朝比奈桃子 母。 37.5℃の涙

37.5℃の涙(8)

朝比奈桃子 母

「ふぁぁぁぁ~~~~…………」 お布団で体を半分だけ起こして、大あくびです。 今日は予定が無いからって、こんなにお寝坊さんしてたらお母さんに怒られちゃいます。 早起きは三分の得と言いますからね。 ……あれ? 三金の得だっけ? あやや。 「うにゅぅ~~…………」 パジャマの袖で目をこしこし。 瞼が閉まっちゃいそうな目と一緒に頭も冴えてきました。 ベッドから降りてカーテンを開けると、とっても明るいお日様が飛び込んできました。 ぽかぽかお天気です。 ベランダに小鳥さんもいました。 「小鳥さん、おはようございます」 ぺこりとお辞儀すると、小鳥さんも鳴いてくれます。 えへへ。 いけない。 この時間だと、お父さんもお母さんももう朝ごはん食べちゃったかも。 ごはんが冷めちゃってたらどうしよう~。 「お店の方に先輩が来てるわよー」 「あや?」 先輩? ……今日は、特に何もない日です。 にゅーろんで練習があるっていうお話は聞いてないけど……。 (……あ! わかりました! きっと先輩達が、サプライズでわたしを驚かせに来たんですね!) お店の中でかくれんぼして、びっくりするわたしを面白がるつもりなんですね! ふっふっふ。 そうと分かれば怖がることはありません。 この名探偵・桃子。 先輩達にいつまでも驚かされる女の子じゃないのです。 わたしは確信を持ったまま、あえてお母さんに聞きます。 「先輩って、誰の事ー?」 「新城先輩だってさー」 「あやっ!?」 すっごくびっくりしました。 せ、先輩! おはようございます!」 「お、おう。 おはよう」 急いでパジャマからお洋服に着替えて、急いで顔を洗って、急いでお店に来ると、新城先輩はまだそこにいてくれました。 いっぱい走ってきたので疲れちゃったわたしを見て、先輩は戸惑っています。 「先……輩。 今日はお酒、買いに来た、のですか……? はぁ……はぁ…………」 「息落ち着かせてから喋れって……。 まぁそんなとこ。 今日は 祖父様 じいさま がうちに来て親父と飲んでいくって話だからな」 わたしの実家は酒屋を経営しています。 お家の1階で経営している商店街のお店の一つで、結構老舗のお店なんです。 新城先輩のお父さんはうちのお得意様の一人で、よくお酒をたくさん買ってきてくれます。 先輩のお父さんっていうのも納得できる、とっても良いおじさんでした。 先輩のおじいさんにはまだ会った事はありませんが、きっと優しいおじいさんだと思います。 それで、うちでは先輩のお父さんが来ることが多いそうなのですが(お店にいることが少ないから、お父さんから聞いた話です。 お手伝いするって言ってるのに)、先輩がおつかいで来てくれることもあります。 「すぅー……はぁー……」 深呼吸で息を落ち着かせて、改めて新城先輩に話し掛けました。 「新城先輩。 今日はどのお酒をお探しですか? 私、お手伝いしちゃいますよー!」 「いや、もう袋に詰めてる所」 「あややっ!?」 「八海山とか梵とかの諸々で日本酒12本頼まれてたけど、店長さんのお陰で思ったよか早く詰められそーだ」 「あぅぅ……。 遅かったですか…………」 せっかく新城先輩が来てくれたのに、もうおつかいは終わってしまうそうでした。 お父さんはカウンターで先輩の言う通り、酒瓶を袋に詰めています。 しょんぼりです……。 わたしがもっと早く起きてられたら……。 「あー…………ところで、だけど」 「? どうしました? 先輩」 「朝比奈。 お前寝起きで来たか?」 「あやっ!? な、なんで分かっちゃったんですか!?」 「いや、髪」 「髪? ……あややややややや!」 言われて初めて、髪の毛が起きた時のままだったのに気が付きました。 いつものサイドアップテールじゃなくて下ろしたまま。 梳かしてもいないのでぼさぼさでした。 ……そういえば、お母さんにお店に降りる前に、途中で梳かしていきなさいってブラシを渡されてたような。 「ご、ごめんなさい~! 朝急いでたら、こうなってしまって~!」 「謝られることじゃないけどさ……。 急ぐ用事でもあったのか?」 「あや?」 「なんか店長さんが俺がいるーって呼んでたけど、まさかそれでってわけじゃねぇだろうし」 「はい。 そうですよ?」 「…………」 「?」 口元を抑えて俯いてしまいました。 …………は! わ、笑ってしまう程にぼさぼさになってしまってますか!? 「は、早くブラシ! ブラシをしないと~!」 「つっても桃子。 いつも母さんにしてもらってるから、自分でやったことねぇだろ?」 「……そうなんですか?」 「お、お父さん~!」 ……ちょこっと涙声でお父さんに怒りますけど、実際そうでした。 自分だと上手く梳かすことが出来なくて、ぼさぼさが直らないままだったり、直すのにすごく時間がかかっちゃったりします。 いつもならお母さんに直してもらうのですが、今日は急いでいたのでそんな暇もありませんでした。 渡されたブラシで梳かそうと頑張りますけど、中々髪はブラシの歯を通してくれません。 「あややぁ~……。 か、絡まっちゃいます~……」 「焦んなくても、兄ちゃんは逃げねぇぞ」 「そ、そういう問題じゃなくてぇ~……」 「…………はぁ。 朝比奈」 「は、はい!」 「ブラシ貸せ。 この前にゅーろんのみんなでその腕前を確かめるって言ってやってもらったことがあるのですが、あんまりにも上手くて優しかったので、驚いちゃいました。 なんでも、幼馴染の上条先輩の髪の毛を昔よく弄ってたことがあって、今でもたまに先輩のお母さんのブラッシングをすることがあるそうです(いつもは先輩のお父さんのお仕事だそうです)。 みんなでしてもらった時は久しぶりだったって言ってましたけど、全然そう思えないくらいの腕前でした。 お店のベンチに座って、優しく丁寧にわたしの髪の毛を梳かしてくれます。 お膝に乗るとき「俺が座るよう言ったのは隣なんだけど……」って言ってましたけど、顔を合わせたら「……なんでもない」って梳かし始めてくれました。 ご迷惑だったでしょうか? でも、先輩のお膝はなんだか安心しちゃうので、好きなんです。 「先輩。 枝毛とかないですか?」 「ないことはないけど、まぁ寝起きならこんなもんだろ。 跳ねてるのも少ない方だし。 先輩はいきなりブラシじゃなくて、手櫛や頭皮マッサージから最初にしてくれます。 ちょっとくすぐったいですけど、終わった後はすっきりした気分になるのです。 「やっぱり、先輩はお上手ですね」 「そうか?」 「はい。 わたしがやろうとするといつもぷちぷちって髪の毛が抜けちゃって痛かったりするんですけど、先輩がしてくれるとそういうの全然ないんですよ」 「こういうの、力任せにやるとよくないからなぁ。 上手く察知できるようになるまで結構かかったもんだよ」 「そうなんですか~。 先輩は、こうしてブラッシングするの、疲れちゃったりしませんか?」 「いんや。 こうやって髪弄ってんのも好きな方だし、お前の髪も手触りいいしな。 俺としても楽しませてもらってるよ」 「あやや……。 なんだか照れちゃいますね」 引っ掛かりそうになったら一度ブラシを外して髪先の方に移す。 それがコツだとは聞きましたけど、わたしにはよく分からないです。 先輩は一房一房、一本一本大事そうに梳かしてくれます。 ゆっくりと時間をかけて、傷つけないように優しくしてくれるんです。 それがぽかぽかとあったかくて、気持ちいいのです。 まるでお日様の中、お花畑で眠ってるみたいで……。 なんだか……。 だん、だんと……。 眠た、く……。 ……………………。 …………。 「……おーい朝比奈ー?」 「くぅ……」 「朝比奈ー? 朝比奈さーん? 終わりましたよー?」 ぺちぺち。 「すぅ……すぅ……」 「…………寝てるし」 「むにゃむにゃ……」 「はぁ……。 見吉 みよし じゃないんだから、ものの数秒で寝に入るんじゃねーよ」 「うにゅぅ~……。 しんじょうせんぱぁい……」 「寝言で俺が出てくるのも一緒だし……。 ま、わざわざ寝てんのを起こすのもあれだしな。 店長さーん。 朝比奈ここに寝かしときますよー?」 「ああ、悪ぃな。 酒瓶は詰めたから、もう持っていけるぜ」 「よっと……。 すみませんね。 娘さん、ああいう子だからついつい甘やかしちゃって。 こういうのは親のやることでしょうに」 「気にすんなよ。 俺としてもお前達を見てると、なんつーんだ? 和やかな気分になるんだよ。 まるで本物の兄妹みたいでな」 「あいつが妹だったらもっと甘やかすでしょうね。 じゃ、お代はこれで」 「おう。 じゃあ釣りはこれだな」 「はーいっと。 じゃ、朝比奈。 またなー」 「は!!」 「うおぅ!!」 飛び起きました。 い、今寝ちゃってましたか!? 「あやや! ご、ごめんなさい~! せっかく先輩がブラッシングしてくれてたのに、わたしったらつい~!」 「いや、眠たくなるほど気持ち良かったんなら、こっちとしても嬉しいけどさ……」 「あ! せ、先輩! もうお帰りですか!?」 「あ? ああ。 そこまで急ぎでもないけど」 「良かったら、わたしにも持たせてください! ブラッシングのお礼です!」 「女の子に荷物持ちなんざさせられません」 「そんなぁ~。 わたし、こう見えても力持」 くぅ~~~~ 「ちなんで、す、よ……」 「……………………」 わたしのお腹からの音でした。 「暇だなぁー……」 あたしの実家は蕎麦屋を経営している。 そんなに大きくはなくて従業員も多くはないお店だけど、商店街のみんなが足繁く通ってくれるのもあってそれなりに繁盛している。 モモとの予定がなかったりラクロス部の部活動がなかったりで暇な時、お店が大変で人手が足りない時にあたしもお手伝いとして働いている。 今日は前者なので、お店の制服を着てテーブルを拭いてる所なんだけど……。 「モモも今日は部活ないって言ってたし、どーせだったらどこかに遊びに行けばよかったかも」 いや、今からでも誘いに行けばいいかな? でもどこかってどこに? ファンシーショップでシール探し? ゲームセンターで太鼓の達人? それともどっちかの家で遊ぶかな? うーん。 そう言えば、新城先輩の家ってどうなってるんだろ? この前モモとその話になったけど、先輩の家庭環境ってなんだかものすごいことになってるって聞いてるんだよね~。 「先輩自身もものすごい人だから、正直納得しちゃうんだけど」 ね、と言ったところで。 お店の入り口が開いた。 ガラガラ、と引き戸特有の音を立てて、お客さんが入ってくる。 「あ、いらっしゃいませ~! ……って」 「ユズちゃん! 来たよ~!」 「おーっす葉月」 「モモ! それに先輩!」 にこにこ笑顔のモモと、重そうな袋を提げた新城先輩だった。 は、恥ずかしいですよぉ~……」 早速二人を席へと案内した。 メニューを開きながら何を頼もうかと悩むモモと、モモのお店で起こったさっきまでのことを話してくれる新城先輩と、それをテーブル脇で立って聞いているあたし。 あたしがお暇している時にそんなことになっていたとは。 我が幼馴染ながら、なんて可愛らしい生き物なのか。 「でも、良かったんですか?」 「ん? 何が?」 「いえ、来てくれるのはあたしとしても嬉しいんですけど。 先輩のおじいさんが来るっていうなら、早めに帰らなきゃいけないんじゃないんですか?」 「ああそのことか。 心配すんな。 祖父様が来るのは夜だし、多少遅刻したって怒る人でもねぇよ」 「へぇ~。 なんていうか、良いおじいさんなんですね」 「あれはただの爺馬鹿ってやつだと思うけどな……」 「先輩のおじいさんなら、良い人に決まってますよ~」 「その判断基準はどうなんだ?」 モモはお気楽っぽくそう言うけれど、あたしもそうに違いないと思う。 先輩がおじいさんの事を話す言葉に悪感情は感じられないし。 何より、あの新城先輩のおじいさんだから。 「それで、モモはメニュー決まった?」 「あ! そ、そうだったよ~。 えーっとえーっと……あやや。 き、決められないですぅ~」 「あはは。 これもまたモモらしいや。 じゃ、あたしが良さそうなのを」 「え? ユズちゃんが決めてくれるの?」 「うーんそうだな~……。 モモなら、きつね蕎麦とか?」 「きつね蕎麦……それ、いいかも~! それにするね?」 「はい。 きつね蕎麦おひとつー」 「うし。 じゃあ俺は」 「先輩は、イモ天蕎麦に、トッピングで海老天ととり天、ですよね?」 「わわっ!」 「……葉月」 「はい?」 「わかってんじゃん」 「ふふーん」 親指を立てて口角を上げる先輩に、あたしも親指を立てて応える。 ちょっとした以心伝心。 なんだか誇らしい。 「すごいすごい! ユズちゃんって、エスパーさん?」 「まぁ、新城先輩はいつもので通じるくらい頼むメニューだからね。 あたしも自然と覚えちゃったっていうか」 「他のメニューも良いとは思うんだが、やっぱ天ぷらに還るんだよなー。 汁に浸して食うのがいいんだよ」 「それじゃあ、そのお二つで! お父さーん! 注文いいー?」 「出来てるから持ってきなー」 「「はやっ!!」」 先輩と同時ツッコミ。 調理室からオーダーを取る従業員に品物を受け渡しする場所(受け渡し口という)を見ると、確かにそこには二人が頼んだ蕎麦が二つ。 あたしまだ注文取ってきてなかったんだけど! メモしたのが終わった瞬間だったんだけど! 「いやいや! なんでもう出来てるの!?」 「ふっふっふ。 二人の注文する蕎麦を読めるのが、お前だけだと思うなよ?」 「あやや~。 エスパーさんは、ユズちゃんだけじゃなかったのですね~」 「しかも作りたてだし! 二人がいつ注文するかまで読んでたの!?」 「ああ。 お前の分も作ったから、二人と一緒に食べておいで。 肉蕎麦で良かっただろう?」 「娘の分も既に読心済みだとぉ!?」 「あ、それなら生卵乗せて月見にしていい?」 「ちょっと外してた!」 そうして三人分のそばを持って、二人の席へと戻って行った。 「お待たせしましたーってあたしも食べることになりましたけどね」 「ううん。 全然待ってないよ~」 「ほんとにだよ……」 それぞれ配っていく。 モモにはきつね蕎麦。 「……なんか、俺だけ盛り盛りなんだけど」 「そこまではいりませんでしたか?」 「いや、嬉しいけどさ……。 客に無断で金額増やすようなことしていいのか?」 「あ、お代は結構だそうです」 「あやっ!?」 「マジで!?」 「いつもあたしがお世話になってるからって、お父さんが」 「うわぁ……至れり尽くせりじゃん……」 「あやや。 お得しちゃいました」 「それじゃあ、食べましょうか」 「お、おう」 「は~い。 それじゃ」 「「「いただきます」」」 手を合わせて食事の挨拶。 示し合わせたわけでもないけど、三人で割り箸を一緒に割って(モモだけ上手く割れなかった)、一緒に蕎麦を啜った。 美味しい。 「……そういえば」 「ん?」 「新城先輩って、上条先輩と幼馴染だって聞いたんですけど」 「それあいつには言ってやるなよ。 自分のミスでバレたこと結構気にしてるから」 「あ、はいわかりました。 それで、聞いてみたいことがあったんですよ」 「聞いてみたいこと?」 「お二人って、小さい頃はどんな風だったんですか?」 「あ、それわたしも聞いてみたいです~」 「んー……。 まぁいいけど、またどうしてだ?」 どうして、かぁ。 まぁ興味本位というか、なんで上条先輩がそれを一年間隠してたのかっていうのもあるんだけど……。 「強いて言うなら、あたしとモモも幼馴染だから、でしょうか?」 「ふーん」 汁に浸した海老天を食べながら言う先輩。 あたしとモモは、家が隣同士なのもあって、幼稚園の頃から一緒だ。 モモはあたしの後ろについて回っていて、あたしもなんだか危なっかしいモモを放っておけなくて、それがずっと続いてたって感じで。 だから、先輩達はどんな風なのかなって。 「そーだなー……。 ガキの頃っていうと、いっつもあいつにゃ叱られてばかりだったな」 「叱られて……。 先輩、何をしてたんですか?」 「いんや。 俺からは特に何も。 ただ……俺ってやつは昔からこうで、当時から同年代の中じゃ喧嘩も強かったから、近所の悪ガキが悪さしてんのをのしてたんだよ」 「あやや……。 先輩は、昔からそういう人だったんですね~」 「つっても、負けはせずとも無傷ってわけにはいかなくてな。 怪我だらけで帰ってきたのを親はよくやったって褒めてくるんだが、上条のやつはいっつも怒ってきてたんだよ。 怪我してるところに絆創膏したり、かと思いきやべしべし叩いたり」 「あはは……。 治したいのか悪化させたいのかわかりませんね、それ……」 「でも、それだけ新城先輩のことが心配だったんだと思います。 わたしも、先輩が怪我しちゃったら、泣いちゃうかもしれないです……」 「もう心配無用だって。 まぁ無茶すんなってことは言われたんだが、何言われたって懲りようがなかったしなー」 けどまぁ、と。 海老天の尻尾までぼりぼり食べて、先輩は言う。 「ガキの頃はいちいち怒られるのも嫌だったから。 お蔭様で俺自身も怪我しないように立ち回るようにもなったんだよ」 「そうなんですね……」 じゃあ、先輩がどれだけ喧嘩しても怪我をしないようになったのも、元を辿れば上条先輩のお蔭ってことなんだ。 みんなが安心して喧嘩番長である新城先輩を見てられるのも、先輩が無傷で勝つから。 あたし達が安心してられるのも、上条先輩のお蔭ってことになるのかな? 「まぁちょうどノーダメで闘う技術を学んでた頃なんだけどな」 「台無しですよ!」 「あっはー。 それとあれだな。 クラスで俺等みたいに男女の組み合わせは無かったから、男女間の橋渡しをしてるところはあったと思う」 「あ、そうなんですか? あたし達のクラスは、ほんとに男女の垣根なしって時が多かったんですけどね」 「うんうん。 ユズちゃんはクラスの人気者だったもんね」 「へぇ。 ま、確かにそんな感じあるよな」 「や、そんなに大層な物でもないですよ」 「わたしとユズちゃんは共通のお友達が多くて、男の子も女の子も一緒のグループだったんですよ~」 ああ、でも。 「わたしのお家に男の子のお友達を連れてきた時はお父さん、すっごく怖い顔をしてたんですけど。 新城先輩だと全然そんなことないんですよね~」 「「……………………」」 押し黙るあたしと先輩。 「これはきっと、先輩がとっても優しくて、とっても頼りになる先輩だってことが伝わってるからですね!」 「…………ウン。 ソウダナー」 「…………ウン。 ソウダネー」 モモは知らない。 新城先輩が、この商店街のこことは全く別のお店で営業妨害をしていた、ヤのつく人達をこの町から追い払ったことから、商店街では英雄扱いされていることを。 多分きっと、商店街ではモモだけが知らない。 その後モモの眩しい笑顔から若干目を逸らしながら食事を終えると同時に、お客さんのラッシュがやってきて、あまりの多さに二人にも手伝ってもらうことになり。 結局二人が帰ったのは、夕日が沈む頃となった。

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朝比奈桃子 (あさひなももこ)とは【ピクシブ百科事典】

朝比奈桃子 母

「ふぁぁぁぁ~~~~…………」 お布団で体を半分だけ起こして、大あくびです。 今日は予定が無いからって、こんなにお寝坊さんしてたらお母さんに怒られちゃいます。 早起きは三分の得と言いますからね。 ……あれ? 三金の得だっけ? あやや。 「うにゅぅ~~…………」 パジャマの袖で目をこしこし。 瞼が閉まっちゃいそうな目と一緒に頭も冴えてきました。 ベッドから降りてカーテンを開けると、とっても明るいお日様が飛び込んできました。 ぽかぽかお天気です。 ベランダに小鳥さんもいました。 「小鳥さん、おはようございます」 ぺこりとお辞儀すると、小鳥さんも鳴いてくれます。 えへへ。 いけない。 この時間だと、お父さんもお母さんももう朝ごはん食べちゃったかも。 ごはんが冷めちゃってたらどうしよう~。 「お店の方に先輩が来てるわよー」 「あや?」 先輩? ……今日は、特に何もない日です。 にゅーろんで練習があるっていうお話は聞いてないけど……。 (……あ! わかりました! きっと先輩達が、サプライズでわたしを驚かせに来たんですね!) お店の中でかくれんぼして、びっくりするわたしを面白がるつもりなんですね! ふっふっふ。 そうと分かれば怖がることはありません。 この名探偵・桃子。 先輩達にいつまでも驚かされる女の子じゃないのです。 わたしは確信を持ったまま、あえてお母さんに聞きます。 「先輩って、誰の事ー?」 「新城先輩だってさー」 「あやっ!?」 すっごくびっくりしました。 せ、先輩! おはようございます!」 「お、おう。 おはよう」 急いでパジャマからお洋服に着替えて、急いで顔を洗って、急いでお店に来ると、新城先輩はまだそこにいてくれました。 いっぱい走ってきたので疲れちゃったわたしを見て、先輩は戸惑っています。 「先……輩。 今日はお酒、買いに来た、のですか……? はぁ……はぁ…………」 「息落ち着かせてから喋れって……。 まぁそんなとこ。 今日は 祖父様 じいさま がうちに来て親父と飲んでいくって話だからな」 わたしの実家は酒屋を経営しています。 お家の1階で経営している商店街のお店の一つで、結構老舗のお店なんです。 新城先輩のお父さんはうちのお得意様の一人で、よくお酒をたくさん買ってきてくれます。 先輩のお父さんっていうのも納得できる、とっても良いおじさんでした。 先輩のおじいさんにはまだ会った事はありませんが、きっと優しいおじいさんだと思います。 それで、うちでは先輩のお父さんが来ることが多いそうなのですが(お店にいることが少ないから、お父さんから聞いた話です。 お手伝いするって言ってるのに)、先輩がおつかいで来てくれることもあります。 「すぅー……はぁー……」 深呼吸で息を落ち着かせて、改めて新城先輩に話し掛けました。 「新城先輩。 今日はどのお酒をお探しですか? 私、お手伝いしちゃいますよー!」 「いや、もう袋に詰めてる所」 「あややっ!?」 「八海山とか梵とかの諸々で日本酒12本頼まれてたけど、店長さんのお陰で思ったよか早く詰められそーだ」 「あぅぅ……。 遅かったですか…………」 せっかく新城先輩が来てくれたのに、もうおつかいは終わってしまうそうでした。 お父さんはカウンターで先輩の言う通り、酒瓶を袋に詰めています。 しょんぼりです……。 わたしがもっと早く起きてられたら……。 「あー…………ところで、だけど」 「? どうしました? 先輩」 「朝比奈。 お前寝起きで来たか?」 「あやっ!? な、なんで分かっちゃったんですか!?」 「いや、髪」 「髪? ……あややややややや!」 言われて初めて、髪の毛が起きた時のままだったのに気が付きました。 いつものサイドアップテールじゃなくて下ろしたまま。 梳かしてもいないのでぼさぼさでした。 ……そういえば、お母さんにお店に降りる前に、途中で梳かしていきなさいってブラシを渡されてたような。 「ご、ごめんなさい~! 朝急いでたら、こうなってしまって~!」 「謝られることじゃないけどさ……。 急ぐ用事でもあったのか?」 「あや?」 「なんか店長さんが俺がいるーって呼んでたけど、まさかそれでってわけじゃねぇだろうし」 「はい。 そうですよ?」 「…………」 「?」 口元を抑えて俯いてしまいました。 …………は! わ、笑ってしまう程にぼさぼさになってしまってますか!? 「は、早くブラシ! ブラシをしないと~!」 「つっても桃子。 いつも母さんにしてもらってるから、自分でやったことねぇだろ?」 「……そうなんですか?」 「お、お父さん~!」 ……ちょこっと涙声でお父さんに怒りますけど、実際そうでした。 自分だと上手く梳かすことが出来なくて、ぼさぼさが直らないままだったり、直すのにすごく時間がかかっちゃったりします。 いつもならお母さんに直してもらうのですが、今日は急いでいたのでそんな暇もありませんでした。 渡されたブラシで梳かそうと頑張りますけど、中々髪はブラシの歯を通してくれません。 「あややぁ~……。 か、絡まっちゃいます~……」 「焦んなくても、兄ちゃんは逃げねぇぞ」 「そ、そういう問題じゃなくてぇ~……」 「…………はぁ。 朝比奈」 「は、はい!」 「ブラシ貸せ。 この前にゅーろんのみんなでその腕前を確かめるって言ってやってもらったことがあるのですが、あんまりにも上手くて優しかったので、驚いちゃいました。 なんでも、幼馴染の上条先輩の髪の毛を昔よく弄ってたことがあって、今でもたまに先輩のお母さんのブラッシングをすることがあるそうです(いつもは先輩のお父さんのお仕事だそうです)。 みんなでしてもらった時は久しぶりだったって言ってましたけど、全然そう思えないくらいの腕前でした。 お店のベンチに座って、優しく丁寧にわたしの髪の毛を梳かしてくれます。 お膝に乗るとき「俺が座るよう言ったのは隣なんだけど……」って言ってましたけど、顔を合わせたら「……なんでもない」って梳かし始めてくれました。 ご迷惑だったでしょうか? でも、先輩のお膝はなんだか安心しちゃうので、好きなんです。 「先輩。 枝毛とかないですか?」 「ないことはないけど、まぁ寝起きならこんなもんだろ。 跳ねてるのも少ない方だし。 先輩はいきなりブラシじゃなくて、手櫛や頭皮マッサージから最初にしてくれます。 ちょっとくすぐったいですけど、終わった後はすっきりした気分になるのです。 「やっぱり、先輩はお上手ですね」 「そうか?」 「はい。 わたしがやろうとするといつもぷちぷちって髪の毛が抜けちゃって痛かったりするんですけど、先輩がしてくれるとそういうの全然ないんですよ」 「こういうの、力任せにやるとよくないからなぁ。 上手く察知できるようになるまで結構かかったもんだよ」 「そうなんですか~。 先輩は、こうしてブラッシングするの、疲れちゃったりしませんか?」 「いんや。 こうやって髪弄ってんのも好きな方だし、お前の髪も手触りいいしな。 俺としても楽しませてもらってるよ」 「あやや……。 なんだか照れちゃいますね」 引っ掛かりそうになったら一度ブラシを外して髪先の方に移す。 それがコツだとは聞きましたけど、わたしにはよく分からないです。 先輩は一房一房、一本一本大事そうに梳かしてくれます。 ゆっくりと時間をかけて、傷つけないように優しくしてくれるんです。 それがぽかぽかとあったかくて、気持ちいいのです。 まるでお日様の中、お花畑で眠ってるみたいで……。 なんだか……。 だん、だんと……。 眠た、く……。 ……………………。 …………。 「……おーい朝比奈ー?」 「くぅ……」 「朝比奈ー? 朝比奈さーん? 終わりましたよー?」 ぺちぺち。 「すぅ……すぅ……」 「…………寝てるし」 「むにゃむにゃ……」 「はぁ……。 見吉 みよし じゃないんだから、ものの数秒で寝に入るんじゃねーよ」 「うにゅぅ~……。 しんじょうせんぱぁい……」 「寝言で俺が出てくるのも一緒だし……。 ま、わざわざ寝てんのを起こすのもあれだしな。 店長さーん。 朝比奈ここに寝かしときますよー?」 「ああ、悪ぃな。 酒瓶は詰めたから、もう持っていけるぜ」 「よっと……。 すみませんね。 娘さん、ああいう子だからついつい甘やかしちゃって。 こういうのは親のやることでしょうに」 「気にすんなよ。 俺としてもお前達を見てると、なんつーんだ? 和やかな気分になるんだよ。 まるで本物の兄妹みたいでな」 「あいつが妹だったらもっと甘やかすでしょうね。 じゃ、お代はこれで」 「おう。 じゃあ釣りはこれだな」 「はーいっと。 じゃ、朝比奈。 またなー」 「は!!」 「うおぅ!!」 飛び起きました。 い、今寝ちゃってましたか!? 「あやや! ご、ごめんなさい~! せっかく先輩がブラッシングしてくれてたのに、わたしったらつい~!」 「いや、眠たくなるほど気持ち良かったんなら、こっちとしても嬉しいけどさ……」 「あ! せ、先輩! もうお帰りですか!?」 「あ? ああ。 そこまで急ぎでもないけど」 「良かったら、わたしにも持たせてください! ブラッシングのお礼です!」 「女の子に荷物持ちなんざさせられません」 「そんなぁ~。 わたし、こう見えても力持」 くぅ~~~~ 「ちなんで、す、よ……」 「……………………」 わたしのお腹からの音でした。 「暇だなぁー……」 あたしの実家は蕎麦屋を経営している。 そんなに大きくはなくて従業員も多くはないお店だけど、商店街のみんなが足繁く通ってくれるのもあってそれなりに繁盛している。 モモとの予定がなかったりラクロス部の部活動がなかったりで暇な時、お店が大変で人手が足りない時にあたしもお手伝いとして働いている。 今日は前者なので、お店の制服を着てテーブルを拭いてる所なんだけど……。 「モモも今日は部活ないって言ってたし、どーせだったらどこかに遊びに行けばよかったかも」 いや、今からでも誘いに行けばいいかな? でもどこかってどこに? ファンシーショップでシール探し? ゲームセンターで太鼓の達人? それともどっちかの家で遊ぶかな? うーん。 そう言えば、新城先輩の家ってどうなってるんだろ? この前モモとその話になったけど、先輩の家庭環境ってなんだかものすごいことになってるって聞いてるんだよね~。 「先輩自身もものすごい人だから、正直納得しちゃうんだけど」 ね、と言ったところで。 お店の入り口が開いた。 ガラガラ、と引き戸特有の音を立てて、お客さんが入ってくる。 「あ、いらっしゃいませ~! ……って」 「ユズちゃん! 来たよ~!」 「おーっす葉月」 「モモ! それに先輩!」 にこにこ笑顔のモモと、重そうな袋を提げた新城先輩だった。 は、恥ずかしいですよぉ~……」 早速二人を席へと案内した。 メニューを開きながら何を頼もうかと悩むモモと、モモのお店で起こったさっきまでのことを話してくれる新城先輩と、それをテーブル脇で立って聞いているあたし。 あたしがお暇している時にそんなことになっていたとは。 我が幼馴染ながら、なんて可愛らしい生き物なのか。 「でも、良かったんですか?」 「ん? 何が?」 「いえ、来てくれるのはあたしとしても嬉しいんですけど。 先輩のおじいさんが来るっていうなら、早めに帰らなきゃいけないんじゃないんですか?」 「ああそのことか。 心配すんな。 祖父様が来るのは夜だし、多少遅刻したって怒る人でもねぇよ」 「へぇ~。 なんていうか、良いおじいさんなんですね」 「あれはただの爺馬鹿ってやつだと思うけどな……」 「先輩のおじいさんなら、良い人に決まってますよ~」 「その判断基準はどうなんだ?」 モモはお気楽っぽくそう言うけれど、あたしもそうに違いないと思う。 先輩がおじいさんの事を話す言葉に悪感情は感じられないし。 何より、あの新城先輩のおじいさんだから。 「それで、モモはメニュー決まった?」 「あ! そ、そうだったよ~。 えーっとえーっと……あやや。 き、決められないですぅ~」 「あはは。 これもまたモモらしいや。 じゃ、あたしが良さそうなのを」 「え? ユズちゃんが決めてくれるの?」 「うーんそうだな~……。 モモなら、きつね蕎麦とか?」 「きつね蕎麦……それ、いいかも~! それにするね?」 「はい。 きつね蕎麦おひとつー」 「うし。 じゃあ俺は」 「先輩は、イモ天蕎麦に、トッピングで海老天ととり天、ですよね?」 「わわっ!」 「……葉月」 「はい?」 「わかってんじゃん」 「ふふーん」 親指を立てて口角を上げる先輩に、あたしも親指を立てて応える。 ちょっとした以心伝心。 なんだか誇らしい。 「すごいすごい! ユズちゃんって、エスパーさん?」 「まぁ、新城先輩はいつもので通じるくらい頼むメニューだからね。 あたしも自然と覚えちゃったっていうか」 「他のメニューも良いとは思うんだが、やっぱ天ぷらに還るんだよなー。 汁に浸して食うのがいいんだよ」 「それじゃあ、そのお二つで! お父さーん! 注文いいー?」 「出来てるから持ってきなー」 「「はやっ!!」」 先輩と同時ツッコミ。 調理室からオーダーを取る従業員に品物を受け渡しする場所(受け渡し口という)を見ると、確かにそこには二人が頼んだ蕎麦が二つ。 あたしまだ注文取ってきてなかったんだけど! メモしたのが終わった瞬間だったんだけど! 「いやいや! なんでもう出来てるの!?」 「ふっふっふ。 二人の注文する蕎麦を読めるのが、お前だけだと思うなよ?」 「あやや~。 エスパーさんは、ユズちゃんだけじゃなかったのですね~」 「しかも作りたてだし! 二人がいつ注文するかまで読んでたの!?」 「ああ。 お前の分も作ったから、二人と一緒に食べておいで。 肉蕎麦で良かっただろう?」 「娘の分も既に読心済みだとぉ!?」 「あ、それなら生卵乗せて月見にしていい?」 「ちょっと外してた!」 そうして三人分のそばを持って、二人の席へと戻って行った。 「お待たせしましたーってあたしも食べることになりましたけどね」 「ううん。 全然待ってないよ~」 「ほんとにだよ……」 それぞれ配っていく。 モモにはきつね蕎麦。 「……なんか、俺だけ盛り盛りなんだけど」 「そこまではいりませんでしたか?」 「いや、嬉しいけどさ……。 客に無断で金額増やすようなことしていいのか?」 「あ、お代は結構だそうです」 「あやっ!?」 「マジで!?」 「いつもあたしがお世話になってるからって、お父さんが」 「うわぁ……至れり尽くせりじゃん……」 「あやや。 お得しちゃいました」 「それじゃあ、食べましょうか」 「お、おう」 「は~い。 それじゃ」 「「「いただきます」」」 手を合わせて食事の挨拶。 示し合わせたわけでもないけど、三人で割り箸を一緒に割って(モモだけ上手く割れなかった)、一緒に蕎麦を啜った。 美味しい。 「……そういえば」 「ん?」 「新城先輩って、上条先輩と幼馴染だって聞いたんですけど」 「それあいつには言ってやるなよ。 自分のミスでバレたこと結構気にしてるから」 「あ、はいわかりました。 それで、聞いてみたいことがあったんですよ」 「聞いてみたいこと?」 「お二人って、小さい頃はどんな風だったんですか?」 「あ、それわたしも聞いてみたいです~」 「んー……。 まぁいいけど、またどうしてだ?」 どうして、かぁ。 まぁ興味本位というか、なんで上条先輩がそれを一年間隠してたのかっていうのもあるんだけど……。 「強いて言うなら、あたしとモモも幼馴染だから、でしょうか?」 「ふーん」 汁に浸した海老天を食べながら言う先輩。 あたしとモモは、家が隣同士なのもあって、幼稚園の頃から一緒だ。 モモはあたしの後ろについて回っていて、あたしもなんだか危なっかしいモモを放っておけなくて、それがずっと続いてたって感じで。 だから、先輩達はどんな風なのかなって。 「そーだなー……。 ガキの頃っていうと、いっつもあいつにゃ叱られてばかりだったな」 「叱られて……。 先輩、何をしてたんですか?」 「いんや。 俺からは特に何も。 ただ……俺ってやつは昔からこうで、当時から同年代の中じゃ喧嘩も強かったから、近所の悪ガキが悪さしてんのをのしてたんだよ」 「あやや……。 先輩は、昔からそういう人だったんですね~」 「つっても、負けはせずとも無傷ってわけにはいかなくてな。 怪我だらけで帰ってきたのを親はよくやったって褒めてくるんだが、上条のやつはいっつも怒ってきてたんだよ。 怪我してるところに絆創膏したり、かと思いきやべしべし叩いたり」 「あはは……。 治したいのか悪化させたいのかわかりませんね、それ……」 「でも、それだけ新城先輩のことが心配だったんだと思います。 わたしも、先輩が怪我しちゃったら、泣いちゃうかもしれないです……」 「もう心配無用だって。 まぁ無茶すんなってことは言われたんだが、何言われたって懲りようがなかったしなー」 けどまぁ、と。 海老天の尻尾までぼりぼり食べて、先輩は言う。 「ガキの頃はいちいち怒られるのも嫌だったから。 お蔭様で俺自身も怪我しないように立ち回るようにもなったんだよ」 「そうなんですね……」 じゃあ、先輩がどれだけ喧嘩しても怪我をしないようになったのも、元を辿れば上条先輩のお蔭ってことなんだ。 みんなが安心して喧嘩番長である新城先輩を見てられるのも、先輩が無傷で勝つから。 あたし達が安心してられるのも、上条先輩のお蔭ってことになるのかな? 「まぁちょうどノーダメで闘う技術を学んでた頃なんだけどな」 「台無しですよ!」 「あっはー。 それとあれだな。 クラスで俺等みたいに男女の組み合わせは無かったから、男女間の橋渡しをしてるところはあったと思う」 「あ、そうなんですか? あたし達のクラスは、ほんとに男女の垣根なしって時が多かったんですけどね」 「うんうん。 ユズちゃんはクラスの人気者だったもんね」 「へぇ。 ま、確かにそんな感じあるよな」 「や、そんなに大層な物でもないですよ」 「わたしとユズちゃんは共通のお友達が多くて、男の子も女の子も一緒のグループだったんですよ~」 ああ、でも。 「わたしのお家に男の子のお友達を連れてきた時はお父さん、すっごく怖い顔をしてたんですけど。 新城先輩だと全然そんなことないんですよね~」 「「……………………」」 押し黙るあたしと先輩。 「これはきっと、先輩がとっても優しくて、とっても頼りになる先輩だってことが伝わってるからですね!」 「…………ウン。 ソウダナー」 「…………ウン。 ソウダネー」 モモは知らない。 新城先輩が、この商店街のこことは全く別のお店で営業妨害をしていた、ヤのつく人達をこの町から追い払ったことから、商店街では英雄扱いされていることを。 多分きっと、商店街ではモモだけが知らない。 その後モモの眩しい笑顔から若干目を逸らしながら食事を終えると同時に、お客さんのラッシュがやってきて、あまりの多さに二人にも手伝ってもらうことになり。 結局二人が帰ったのは、夕日が沈む頃となった。

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37.5℃の涙

朝比奈桃子 母

『 37. 病気の子供の世話をするを主人公にした物語を描いている。 『』()にて2013年12月号から 2014年11月号まで 連載された。 『Cheese! 』2015年7月号にて、実写ドラマ化が発表されると同時に連載が再開された。 単行本は2020年2月現在既刊18巻。 4巻の作者あと書きにて、作中のリトルスノーのモデルは訪問型病児保育を提供するであることを明かしている。 フローレンス代表のとの対談も行っている [ ]。 タイトルは、物語の中で、37. 2017年1月23日、第62回「」(少女向け部門)受賞。 この作品記事はが望まれています。 ください。 登場人物 [ ] リトルスノー [ ] 杉崎 桃子(すぎさき ももこ) 主人公兼ヒロイン。 1巻当時22歳。 14巻現在25歳。 誕生日は3月3日。 感情表現が下手な女性。 それが原因で保育士をやめた。 感情表現が下手な原因は、自身の家族(主に実母と実兄)にある。 幼い頃、家族から自分だけ旅行に連れて行ってもらえなかったり、病気になっても放置されるなどの()を受けていた。 実家は裕福だが、その体験が原因で実家とは自ら縁を断っている。 援助もなく専門学校時代の奨学金返済などのため貧窮しており、普段の生活は弁当が白米と漬物だけなどかなり質素。 感情表現は苦手だが、子供に対する愛情はあり素直な性格のため、徐々に指名率も多くなっていく。 祖母の葬儀の際、母親と兄により監禁されてしまうが、姉香織の助けと桃子を助けに来た朝比奈によりなんとか実家から逃げ出すことに成功。 その後、今の自分は昔とは違い周りの人々に支えられていることに気づき、同時に自分が何をしてもこれ以上母が変わることは無いと悟り母との決別を決意。 母と2人きりで対面し別れを告げた。 様々な経験を経て、朝比奈とは現在は恋人同士。 朝比奈 元春(あさひな もとはる) 1巻当時31歳。 16巻の時点で34歳。 リトルスノー本部マネージャー。 小学生の愛娘・小春を男手で育てているシングルファーザー。 亡き妻を想い未だに結婚指輪をしている。 桃子に弁当を作ってあげたり、車の助手席に乗せてくれたりなど、桃子を親切に接する。 桃子の家庭の複雑な事情を知り、桃子が幸せになることを心から願っていたが、共に仕事をしていくうちに、桃子に想いを寄せ自分自身が桃子を幸せにしたいと思うようになる。 15巻現在、桃子とは恋人関係。 関 めぐみ(せき めぐみ) 桃子の先輩保育士。 美人でかなりの巨乳。 たまに仕事でタッグを組まされる。 以前は仕事に情熱的だったが、ある事件がきっかけで現在は仕事に対して事務的な態度をとるようになってしまった。 鈍感な朝比奈と桃子を思い、度々助け舟を出してくれる存在。 結婚を意識していた恋人がいたが、お互いの結婚後の仕事に対する価値観の違いから別れた。 柳 主税(やなぎ ちから) 33歳。 朝比奈と同じリトルスノー本部マネージャー。 基本的に生真面目な性格だがたまにハメをはずす。 元春とは幼い頃からの腐れ縁。 親族には既婚者の姉・千景がおり、男女の双子の叔父でもある。 新田 涼(にった りょう) 4巻より登場。 桃子の後輩の病児保育士。 以前は保育園で働いていた。 6人兄弟の2番目だった事もあり、子供への面倒見が良い。 姉(実は兄)と二人暮らし。 円城寺 弥生(えんじょうじ やよい) 13巻より登場。 桃子の後輩の病児保育士。 真面目だが、マニュアルに頼るきらいがある。 杉崎家 [ ] 桃子の母 桃子の実母。 本名は不明。 専業主婦。 優秀な上の子供2人を溺愛する一方、末娘の桃子にネグレクトを受けさせた。 見た目はおっとり系の美人で、皮肉にも娘達とよく似ている。 手間がかからず、優秀で自分の理想通りに育っていっている上2人の子供とは違い、手間のかかる赤ん坊だった桃子に手を焼き結果的に愛情をもてなくなり、育児を放棄すると同時にした。 以後は前述のような態度で桃子に接するようになった。 香織と優樹には一般的な普通の母親として接しているが、桃子に対しては「産まなければよかった」「みんなが不幸なのは全部桃子のせい」などの暴言を吐く等、桃子に対しては非常に身勝手かつ冷酷な本性を見せる。 桃子を心底嫌っているが、今いる場所で幸せになってゆくのが許せない為、再び自分の元に戻ってくるよう促すが、最終的には過去を乗り越えた桃子に完全に見限られ決別の言葉と共に去られた。 桃子の父 桃子の実父。 本名は不明。 妻(桃子の母)と同じく桃子に無関心だった。 基本的には根っからの仕事人間で、家庭のことは妻に全て任せ家庭を顧みない性格。 子供にもそれほど関心は無い様子で、葬儀の時に久々に会う桃子の名前も「桃香」と間違えるなど、末娘の存在をよく覚えてはいなかった。 杉崎 優樹(すぎさき ゆうき) 桃子の実兄で香織の弟。 職業は。 二児の父親だった。 幼少時は愛想が良くいつもにこにこしていた為、母親に好かれる。 母親が桃子を虐待するようになってから、自身も虐待するようになる。 母親には従順で、母親の行いに疑問を持っていない。 冷酷で底意地の悪い性格をしており、幼少時からを行っていた。 外面はよく子供には優しいが、妹への虐待に関する罪悪感は皆無。 院長の娘を嫁に貰い、地位も着々と築き上げていた。 リトルスノーを利用した際に桃子と再会する。 桃子を酷使したことが災いし 、離婚され、仕事を辞めた。 後に別の病院へ就職し、医師に復帰している様子。 根本的な性格は変わっておらず、祖母の葬儀の為、実家に帰ってきた桃子に対し暴力をふるったあげく、母親と結託して納戸に監禁した。 その後怒った朝比奈に戒められた。 それ以降は出番は無くなる。 藤堂 香織(とうどう かおり) 桃子と優樹の実姉。 旧姓は杉崎。 幼少時は眼鏡をかけており、母親と同じく桃子に無関心だった。 現在は二児の母親。 幼い頃から、物分かりが良く優秀な為、母親には好かれている。 名門の大学を卒業後、藤堂家に嫁ぎ、裕福な生活を送っている。 母親とは異なり子供にネグレクトは行ってはいないが、典型的な教育ママで出来のいい息子ばかり褒めている。 娘の櫻子と桃子が偶然出会い、桃子と再会するが、今まで子供達に桃子を反面教師として教えたのが仇となりマンションの住人に敬遠されるようになる。 その後、娘の櫻子がインフルエンザから肺炎になってしまったのをきっかけに桃子に諭され、最初は反論したが桃子と娘の訴えを聞き、自らの子育てが間違っていたことに気づくことになった。 その事がきっかけで、桃子に対する見方も変えて以前よりも普通に接するようになる。 祖母の葬儀の後、実家で母親と優樹により監禁されていた桃子を逃げるよう促し、櫻子の件の礼と共に、幼少時の桃子に対し無関心だったことを詫び、二度と実家には戻ってこないように諭した。 現在は、桃子を様々な行事に誘ったりするなど普通の姉妹の関係になっている。 藤堂 櫻子(とうどう さくらこ) 香織の娘で大和の妹。 桃子の姪。 幼稚園児。 テストで肝心なところでミスをしたりするなど少し要領が悪く、幼い頃の桃子に顔も性格もよく似ている。 しかし桃子とは違い、児童虐待は受けていない上、兄の大和からも暴力は受けていない。 その後も自身の誕生日会に桃子を招待するなど、桃子の事を慕っている。 藤堂 大和(とうどう やまと) 香織の息子で櫻子の兄。 桃子の甥。 小学校低学年にして塾では中学年の問題をこなしてる等、成績優秀で要領も良い。 顔は母親の香織に似ているが、桃子曰く血が繋がっているせいか叔父の優樹にも少し似ているらしい。 子供らしく、素直で大人のいう事も本気で信じてしまうところがあり、最初は母親からの情報で叔母の桃子についてもあまり良い印象をもっておらず、冷たい態度で接していた。 櫻子を桃子に助けてもらってからは、桃子を見直すようになり桃子に懐くようになる。 妹の櫻子に対しては、成績などで皮肉などをいうことはあるが、インフルエンザの際に心配したりなど基本的には妹想いな一面を見せる。 桃子の祖母 桃子の祖母。 桃子の母の実母であり、作中癌で息を引き取る。 桃子が幼少の頃は祖母の家に預けられていた。 口は悪いが桃子の事は気にかけており、桃子あての貯金通帳を残していた。 桃子には厳しい態度だったが、事実上桃子の母に代わり桃子に箸の持ち方や食事のマナーなどを教えていた。 その他 [ ] 朝比奈 小雪(あさひな こゆき)旧姓 一ノ瀬 元春の妻(故人)。 10巻現在 5年前に病死。 元春がかけているメガネは元々は小雪の持ち物。 朝比奈 小春(あさひな こはる) 誕生日は11月(何日なのかは明確に書かれていない。 元春と小雪の一人娘。 容貌は母親の小雪に似ている。 幼い頃に病死した母・小雪を慕っている。 小雪の亡くなる時を知らされなかった為に小雪に別れを告げることができず、元春に反抗的な態度を取るようになるが現在は少し改善。 16巻現在小学4年生となり、元春と桃子の関係も認めている。 一ノ瀬(いちのせ) 小雪の母で小春の祖母。 容姿は二人と似ている。 ピアノ教室を経営している。 夫(小雪の父)とは小雪が幼い頃に離婚し、女手一つで小雪を育てた。 病院で偶然桃子と遭遇。 元春から送られてきた小春と桃子の画像から桃子が元春の交際している女性だと悟り、早世した小雪のこともあり当初は桃子に対しては複雑な思いを抱いていたが桃子の性格と人柄を知り元春と桃子を見守るようになる。 娘・小雪の病気に気付いてあげられなかったことを未だに後悔している。 小野 慎太郎(おの しんたろう) 桃子の幼馴染。 4巻の番外編で初登場。 幼少時は桃子の祖母の家の近くに住んでいた。 8人兄弟の長男で末弟の虎太郎の吐瀉物を手で受け止めた事が桃子が保育士となるきっかけになっている。 桃子の家の複雑な事情を知っており、心配していた。 現在は女優と結婚。 一児の父で俳優をしている。 千景(ちかげ) 柳の姉。 子供は双子で息子・伊吹(いぶき)と娘・葉月(はづき)がいる。 谷津 俊秋(やつ としあき) 朝比奈の弟。 16巻時点で高校1年生。 きょうだいは妹・一夏(いちか)と弟・冬悟(とうご)がいる。 谷津 由美子(やつ ゆみこ) 朝比奈の母。 16巻時点で54歳。 朝比奈が16歳の時に和彦と再婚。 谷津 和彦(やつ かずひこ) 朝比奈の義父。 16巻時点で65歳。 俊秋・一夏・冬悟は実子。 この節のが望まれています。 書誌情報 [ ]• 椎名チカ 『37. 2014年 03月26日発売 、• 2014年 07月25日発売 、• 2014年11月26日発売 、• 2015年 06月26日発売 、• 2015年11月26日発売 、• 2016年 03月25日発売 、• 2016年 07月26日発売 、• 2016年11月25日発売 、• 2017年 03月24日発売 、• 2017年 07月26日発売 、• 2017年11月24日発売 、• 2018年 03月26日発売 、• 2018年 07月26日発売 、• 2018年11月26日発売 、• 2019年 03月26日発売 、• 2019年 07月26日発売 、• 2019年11月26日発売 、• 2020年 02月26日発売 、 テレビドラマ [ ] 37. 2015年8月27日は『』中継(17:45 - 22:30)のため休止。 からまで毎週木曜21:00 - 21:54に、系の「」で放送された。 本作で民放ドラマ初主演となる は、のためにロングヘアを35センチカットしたショートヘアに変身している。 また、第4話では蓮佛が自ら製作した絵本が小道具として使用された。 本作をもって「木曜ドラマ劇場」は廃枠となり、20時枠と統合された。 あらすじ(テレビドラマ) [ ] この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 を参考にして、 物語全体の流れが理解できるように(も含めて)、をしないよう ご自身の言葉で。 ( 2015年9月)() 訪問型病児保育「リトル・スノー」で働く新人病児保育士・杉崎 桃子が成長していく物語。 リトル・スノーの利用者家族との出来事を、基本的には一話完結形式で展開し、シングルマザーやワーキングマザーの子育て、病児保育士らが利用者家族との関わり合いに奮闘する姿を描く。 桃子をめぐるリトル・スノー創設者でもある朝比奈、常連利用者の篠原(ともにシングルファーザー)との恋愛、桃子自身が幼少時に受けた、介護問題、家庭問題など、幅広いテーマを扱う。 「リトルスノーの病児保育三原則」は〈子どもを注意するな、叱るな、自分の価値観を押しつけるな〉。 キャスト [ ] 主要人物 [ ] (すぎさき ももこ)〈23〉 演 - (幼少期:) 感情表現が下手な女性。 それが原因で、保育士をやめた。 自身の家族(主に実母と実兄)によるの後遺症で感情表現が下手になった。 (あさひな もとはる)〈35〉 演 - リトルスノー共同経営者。 柳の反対を押し切って桃子を採用する。 (せき めぐみ)〈36〉 演 - チーフ保育士。 新人教育係として桃子の指導に当たる。 (やなぎ ちから)〈40〉 演 - (特別出演) リトルスノー社長。 生真面目な性格。 篠原 健介(しのはら けんすけ)〈31〉 演 - 妻・久美子と離婚協議中(後に正式に離婚)のシングルファーザー。 リトルスノー [ ] 田中 雅代(たなか まさよ)〈55〉 演 - 病児保育士。 今井 加奈子(いまい かなこ)〈28〉 演 - 病児保育士。 町井 理沙(まちい りさ)〈26〉 演 - 若手保育士。 加藤 哲平(かとう てっぺい)〈25〉 演 - 若手保育士。 篠原家 [ ] 篠原 久美子(しのはら くみこ)〈31〉 演 - 健介の妻。 病児保育を知らなかったため、桃子を健介の浮気相手と誤解する。 篠原 健太(しのはら けんた)〈6〉 演 - 篠原夫婦の息子。 の持病を持ってる。 久美子が家を出たため、健介と二人暮らし。 杉崎家 [ ] (すぎさき ふみこ)〈55〉 演 - 桃子たち三兄弟の実母。 桃子の感情表現が下手になった原因を作った1人で、桃子を虐待していたでもある。 桃子を所有物のようにしか思っていない。 (すぎさき せいいちろう)〈61〉 演 - 桃子たち三兄弟の実父。 入院していたが、意識不明のまま在宅療養となり、自宅で死去。 (すぎさき ゆうき)〈28〉 演 - (幼少期:) 桃子の実兄。 (しみず かおり)〈26〉 演 - (幼少期:) 桃子の実姉。 流行のファッションに身を包む今時の女性。 既婚者でもあり、義父母と同居している。 幼少時から桃子に無関心だった。 杉崎 彩(すぎさき あや) 演 - 優樹の妻。 妊娠中であるためリトル・スノーに病児保育を依頼。 夫の腹黒い本性を知らずにいた。 杉崎 光(すぎさき ひかる) 演 - 優樹の息子。 父が桃子を虐待している姿を見てしまい、妹に手を挙げ虐待する。 杉崎 舞(すぎさき まい) 演 - 優樹の娘。 父の影響を受けた兄に虐待される。 居酒屋 さくらんぼ [ ] 佐藤 錦(さとう にしき)〈50〉 演 - 佐藤 陽子(さとう ようこ)〈50〉 演 - 佐藤 さやか(さとう さやか)〈24〉 演 - その他 [ ] 小野 優美香(おの ゆみか)〈23〉 演 - 桃子の親友。 篠原 健太が通う保育園の保育士。 (あさひな こゆき) 演 - 元春の妻(故人)。 リトルスノー設立者の一人。 (あさひな こはる)〈9〉 演 - 元春の娘。 母親の死後、元春に反抗的な態度を取る。 小春の担任(第4話) 演 - 相澤 亮太(あいざわ りょうた)(第3話・第4話) 演 - 3年前、めぐみが世話をしたステップファミリーの子供。 亮太の母(第4話) 演 - ゲスト [ ] この節のが望まれています。 第1話 [ ] 森 聡美(もり さとみ)〈36〉 演 - (最終話にも出演) 桃子が初めて一人で病児保育に行った家のシングルマザー。 森 海翔(もり かいと)〈5〉 演 - (最終話にも出演) 第2話 [ ] 佐々木 真里恵(ささき まりえ) 演 - 佐々木 結衣(ささき ゆい) 演 - 腹痛の仮病を使って休む「常習犯」。 第3話 [ ] 大橋 華絵(おおはし はなえ) 演 - カリスマ・ママタレント。 病児保育中に娘を吹き抜けの二階から落としたとして、桃子を退職させるよう柳に迫る。 大橋 姫華(おおはし ひめか) 演 - 華絵のわがままな一人娘。 イベント会場で柳を蹴った。 病児保育に来た桃子を振り回した挙げ句、けがをさせた。 第4話 [ ] 北原 真依子(きたはら まいこ) 演 - 再婚した夫に気を遣い、実の息子・翔馬よりも血の繋がらない拓也をかわいがる。 北原 翔馬(きたはら しょうま) 演 - 北原家の長男。 母親が拓也をかわいがるので、寂しさの余り桃子に甘える。 北原 拓也(きたはら たくや) 演 - 北原家の次男。 翔馬の大切なおもちゃを壊すなどわがまま。 北原 秀文(きたはら ひでふみ) 演 - 真依子の再婚相手。 第5話 [ ] 伊藤 敬二(いとう けいじ) 演 - (ピース) 春菜の父親。 母親が入院中に春菜の病児保育を依頼。 伊藤 春菜(いとう はるな) 演 - 第6話 [ ] 清田 七海(きよた ななみ) 演 - (第7話にも出演) 看護師。 息子である寛人を夜間保育してほしいと、朝比奈に頼む。 清田 寛人(きよた ひろと) 演 - (第7話にも出演) 七海の息子。 朝比奈、小春、桃子とともにリトル・スノーで夜間保育を受ける。 第7話 [ ] 安西 泉美(あんざい いずみ) 演 - 香蓮の母親。 やっと取得できた夏休みなので子どもに無理をさせてしまう。 安西 香蓮(あんざい かれん) 演 - 朝比奈、小春、桃子、篠原、健太が訪れた遊園地で熱中症で倒れ、介抱される。 岡野 沙紀(おかの さき) 演 - 梨奈の母親。 月に一回の無料券を使う母親。 岡野 梨奈(おかの りな) 演 - 第8話 [ ] 須田 喜美江(すだ きみえ) 演 - レイナの母親。 子どもには苦労をさせたくないからと、英才教育を実施。 須田 レイナ(すだ レイナ) 演 - 脇の下を保冷剤で冷やし一時的に体温を下げることで登園し、母親を出勤させる。 第9話 [ ] 川上 翔子(かわかみ しょうこ) 演 - (最終話にも出演) 桃子の高校の同級生で当時は生徒会長。 両親の反対を押し切ってするが、シングルマザーとなり求職中。 川上 遼(かわかみ りょう) 演 - (最終話にも出演) 最終話 [ ] 森 良美(もり よしみ) 演 - 聡美の母。 スタッフ [ ]• 原作 - 椎名チカ『37. 』連載)• 脚本 -• 演出 - 、、• 音楽 -• 挿入歌 - 「EGG」()• 監修(子供虐待) -• 医療指導 - 中澤暁雄、山本昌督• スタント -• 技術協力 -• 照明協力 -• 美術協力 -• 音響効果 -• ポスプロ -• CG・タイトルバック - 金魚事務所• スタジオ -• 企画協力 - 赤坂美和• 協力 - NPO法人フローレンス• TBS編成 - 、• プロデューサー - 、• 製作 - 、 放送日程 [ ] 各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率 第1話 7月 09日 母親失格!? 病気の子を置いて仕事に行くのは罪ですか… 病児保育士の物語 古澤健 7. 親が子を見限る時 藤尾隆 6. 血の繋がりか、親子の絆か? 古澤健 5. DV兄との決別… 藤尾隆 6. 毒母の勝利…全ての真相!? 古澤健 5. 母と娘の別れ…そして、恋の行方 7. 2013年10月24日. 2015年6月13日閲覧。 椎名チカ 2013年10月24日. 椎名チカのブログ. 2015年6月13日閲覧。 コミックナタリー 2014年9月24日. 2015年6月13日閲覧。 コミックナタリー 2015年5月23日. 2015年6月13日閲覧。 小学館. 2020年2月26日閲覧。 - 厚生労働省• 優樹が桃子に虐待しているところをそれを目撃した息子・衛が生まれたばかりの妹・遥に対して遊んであげようと思って同じ行為を行ったため• 以上の点から、母親に影響されて桃子を無視していたとはいえ、杉崎家の中では桃子以外では一番常識的かつ、唯一まともな考えを持った人物であることがわかる。 小学館. 2015年6月13日閲覧。 小学館. 2015年6月13日閲覧。 小学館. 2015年6月13日閲覧。 小学館. 2015年11月26日閲覧。 小学館. 2015年11月26日閲覧。 小学館. 2016年3月25日閲覧。 小学館. 2016年7月26日閲覧。 小学館. 2016年11月25日閲覧。 小学館. 2017年3月28日閲覧。 小学館. 2017年11月24日閲覧。 小学館. 2017年11月24日閲覧。 小学館. 2018年3月26日閲覧。 小学館. 2018年7月26日閲覧。 小学館. 2018年12月16日閲覧。 小学館. 2019年3月26日閲覧。 小学館. 2019年9月16日閲覧。 小学館. 2020年2月26日閲覧。 小学館. 2020年2月26日閲覧。 Smart 2015年6月10日. 2015年6月13日閲覧。 (マイナビニュース)• - TBS• 日刊スポーツ 2015年6月24日閲覧。 2015年7月5日. 2017年7月27日閲覧。 2015年8月3日. 2017年7月27日閲覧。 2015年8月11日. 2017年7月27日閲覧。 2015年6月19日. 2015年6月22日閲覧。 - スポニチ 外部リンク [ ]• テレビドラマ• - TBSテレビ• - TBSオンデマンド• 375namida -•

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