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次のメインストーリー第一部• ジャッジ!白と黒のデュエル(2015年6月)• 反逆!王の騎行(2015年9月)• 対決!華麗なる怪盗VS探偵団(2015年12月)• リメンバー 真夏の夜の夢(2016年7月)• 追憶*モノクロのチェックメイト(2017年5月)• フルメンバーは5人だが,リーダーのレオが不登校だった時期があり,メインストーリー第一部で解散危機にあったTrickstarの対戦相手として,リーダーを除く4人のメンバーが登場した。 その後しばらくしてレオが復活し,5人のKnightsとして学院に存在感を示す。 高いパフォーマンスのステージはもちろん,ファンサービスが手厚いことでも有名。 その歴史を紐解くうえでも,かつての夢ノ咲学院に何があったのかを知る意味でも, 「追憶*モノクロのチェックメイト」は非常に重要なストーリーとなっています。 Knightsは長い歴史を紡いできたかつてのチェスからの本流を継ぐユニットとなりますが,ここまでの戦いでひどく疲弊していたレオは 表舞台に出てくることができなくなり,学院から姿を消してしまいます。 「追憶*モノクロのチェックメイト」より その後のKnightsには泉,凛月,嵐に新入生の朱桜 司が加わり,リーダー不在の4人で活動をすることになりました。 その春に起きたのが,Trickstarによる革命です。 なお【DDD】での監禁事件については,前述の「チェックメイト」で,泉が直前の心情を明かしています。 リーダー不在のKnightsの活動は,ここから秋ごろまで続きました。 この時期のストーリーとしては,【DDD】で対決したTrickstarに司が決闘を申し込む 「ジャッジ!白と黒のデュエル」,同じくTrickstarと地方でライブを行う 「リメンバー 真夏の夜の夢」などがあります。 この時期のKnightsは【DDD】で起こしてしまった事件からイメージアップを図るためにボランティアなども行っており,リーダーがいなくても,なんとか4人で頑張っていこう……という結束を固めつつあったように感じられます。 それをきっかけにKnightsに大きな転機が訪れるわけですが,その1つは「あんスタ!」きっての名イベント,「ジャッジメント」こと 「反逆!王の騎行」。 「ジャッジメント」でレオは,彼いわく「腑抜けてしまった」今のKnightsに,内部粛清のためのデュエル【ジャッジメント】を開催することを宣言します。 このストーリーは戦いを挑んだレオ側ではなく,司を王としたKnightsの4人それぞれの心情や行動にスポットが当てられました。 このストーリーがKnightsという唯一無二のユニットの価値や魅力を確固たるものにしたことに,異論を唱える人はおそらくいないでしょう。 「反逆!王の騎行」より とはいえ【ジャッジメント】後のKnightsは,「それでは明日からユニット5人で頑張りましょう!」とはなりませんでした。 なぜなら,かつての抗争でレオが受けたダメージはとても深いもので,すぐにはステージに本格復帰できなかったからです。 「ホラーナイトハロウィン」では非常に強い言葉が使われている場面もあり,動揺した人も少なくないかもしれません(筆者もそうでした)。 言葉は相手を傷つける武器にもなるけれど,愛を伝え,心と心をつなぐ橋にもなります。 このときのできごとをきっかけにお互いを理解し合えたアイドルは何人かいましたが,なかでもKnightsの原点であるレオと泉はようやく本当の意味で向き合うことができ,そういう意味で非常に重要なストーリーだと感じます。 3年生を含むユニットの大きな課題である,「3年生の卒業後,ユニットはどうなっていくのか?」が描かれていますが,この物語では戦いを繰り返してきたユニットらしく【デュエル】【ジャッジメント】に続く第3の決闘,【レクイエム】が展開されます。 さまざまな課題,メンバー1人1人の内面やこれからについてしっかりとスポットを当て,じっくりと語られていきます。 長い歴史のあるユニットらしく大変ボリュームのあるストーリーですが,彼らの歩みを振り返りながら,1つ1つの言葉の意味や表情を味わいたい一作です。 リリース時から実装され,人気を集めていたユニットに新たに加わるとあって,当時は「Knightsは新キャラが加わったらどうなるのか?」と話題になった記憶があります。 しかし,登場後すぐに公開された「ジャッジメント」のインパクトは相当なもので,あっという間にレオ個人もKnightsもすさまじい人気を集めたのでした。 彼はいわゆる天才肌の人で,常人が理解しにくい行動を取ることが多くあります。 しかしそんな彼も,不登校だった頃は傷ついた心を抱え,今とは非常に対照的でした。 その頃のストーリーが読めるものには, 「お祭り男の帰港」(三毛縞 斑キャラストーリー/春)や 「スカウト!コンチェルト」(2017年7月公開)があります。 いずれも親友である斑が絡んでいる物語で,彼が守ろうとするナイーブな時期のレオの姿を見られます。 そして,レオが学院に復活後,かつ【ジャッジメント】を開催する前の彼を見られるのが 「十五夜*玉兎跳ねるムーンライト」(2018年8月公開), 「箱の中の楽園」(月永レオキャラストーリー/夏)などです。 また,不思議な感性でつながりあった宙との会話が夏の美しさに満ちた 「スカウト!ブルーフィラメント」(2018年9月公開)もこの時期の物語としておすすめしておきます。 「スカウト!ブルーフィラメント」より レオは心の中が描かれることが決して多くはないので,捉え方の難しい人だと思います。 けれど彼のセリフの中には,「スタフェス」における 「他人に深入りするということは,戦場に足を踏み入れること」という印象的な言葉があります。 この言葉からは,レオがもともと戦いを好まない人でありながら仲間には幾度となく戦いを挑むのは,非常に重要なことだと感じられます。 なぜならそれだけ仲間を信じる心が強いということであり,ぶつかりあい,すべてを受け止める覚悟ができているのだろうと思えるからです。 しかし彼の登場するストーリーを読めば読むほど,持ち前の愛情深さや内面の複雑さに,気づけば沼落ちしてしまったという人も多いのではないでしょうか。 というわけで,彼が登場するストーリーは突飛な言動がコミカルに描かれたものと,(おそらく本人は外に出そうとはしていない)優しさがにじみ出てしまっているものと,振り幅が大きいように思います。 ユニットの項で挙げたものにも多く絡んでいますが,そのほかでコミカルな泉が見られるものとしては 「対抗!夢ノ咲学院体育祭2」(2016年9月公開)がおすすめです。 泉が真を追いかけて入部したテニス部の様子が描かれたストーリーも名作が多く,こちらは 「ひねくれてぴったり」(姫宮桃李キャラストーリー/春)や 「スカウト!お医者さん」(2015年10月公開)をチェックしておきたいところです。 とはいえクラスメイトとも仲良くやっているようで,その様子は 「スカウト!荒野のガンマン」(2016年6月公開)で見られます。 最初の頃は他人を寄せ付けない鎧を身に着けているような振る舞いをしていた彼も,のちに公開されたストーリーでは 「自分の愛情は重い」と心情を明かしていました。 彼は意外と不器用で,これまで綺麗に人とお別れをした経験がないことを想像できますが,そんな彼を周囲のみんなが溺れさせるくらいの愛で包んだのは,やはり 「レクイエム*誓いの剣と返礼祭」ではないかと思います。 幸せになるべき人が見せた嬉し泣きには,こちらも思わずつられ泣きをしてしまいました。 一方的に苦手だと言われることはあっても,彼が誰かを避けたり嫌ったりすることは決してありません。 自分では「なんでもほどほど」なんて言うけれど,本当に愛に溢れた美しい人だと思います。 そんな彼がいつも穏やかに楽しく過ごしている陸上部のストーリーが楽しめるのは, 「嵐に揺れて」(鳴上 嵐キャラストーリー/春)や 「花吹雪*皐月の藤紫」(2017年4月公開)など。 「夏空*駆けるシュヴァルライブ」より 先ほど彼を「愛に溢れた人」と書きましたが,それはおそらく,かつて深く傷ついた経験があり,心の痛みをよく知っているからなのだと思います。 けれど彼自身がなかなかそれをしようとしないのは,ひょっとしたら自分の中の汚いものを見せたくないということではなく,それを見せることで相手に負担をかけたくない優しさと愛の表われなのかもしれません。 2年生は,受け取ったものを見つめ,手に入れたいものを目指す成長の物語。 3年生は,これまでに得た大切なものを手渡していく愛の物語」だと考えていました。 「ジャッジメント」をあらためて読み返すと,1年生である司は,Knightsにとってまさに可能性であり,未来であり,光そのものであることが証明されているように感じます。 彼は由緒ある家に生まれ,その名に誇りを持って生きてきました。 そんな彼は,同じく御曹司であるfineの姫宮桃李となにかとぶつかり合うことが多いのですが,そのやりとりのほとんどはコミカルでほほえましいものです。 「貴族と従者」(朱桜 司キャラストーリー/春)や 「スカウト!冬の初詣」(2015年12月公開)などはその筆頭ですが, 「スカウト!高貴なる遊戯」(2017年3月公開)では,夢ノ咲学院を卒業する英智も交え,御曹司でなければできない彼らの覚悟のようなものも見られ,ぜひ読んでいただきたいストーリーとなっています。 年相応のかわいらしさやクラスメイトとの賑やかな様子が楽しめるものでは, 「スカウト!フルーツパーラー」(2016年9月公開)や 「B組のBは」(姫宮桃李キャラストーリー/夏), 「弾む!心と花咲くモールライブ」(2016年3月公開)あたりがおすすめです。 また,彼の趣味であるカードゲームで晃牙と対決する 「スカウト!カードバトラー」(2017年4月公開)も良いですし, 「スカウト!胡蝶の夢」では,Knightsに加入した当初の様子や,年下らしさと責任感の間で揺れる姿を見られます。 「スカウト!フルーツパーラー」より なお,彼がアイドルになった理由とKnightsとの出会いは,ユニットのおすすめで挙げた 「レクイエム*誓いの剣と返礼祭」で詳しく語られています。 彼はKnightsに出会えたからこそ,痛みも愛も責任も,己にふりかかるすべてを背負って歩むことができるのだろうと思うのです。 そのせいというわけでもないでしょうが,周囲に比べてどこか大人びており,独特の空気感を持っているように感じられます。 まるで1人だけ違う時間を生きているというか,彼のまわりだけ時間がゆっくりと流れているような。 そんな彼にとってKnights以外でとくに重要なつながりは,幼なじみであるTrickstarの衣更真緒と,紅茶部と,兄であるUN DEADの朔間 零でしょう。 ここからはどことなく不穏な空気が続きますが,前述の 「ホラーナイトハロウィン」ではこれ以上ない和解のシーンが見られ,カタルシスが得られますのでぜひ。 紅茶部としては,ある日のお茶会の賑やかな様子を描いた 「スカウト!ティーパーティー」(2016年1月公開)や,部の成り立ちを見ることができる 「スカウト!アフタヌーン」(2018年10月公開)をとくにおすすめしておきます。 零のところで書いた内容とかぶりますが,零との関係性も1年をとおして静かに,しかし大きく変化していきました。 その様子はいくつものストーリーで見られますが,とくにこの兄弟について深く掘り下げられた 「スカウト!悪魔の館」(2018年5月公開), 「開演 ダークナイトハロウィン」(2015年10月公開), 「スカウト!初夢物語(前半)」(2018年12月公開), 「招福*鬼と兄弟の節分祭」(2017年1月公開)を時系列順に読んでいくと,その変化がさらに分かりやすいのではないかと思います。 ただ静かにそばにいて,ずっとみんなのことを見つめていた凛月だからこそ,仲間たちの変化や心の動きに気づける。 そうしてさりげなく手を差し伸べ,相手に寄り添ってあげられる人なんだと感じます。 Knightsという名前になるまでもそうですし,今のメンバーになってからも,【デュエル】ではライバルと戦い,【ジャッジメント】では仲間内で戦い,【レクイエム】では王を弾劾し,革命するために戦っていました。 傷を受けない,血が流れない戦いはありません。 それは,この世界には自分1人ではなく戦った相手が存在していた,共に剣を振るった仲間がたしかにいたという証でもあるわけです。 そうしたつらい記憶を忘れることができず,傷を受けた者も,それを見ていた者もその痛みを抱えて生きていたのではないかと。 そこに登場した唯一の1年生である司が皆を鼓舞し,希望を見つけた騎士たちは再び立ち上がりました。 そうして5人で過ごしていくうちに,彼らはお互いがかけがえのない存在になっていき,未来に向けて力強く進み始める力を得たのだろうと感じます。 あるいは,強固な鎧を脱ぎ捨てたその下には無防備で無垢な自分がいるというような。 そしてその姿は,彼らが本当に心を許している人にしか見せないのだろうと思います(余談ですが,このあたりは「Knightsは日常とステージのオンオフがきっちりしている」ということに通じるのかもしれません)。 誰だって自分以外に泥や血や涙にまみれた格好悪いところは見せたくないものだけれど,それを見せても,相手にそういう部分があると分かっても受け入れるのは,揺るぎない信頼と愛があることにほかなりません。 最初の頃のKnightsは「利害の一致で組んでいる,個人プレイが得意なユニット」といったイメージでしたが,仲間同士の結束力という意味では,今となっては決して他のユニットにも引けを取らないのです。 Knightsに唯一無二の価値を与える天才のレオ。 はじまりからずっと,どんなに傷ついてもKnightsを守り続けていた泉。 仲間に寄り添い,絶え間なくあたたかな愛を注ぐ嵐。 そばを離れることなく,陰ながら皆をそっと支える凛月。 彼らを癒やし,共に成長しながら進む道を光で照らす司。 彼らはもう過去を振り返らず,この先のまだ見ぬ未来に向かって駆け抜けていくのでしょう。 血と涙を養分にして,戦場の跡には美しい花々が咲き乱れる。 そうしていつか,彼らが輝く聖杯を掴む日が来るのかもしれません。 「レクイエム*誓いの剣と返礼祭」より• メインストーリー第一部• 挑戦!願いの七夕祭(2015年7月)• 対決!華麗なる怪盗VS探偵団(2015年12月)• 追憶*マリオネットの糸の先(2016年3月)• スカウト!BADBOYS(2016年11月)• モーメント*未来へ進む返礼祭(2018年2月)• 十五夜*玉兎跳ねるムーンライト(2018年8月)• キャロル*白雪と聖夜のスターライトフェスティバル(2018年11月)• リーダーの仁兎なずなは,生徒会の勢力が及んでいない放送委員会の委員長でもある。 だがこれらの経験が,その後の彼らの結束や成長につながっていったことも確かだろう。 しかしなずなはある事件をきっかけにValkyrieを脱退することになり,ちょうどそのとき出会った1年生の真白友也と紫之 創,天満 光の3人で結成されたユニットを導き,共に活動する仲間として彼らに加わったのです。 そのいきさつは, 「追憶*マリオネットの糸の先」で読むことができます。 強豪ユニットの一員だったとはいえ,なずなが育てるのは生まれたばかりで右も左も分からぬ子うさぎたち。 けれど何にも染まっていない彼らには,言ってみれば伸びしろしかありません。 彼らはお互いに助け合い,励まし合いながら活動をスタートさせました。 【DDD】後のそんなストーリーの1つが 「エール*広がるハッピースプリング!」です。 現状に甘んじず,ただひたすら上を目指して頑張ろうという気概に溢れ,爽やかな空気が流れています。 まずは,光が自分の才能と夢の間で揺れ動く姿が描かれた 「挑戦!願いの七夕祭」と,これからのユニットの方向性や,そのなかでの自分の存在意義に思い悩んだ 「スカウト!BADBOYS」です。 「スイートハロウィン」では,中学の頃からずっと仲良しだった創と友也が,アイドルとして目指す方向性の食い違いをきっかけに,お互いのあり方を再構築します。 「対決!華麗なる怪盗VS探偵団」より 紹介の順番が時系列的に前後しますが, 「十五夜*玉兎跳ねるムーンライト」では,いつものように天真爛漫に振る舞う光を見て,日頃から光を注意してばかりいた友也が「今まで自分は光の才能を押さえつけてきたのでは?」と考えます。 筆者が思うに1年生の3人は秋から冬にかけて,種類は違えど全員が似た悩みを抱えていたように思います。 彼らはそれぞれの悩みによって「アイドルとして,あるいは集団のなかの1人として」のアイデンティティの確立と,「他人のそれをどう認めていくか」が課題として浮き彫りになったように見えます。 年末の 「キャロル*白雪と聖夜のスターライトフェスティバル」では,ある理由からなずなが一瞬だけValkyrieの元へと戻ります。 それを送り出した3人の様子はそれぞれ異なっていて,成長した部分と成長しようとしている部分,そのどちらも感じられて胸が熱くなりました。 「キャロル*白雪と聖夜のスターライトフェスティバル」より そしてラストはもちろん,3年生卒業直前の 「モーメント*未来へ進む返礼祭」です。 これについてはもう何も補足することはありません。 か弱かった彼らは懸命に努力し,本当に強く大きく成長しました。 本来であれば,この記事でおすすめするストーリーは公開順に読むことを推奨していますが,「返礼祭」に関しては最後に(あるいは一周してからもう一度ラストに)読んでいただきたいです。 送り出されるなずな,なずなを送り出す友也,創,光,どのアイドルの胸のうちを想像しても,このうえなく深い感動を味わえるのではないかと思います。 Valkyrie時代後半のなずなは体調的にもつらい時期ではありましたが,その当時の彼を 「追憶*マリオネットの糸の先」以外で見られるものとしては,斎宮 宗とフルーツパーラーを訪れる 「スカウト!十二支(前編)」(2017年12月公開)や,ある日の屋上で紅郎と出会う 「Folk Song」(鬼龍紅郎キャラストーリー/前年度の春)があります。 そして月永レオが組んだ臨時ユニット・ナイトキラーズについて語られるのは, 「反逆!王の騎行」。 この話は 「スカウト!BADBOYS」にもつながるのでぜひ読んでおきたいところです。 なお,クリスマスライブの様子が描かれる 「彩光!瞬きの星夜祭」(2015年11月公開)も,実は臨時ユニットの話だったりします。 「彩光!瞬きの星夜祭」より なずなにはもう1つ,ほかの人とは違うポイントがあります。 これは彼自身が「命じられた役割を果たすのが得意」である(つまりは責任感が強い)のと,物事を客観視することに長けているためだと筆者には感じられます。 彼はかわいらしい見た目ながら,仕事に関してはいい意味でシビアな面があり,社会に出ても成功するタイプではないでしょうか。 彼が個性豊かなテニス部の面々と絡むおすすめストーリーは, 「スカウト!お医者さん」や 「姫君のご機嫌」(姫宮桃李キャラストーリー/夏),感動のあまり号泣必至の 「レクイエム*誓いの剣と返礼祭」です。 また彼が良い保護者ぶりを見せる 「スカウト!ホリデー」(2015年8月公開)もぜひ。 創が明かしていましたが,なずなはあの【S2】のつらいステージのときも,ショックを受けていた1年生3人に向かって 「泣くのはステージを降りてからにしろ」と言っていたのだそうです。 けれど本当は,なずな自身こそ泣きたかっただろうし,涙ではおさまらないくらいに悔しかったはずです。 だからこそ最後に 「モーメント*未来へ進む返礼祭」のステージで彼が涙を見せたことが,余計に胸を打つのだろうと思います。 彼が初めてみんなの前で見せた涙が,幸せな涙で本当に良かったと。 彼は生まれついてのアイドル気質というか,アイドルになるべくしてなっている人で,素質もそうですし,ものごとを判断するものさしや発想力が人とはちょっと異なっている天才肌だと感じます。 彼はユニットおすすめで挙げた 「エール*広がるハッピースプリング!」や 「十五夜*玉兎跳ねるムーンライト」を見ると分かるように,ユニットのために行動を起こしたり自らアイデアを出したりすることが多くあります。 一見すると自分の好きなことをひたすら追求する子供っぽい人に見えますが,これらを読むと,自分だけでなく常にユニットのみんなの幸せも考えているところがしっかりと伝わります。 なお 「ハッピースプリング」および 「挑戦!願いの七夕祭」では彼がアイドルになった理由が語られており,応援したくなる気持ちがより強くなるでしょう。 なお,彼を知るうえで重要な 「スカウト!BADBOYS」については,前日譚として 「良い子悪い子普通の子」(真白友也キャラストーリー/春)も必ずおさえておきたいところです。 そんな愛すべき彼にとっての大好きな場所は,ユニットのほかには陸上部があります。 陸上部の面々と絡むものには 「花吹雪*皐月の藤紫」や 「飛脚」(天満 光キャラストーリー/春), 「ママと鬼ごっこ」(天満 光キャラストーリー/夏)などがありますが,光の健気さに胸を打たれる個人的なイチ推しは 「感謝!ほろ苦ショコラフェス」(2016年1月公開)です。 陸上部ものではありませんが,何かとなついているアドニスと遊ぶ様子が微笑ましい 「清夏!サマーキャンプ」(2016年7月公開)や 「公演!悲喜劇のロミオとジュリエット」(2018年4月公開)もぜひ。 彼はたくさんの人と出会って毎日成長しているものの,まだ少しだけ,意見や想いを伝える手段を十分に得られていないだけなのではないかと。 なので,彼が理想とするものを表現できる技術を得た暁には,私たちを見たことのないワクワクする世界に連れて行ってくれるに違いないと期待しています。 けれど周りを見渡せば,見たことのないスキル持ちや,とんでもない美形がいるわけで,それだけで落ち込んだり焦ったりすることも多かったことでしょう。 ユニットを除けば,彼に大きな影響を与えたのはやはり演劇部の存在でしょう。 部長であるfineの日々樹 渉とTrickstarの氷鷹北斗が所属するたった3人の部活ですが,比較的活発に活動しており,その様子はたくさんのストーリーで楽しめます。 彼らの日常が見られるものでおすすめは 「響き愛」(日々樹 渉キャラストーリー/春), 「裏返るジョーカー」(日々樹 渉キャラストーリー/夏), 「火刑台上のシンデレラ」(真白友也キャラストーリー/夏),そして日常生活で友也がお姫様ロールプレイを頑張った 「スカウト!薔薇十字物語」(2016年10月公開)など。 公演本番に臨むものでは,友也の試練をコミカルに描いた 「なりきれ!灰かぶりの大舞台」(2017年5月公開),入り組んだシナリオ構成に唸る 「公演!悲喜劇のロミオとジュリエット」がおすすめです。 そしてもちろん,演劇部版返礼祭こと 「スカウト!透明と仮面」(2019年1月公開)は必須中の必須ストーリーです。 誰もいないステージで懸命に歌う彼らの姿は涙を誘うものでしたが,ステージに臨む前,創が言った「自分はとろいから,人の何倍も努力しなくてはいけない」というセリフこそが,あの悲しさを余計に増幅させたように思います。 彼が何かと周りの人や先輩たちに助けられるのは女の子みたいにかわいいからではなくて,そういう健気で努力家なところが皆の気持ちを掴むからかもしれません。 そんな一生懸命さが光るストーリーはたくさんありますが,まずはぜひ 「創の一歩」(紫之 創キャラストーリー/春)を。 それともう1つ,桃李と仲良くなるきっかけとなった 「スカウト!ベストショット」(2016年7月公開)でのメーターを振り切ったキュートさも忘れてはいけません。 「スカウト!サロン・ド・テ」より そして,創と言えば紅茶部のストーリーもぜひ。 fineの天祥院英智とKnightsの朔間凛月というかなりクセのある先輩2人に囲まれている創ですが,それはもう大切にかわいがられています。 そんなストーリーが楽しめるのは 「かわいい悩み」(紫之 創キャラストーリー/夏), 「紅茶ガーデン」(朔間凛月キャラストーリー/夏), 「スカウト!ティーパーティー」です(凛月の項でも書きましたが,紅茶部の成り立ちを知るなら 「スカウト!アフタヌーン」もぜひ)。 どのストーリーでも安定して読む者を癒やしてくれる良い子な創ですが,ぎくりとさせられたのが 「スカウト!ノクターン」(2016年12月公開)です。 なおこれはSwitchの青葉つむぎとの会話で出てきたものですが,そのつむぎと,かつて【S2】で戦った紅月の蓮巳敬人との会話が深い 「スカウト!ビブリオ」(2017年6月公開)も合わせておすすめしておきます。 けれどそのぶん,1年間での成長も大人とは比べ物にならないくらい大きいのではないでしょうか。 前述のとおり,リーダーのなずなはかつてValkyrieに所属していました。 完全なる円満な脱退というわけではなかったため,なずなの心にはずっとそのことが引っかかっていたのかもしれません。 彼は「宗とみかのためにも幸せになる」と言っていましたが,ひょっとしたらそれが 「幸せにならなければいけない,1年生たちを幸せにしなければいけない」という, ある種の呪いになっていたようにも感じるのです。 でも彼が出会った友也,創,光という3人の小さなうさぎは,彼が思うよりもずっとあたたかい熱を持っていました。 なずなは3人を導き,守り,後押しをしてたくさん助けてきたけれど,彼もまた,3人に癒やされ,救われたのだと思います。 「スタフェス」や「返礼祭」は,そのことが非常によく分かるストーリーのように感じます。 それによって彼らは揃って成長していくわけですが,さらにすごいと思うのは,4人は目の前の課題をこなすだけで終わらず「これから自分は/自分たちは何を目指していくべきか」を,それぞれがしっかりと見据えているように感じられることです。 彼らはスタートから大きな試練を経験しました。 けれどそれに屈せず,少しずつ脚力をつけ,次第に高くジャンプできるようになっていきました。 つらいことがあれば涙は流れてしまうけど,そばにはいつだって仲間がいるから笑顔を取り戻せるのでしょう。 彼らが目指すのは,ほんの1年前にはまだ夢でしかなかったところかもしれません。 けれどきっとその足で,どこまでも高いところへたどり着けるのではないかと思います。 MaM=三毛縞 斑は昔から月永レオと親しく,レオを不登校に追いやった英智や生徒会に対しては思うところがある様子。 彼はどちらかというと物語の本流に入り込むというより,どこか俯瞰で世界を見る立場であろうとするように見えることも。 登場が遅いため,MaMとしてのストーリーは4つしかありません。 ですが,MaM/三毛縞斑については,最初はぜひ公開順で物語を追うことを推奨します。 なぜなら最初にご紹介する 「追憶*流星の篝火」は,しばらく伏せられていた彼の生い立ちや素性について詳しい種明かしがあるためです。 それでは本題に入りましょう。 時系列としてはもっとも古い斑のストーリー 「追憶*流星の篝火」は,現在軸から2年前のストーリーとなっています。 当時の斑は,国外にある夢ノ咲学院の姉妹校との交換留学生として海外を飛び回っていたのですが,そもそもなぜ海外に行くことになったのか,彼の両親や奏汰との関係は,流星パープルとは……といったことが分かります。 あるきっかけで仲良くなったというレオとの関係はその後も続いていきますが,ここでの斑が【チェックメイト】に関して一枚噛んでいたことも明らかとなります。 ほかにはない唯一のソロユニットであること,身体も声も人より大きいことは,周囲に大きなインパクトを与えました。 なお,全員が「藤祭」に参加することになった陸上部への最初の登場の様子は 「母なる大地」(三毛縞 斑キャラストーリー/春)で見られます。 そのなかでもとくに重要と思えるものの1つは,時期としては序盤(春)の 「躍進!夜明けを告げる維新ライブ」が挙げられるでしょう。 とはいえ「ひょっとしたら,わざと自分をそう見せているのでは?」とも感じさせられるのですが。 なかでも筆者が気になるのは,年明けの物語である 「スカウト!十二支(後編)」で,ここで彼によって語られるアイドルや夢に対する想いに注目しておきたいところです。 なお転校生は,幼少期の斑との記憶があまりないようなのですが,その理由は前述の 「躍進!夜明けを告げる維新ライブ」で明かされます。 そんなあるとき見かけた,メインライターの日日日先生による 「斑はアンチヒーロー」というTwitterでの発言がとても腑に落ちました。 同じ区分ではあるが個人的に英智(生徒会長)はダークヒーローと呼びたい」といった内容をつぶやいています)。 彼は目的のためなら手段を選ばないところがあるのですが,むしろ筆者が悩むのはそこよりも,発言が彼の本意なのかどうか(本当は嘘なのではないか)と常に思わされることなのです。 本人が「自分は零の後継者のつもり」と言うとおり,かつての彼が海外を飛び回って問題を解決していたりするところは零によく似ていると感じるのですが,真意が掴みにくいという意味では,英智にも近いような気もします。 桁外れの能力,たいていの泣く子が黙る(あるいはねじ伏せることのできる)バックボーン,彼には人を恐れさせる要素がたくさんあります。 また,筆者が好きな彼のセリフに 「俺は人間でいたい,人間のことが大好きだから」(「花吹雪*皐月の藤紫」より)というものがあるのですが,きっとこれが彼という人の核であり,揺るぎない軸なのではないかという気がします。 登場が遅いこともあるかもしれませんが,まだまだ斑については知りたいことがたくさんあります。 自分ではない人間を完全に理解するのは不可能だけれど,その声に耳を傾けて,少しずつ距離を縮めていくことはできます。 これからまた1歩ずつMaM/斑というアイドルに近づき,ますます魅了される日を楽しみにしています。 「躍進!夜明けを告げる維新ライブ」より.
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