写真6 右の翅が、薄めた砂糖水やオオフタオビドロバチの排せつ物などの汚れに張り付いて動けない状態であった。 でも、生きているのでまだ羽化直後だと思う。 容器内は時々清掃していたのだが、まだ出て来ないと安心していたのが失敗だった。 針で翅をはがして再度撮影した。 写真7 全長約3.5mm、左触角と右翅が破損しているが、動いている。 眼に特徴があり、前翅は退化して平均棍となっている。 11:00にはかすかに動いていたが、午後は動かなくなった。 8.2 2番目のスズバチネジレバネの羽化ではきれいな形で撮ろうと、シャーレ内を清掃しておいた。 ところが翌日は羽化しなかった。 更に翌々日の6月28日朝も出ていなかった。 しかし、15時40分に何気なくシャーレを覗くとスズバチネジレバネが羽化しているではないか。 元気よくビュンビュンと飛び回っている。 なかなかじっとしていないが、一時的にとまったので写真を撮る。 翅も比較的きれいに撮れた。 写真8 シャーレ内は2日前に台紙を換えたのだが、汚れが出て来てしまっている。 飛び回るうちに、またしても汚れに張り付いてしまった。 こうなるとぐるぐると回ったり、逆さまになったり、挙句はシャーレの壁面に足と翅がついて動けなくなってしまった。 翅がきれいなのは、写真8だけだった。 もう少しきちんと撮りたかったのだが。 18:40 動きが少なくなる。 そして夜には死んでしまっていた。 8.3 9番目オオフタオビドロバチには、3匹寄生しているので、ぜひこれは羽化の様子が見たい。 ところが、6月29日にはオオフタオビドロバチはかなり弱ってきて、6月30日には死んでしまった。 宿主が死んでしまうと羽化できないと聞いたが、あと数日なので、しかも蛹の状態なので羽化できるかもしれない。 台紙を換えてきれいにして、しばらくこのまま様子を見ることにした。 7月2日 6:50 3番目のスズバチネジレバネが羽化していた。 やはり、3日前に宿主は死んでしまったが、羽化出来たのだ。 でも、またもや、羽化する瞬間は見られなかった。 しかも、自分の体液だろうか、台紙が汚れて左翅が張り付いてしまっていた。 写真9 3番目も翅が縮れてしまい、きれいな写真が撮れなかった。 羽化すると数時間の命なので、急いでメス探しに飛び立つので、この時翅はかよわい状態なのだろうか。 あと残されたチャンスは2回である。 8.4 4番目のスズバチネジレバネは、3番目と同じ日の14:55に、元気よくビュンビュンと飛び回っているのを見つけた。 やはり、早朝とは限らず、午後も羽化するのだ。 これは動画に撮った。 そして、少し動きが静かになった15:08に、触角もそろって翅の支脈も見える、写真10を撮影できた。 写真10 15:30に、だんだんグルグルと回るようになり、17:00にはほとんど動かなくなってしまった。 8.5 5番目のスズバチネジレバネは、7月3日 6:30に見たら羽化していた。 ビュンビュンと飛びまわっていたが、しばらくするとおとなしくなった。 そこで、最後となるので慎重に撮影した。 写真11 写真12 写真13 写真14 背中側と、腹側と、薄膜のような翅も撮影できた。 そして宿主のオオフタオビドロバチとの大きさの比較、羽化後の蛹の頭部分の割れたところなども撮影できた。 オオフタオビドロバチにしろ、スズバチネジレバネにしろ羽化の瞬間に立ち会えなかったのは残念だが、様子がわからずそれは仕方がない。 予測して、もう少し早朝に起きて見ていればよかったのかもしれないが。 不思議に思ったのは、スズバチネジレバネはすべてオスだった事である。 メスがいれば交尾も見られたのだろうか? その後、リョウブの花などを見ていると、オオフタオビドロバチが訪れているのを見る事がある。 あまり、ハチに興味を持たなかったのだが、これからは寄生されていないか写真に撮りたくなってきそうだ。 今回、失敗や撮影の不備などたくさんあるが、それでも数週間自宅にいてわくわくしながら観察する事が出来た。 フィールドでスズバチネジレバネのオスを見たり採集するのは不可能に近いと言う事である。 今まで、ほとんど飼育をした事がないのだが、場合によっては飼育下でないと観察できない事を知った。 また、ネジレバネの存在を多少知る事が出来たのも収穫である。 参考に、観察記録を表にまとめてみた。 これも、寄生している事を教えて頂いたからで、改めて新開孝さんに感謝いたします。

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ペニスでメスの首刺すネジレバネ、壮絶な繁殖行動

スズメバチ ネジレバネ

[画像のクリックで拡大表示] ある種の動物にとって、セックスは愛というより戦闘行為であるようだ。 ミミズ、クモ、カタツムリ、ナンキンムシなど多くの動物では、オスがメスの体にペニスを突き刺し、体内に直接精子を注入する「外傷性受精(traumatic insemination)」を行うことが知られている。 (参考記事:) 今回、同じ方法を行う動物が新たに1種加わったことが、科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』で発表された。 ネジレバネ亜目の寄生昆虫 Stylops ovinae だ。 (参考記事:) ドイツ、フリードリヒ・シラー大学イェーナのハンス・ポール氏らは、高解像度顕微鏡をはじめとする高度な画像技術を駆使して、ネジレバネの性生活を初めて詳細に調べた。 母の長きにわたる苦しみ ネジレバネ目の昆虫の多くは、オスとメスでは全く異なる生活を送っている。 オスは短命で、羽化後は数時間しか生きられず、その間にメスを探して飛び回る。 一方、メスはハチなどに寄生している。 その小さな体の大部分は宿主の腹部の中に埋もれていて、頭部だけが外に出ている。 自力で移動する必要がないため、メスには翅も目も触角も脚も生殖器もない。 (参考記事:) そのためオスは、宿主の腹にしがみつき、メスの首にフック状のペニスを突き刺して精子を注入する。 メスの体内では卵巣が崩壊しており、昆虫の血液に相当する血リンパ中にある卵を受精させるのだ。 ネジレバネの子育ても同じように恐ろしい。 論文によれば、受精してから数週間後、幼虫は母親を生きたまま食べ、その体内から脱出するという。 科学者たちはこれまで、ネジレバネのメスは頭部にある「育溝」と呼ばれる器官を介してオスと交尾すると考えていた。 (参考記事:) けれどもポール氏らは、メスの首のあたりに、オスが精子を注入するための陥入部(受精ポケット)があるのを発見した。 このポケットは、外傷性受精を行うにあたり、メスが負傷する危険性を小さくしているようだ。 英シェフィールド大学のマイケル・シヴァ=ジョシー氏は今回の研究を、「外傷性受精に関する新しい証拠をもたらす、実にエレガントで巧妙な研究です」と評価する。 なお、彼はこの研究には関与していない。 異常に長い「行為」 ネジレバネがひねくれているのは羽根だけではない。 性生活もかなり独特で、カップルは異常に長い時間をかける。 研究チームが227例を観察したところ、その時間は2秒間から30分以上までばらつきがあったが、平均すると約8分で、昆虫としてはかなり長かった。 これはおそらくオスの都合だ。 時間が長くなれば、メスがほかのオスの精子を受け入れる可能性を減らせるからである。 (参考記事:) 実際、オスはメスがすでにほかのオスから精子を注入されたかが分かるようだ。 「オスが同じメスと2回目に接するときには、その時間は1回目に比べてかなり短くなります。 すでにほかのオスから注入されたメスを相手にするときには、さらに短いのです」とポール氏。 (参考記事:) オス・メス両方に有利な可能性も 外傷性受精という方法は何百万年も前からあり、さまざまな系統の動物で何度も進化してきている。 ポール氏は、すべてのネジレバネが外傷性受精を行っていると考えている。 外傷性受精が、種の生き残りにどのように役に立っているのかはまだ厳密には分かっていない。 シヴァ=ジョシー氏は、「オスにとっては、メス(の卵)に接近しやすいという恩恵があるかもしれません」と推測する。 「外傷性受精は、しばしばメスに負傷と感染症という負担を強いるものですが、いくつかの研究によれば恩恵もあるようです。 例えば、ナンキンムシでは、オスはメスの産卵能力を高める成分を送り込んでいます」(参考記事:) 文=Mary Bates/訳=三枝小夜子.

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