ハント 症候群 と は。 ハント症候群とはどんな病気?

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ハント 症候群 と は

ハント症候群は水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化により生じた帯状疱疹の一病型である。 帯状疱疹は高齢者のありふれた感染症のひとつとされている。 今回、ハント症候群に罹患した経験について述べた。 特に前駆症状として全身倦怠感、上咽頭痛や耳痛がありながら、早期診断・早期治療には結びつかなかった。 発症時は不全麻痺であったが、数日のうちに完全麻痺となった。 ハント症候群では顔面神経麻痺のほかに聴覚過敏、味覚異常、平衡機能異常など多彩な症状があった。 薬物治療やリハビリテーションにもかかわらず、不全麻痺、病的共同運動、顔面拘縮、顔面けいれんなどの後遺症を残す結果となった。 このような経験から帯状疱疹やハント症候群の罹患と後遺症を予防するためには、ワクチン接種の普及が重要と思われた。 Hunt syndrome is a disease caused by an infection of the geniculate ganglion by the varicella -zoster virus reactivation. It considered to be one type of disease of herpes zoster which mainly produces facial nerve palsy. One morning in May two years ago, the right side of facial nerve palsy suddenly appeared. Generally tiredness had arisen from ten days before the onset of facial nerve palsy. Moreover, there was displeasure of the parotid gland from the several days before, and an upper pharynx pain and ear pain appeared from 2 or 3 days before of the onset. Although it was partial facial nerve palsy at the onset of Hunt syndrome, it became complete facial palsy within 2 or 3 days. Medical treatment with an anti-viral medicine and steroid medicine was started. Now, it has improved even to such a degree that palsy is hardly conspicuous with a photograph, though partial facial nerve palsy, pathological synkinesia, facial contracture and facial spasm are remains as a sequel. The rehabilitation of the facial nerve palsy may be an effective therapeutic method for the sever Hunt syndrome.

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【ハント症候群専門】ハント症候群の最新治療|中国鍼灸(はり灸・針灸)治療の流れと患者の体験談

ハント 症候群 と は

症状 により顔の表情が作りにくくなります。 額のしわがなくなる、開眼時に眼裂が拡大し、閉眼時に眼輪筋が収縮せずに閉眼しない、鼻唇溝の消失、口唇が健側によるといった症状をきたします。 朝の洗面時や食事時に口に含んだ水や食べ物が口の端からこぼれる症状で気づくこともあります。 顔面神経は涙や唾液の分泌、味覚にも関わっているため、眼の渇き、流涙、口渇感、を生じることもあります。 耳鳴り・・といった内耳障害をきたします。 外耳道および耳介周囲にとよばれる痛み、を伴う赤い・水泡を認めます。 上記がそろったものを完全型とします。 または両方を欠くものを不全型とします。 まれですが、飲み込みや発声に関わる他の脳神経にもウィルス感染が伝播し、重篤な症状を合併することがあります。 検査・診断 の程度を評価します。 本邦で最も用いられている柳原法は40点法です。 10点以上を不全麻痺、8点以下を完全麻痺、あるいは20点以上を軽症、18~10点を中等症、8点以下を重症とします。 、耳鳴り、といった内耳障害の診断に聴力検査や平衡機能検査も行います。 の診断は皮膚や粘膜の視診により行います。 外耳道の発赤など症状を呈する非典型例や、遅れて帯状疱疹が出現する症例もあるため注意が必要です。 顔面神経は中耳内を通っています。 顔面神経の障害部位診断目的に味覚検査やアブミ骨筋反射測定も行います。 また、複数回の血液検査によって、帯状疱疹ウイルスの再活性化を確認することができます。 誘発筋電図検査や神経興奮性検査でより顔面神経麻痺の程度を測定するとある程度の予後予測ができます。 いずれの検査法も発症7~10日以内でないと正確な診断はできません。 治療 ステロイドホルモン剤と抗ウイルス薬による薬物治療を行います。 神経麻痺の原因は炎症性神経浮腫と考えられています。 ステロイドホルモン剤の抗炎症、抗浮腫効果は投与量に依存します。 このための重症度により投与量は異なります。 早期に投与するほど有効で、遅くとも10日以内が望ましいとされます。 抗ウィルス薬はウィルス増殖を抑制する薬剤で、増殖したウイルスを殺すことはできません。 そのため、麻痺発症3日以内の投与が必要です。 麻痺発症8日以降の抗ウィルス薬投与や、麻痺発症14日以降のステロイドホルモン剤投与は効果が期待できないため推奨されません。 麻痺の程度によって治癒率が変わります。 高度麻痺例で、誘発筋電図検査や神経興奮検査の反応が乏しい場合には神経減荷術と呼ばれる手術を行います。 手術至適時期は2週間以内と考えられています。

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トロサ・ハント症候群

ハント 症候群 と は

顔のこわばり・けいれん・異常共同運動を和らげる治療 ベル麻痺やハント症候群による急性顔面神経麻痺の後遺症として、発症から3カ月経過しても十分に回復しない患者さんにおいて、発症から6カ月以降になると、「 顔のこわばり」、「 けいれん」や「 口を動かしたときに目がウインクしてしまう」などの好ましくない顔の異常な動き(「 異常共同運動」といいます)が、高率に生じてきます。 最近の研究では、このような後遺症を予防または軽減したりする上で、適切な表情筋のリハビリテーションが大切重要であることが分かってきております。 特に、顔面神経麻痺が起こってからの最初の4ヶ月間における適切な表情筋リハビリテーションが、特に重要であるとされております。 この期間、正しくない方法でのリハビリテーションや無理に表情筋を動かすような電気刺激運動療法を行うと、表情筋が固くなったり、 異常共同運動がかえって起こりやすくなってしまいますので、注意が必要です。 私たちは、ベル麻痺やハント症候群による急性顔面神経麻痺による顔のバランスや表情を崩すこれらの後遺症をできるだけ最小限にするために、麻痺発症の早期から積極的に正しいリハビリテーションを導入した治療を行っております。 中には、適切なリハビリテーションを行っても、顔の こわばりや けいれん、 異常共同運動が残ってしまう方もおられます。 その場合には、顔の こわばりや けいれんを和らげるボツリヌストキシン注射治療や、 異常共同運動を改善する手術療法(筋肉切除術など)を行い、顔のバランス、表情の改善を最大限図るような治療をリハビリテーションと一貫して提供しております。 実際にリハビリテーションの具体的なやり方をお知りになりたい方や、後遺症の「顔のこわばり」、「けいれん」、「異常共同運動」にお悩みの方には、受診をお勧めいたします。 以下に、私たちのベル麻痺、ハント症候群による顔面神経麻痺のリハビリテーションの方法をご紹介いたします。 顔面神経麻痺のリハビリテーション方法 1.なるべく顔の表情を出さないようしながら15 分間、麻痺している側の顔の表情筋を伸ばす方向にマッサージを行ないます。 それぞれ、3分間を目標にマッサージしましょう。 くれぐれも、顔の筋肉は動かさずリラックスした状態で行いましょう。 鏡を見ながらちゃんとできているか自分の顔の動きを確認しながらするとより効果的です。 最低でも、朝1回以上、昼1回以上、夜1回以上おこないましょう。 目標は、 午前中2回、午後から夕方にかけて2回、夕方から寝るまでに2回行いましょう。 (3分間)この繰り返しを、一日の間でなるべく多く行いましょう。 これ以上多くても、もちろん構いません。 2.話ている時や食事中は、おでこの筋肉を使わないように気をつけながら、眼を見開くように意識しましょう。 3.麻痺した表情筋を早く動かそうと頑張って、眼を強く閉じようとしたり、笑おうとする練習はしないで下さい。 昔よく言われた「百面相」をするリハビリは行わないでください。 また電気刺激療法は、かえって異常共同運動を強く引き起こしてしまう原因になります。 4.眼を開けた状態で口を閉じたり開いたりする運動を10回、口を閉じた状態で眼を閉じる運動を10回おこないましょう。 口と目の開閉が連動してしまう異常共同運動の予防役立ちます。

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