な が の いち か。 「いち」の索引 1ページ目

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な が の いち か

ネタバレ 購入済み かくし味が盛り沢山 くるんぱ 2020年04月13日 戦後6年を経て傾きかけた京都の老舗料亭を立て直す為に奮闘する主人公の桑乃木いち日の物語。 「ながたん」は包丁、「青と」は青唐辛子。 題名の古風な響きに惹かれ、何より京都の街並みの丁寧な描写に戦後間もない頃に誘われるような気持ちになります。 いち日は桑乃木の長女で料理人と結婚したものの二ヶ月後に出征した のち戦死し後家に。 京都の古いしきたりに縛られ、女は厨房に入れず。 料理好きのいち日は女がひとりで生きていく為としきたりにあまり囚われないホテルのシェフとして精進を積む。 いよいよ行き詰まる桑乃木を見かねた叔母が、いち日の妹ふた葉に大阪のホテルの次男とのお見合い話を持ってくる。 お見合い当日に現れたのは御年19歳で学生の三男周。 ふた葉は料理人と駆け落ちしてしまい、叔母は35歳のいち日に結婚を迫る。 まだ前夫に未練を残すいち日ながらここで援助してもらえる周の家と結婚しなければ桑乃木は潰れるのみ。 好きな人がいるという周も淡々した様子で同意を得てさくさくと結婚へと進む。 いち日は料理をしている時が本当に楽しそうで、ささっと作るハモ料理や、まだこの頃には珍しい食パンなどを周は美味しそうに食べる。 食べる姿を嬉しそうに見るいち日。 周も桑乃木を立て直す為に学業の傍ら手を貸そうと内情を調べると、顧客管理は先代の記憶だけに頼ってきており何も残されていないことに唖然とする。 何もかもがいち日と若い周に託されたことに。 桑乃木にGHQの予約が入るが、厨房は連れてきたコックで出すという。 周の提案でいち日が一品だけ料理を提供することになり、暑い夏の京都なのでアメリカを忍ばせるようなトウモロコシのアイスクリームを出し、女の将校の心を掴む。 しかし、この後、ほかの人に使われた厨房を嫌い料理長は弟子を率いて辞めてしまい、周は古い考えの人たちを一掃できて良かったと。 いち日は心を決めてホテルを辞め桑乃木の板前として厨房に入る。 気に入った女将校が40人の予約を入れてくれたものの、料理人の居ないこの状況をどう乗り切るのか。 きつい物言いの周に反発するいち日だけれど、一応、家族として尽くしていて、かなり年の離れた姉さん女房にいつか周が心を寄せて行く日が来るのか。 日々奮闘するいち日の時折見せる隙に触れた周が、あれ?という仕草に、読者にふーんと思わせる心の揺れを伝えている所がかくし味になっている。

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【エゴサ】『いちなる 彼氏』で検索してみたら・・・

な が の いち か

ネタバレ 購入済み かくし味が盛り沢山 くるんぱ 2020年04月13日 戦後6年を経て傾きかけた京都の老舗料亭を立て直す為に奮闘する主人公の桑乃木いち日の物語。 「ながたん」は包丁、「青と」は青唐辛子。 題名の古風な響きに惹かれ、何より京都の街並みの丁寧な描写に戦後間もない頃に誘われるような気持ちになります。 いち日は桑乃木の長女で料理人と結婚したものの二ヶ月後に出征した のち戦死し後家に。 京都の古いしきたりに縛られ、女は厨房に入れず。 料理好きのいち日は女がひとりで生きていく為としきたりにあまり囚われないホテルのシェフとして精進を積む。 いよいよ行き詰まる桑乃木を見かねた叔母が、いち日の妹ふた葉に大阪のホテルの次男とのお見合い話を持ってくる。 お見合い当日に現れたのは御年19歳で学生の三男周。 ふた葉は料理人と駆け落ちしてしまい、叔母は35歳のいち日に結婚を迫る。 まだ前夫に未練を残すいち日ながらここで援助してもらえる周の家と結婚しなければ桑乃木は潰れるのみ。 好きな人がいるという周も淡々した様子で同意を得てさくさくと結婚へと進む。 いち日は料理をしている時が本当に楽しそうで、ささっと作るハモ料理や、まだこの頃には珍しい食パンなどを周は美味しそうに食べる。 食べる姿を嬉しそうに見るいち日。 周も桑乃木を立て直す為に学業の傍ら手を貸そうと内情を調べると、顧客管理は先代の記憶だけに頼ってきており何も残されていないことに唖然とする。 何もかもがいち日と若い周に託されたことに。 桑乃木にGHQの予約が入るが、厨房は連れてきたコックで出すという。 周の提案でいち日が一品だけ料理を提供することになり、暑い夏の京都なのでアメリカを忍ばせるようなトウモロコシのアイスクリームを出し、女の将校の心を掴む。 しかし、この後、ほかの人に使われた厨房を嫌い料理長は弟子を率いて辞めてしまい、周は古い考えの人たちを一掃できて良かったと。 いち日は心を決めてホテルを辞め桑乃木の板前として厨房に入る。 気に入った女将校が40人の予約を入れてくれたものの、料理人の居ないこの状況をどう乗り切るのか。 きつい物言いの周に反発するいち日だけれど、一応、家族として尽くしていて、かなり年の離れた姉さん女房にいつか周が心を寄せて行く日が来るのか。 日々奮闘するいち日の時折見せる隙に触れた周が、あれ?という仕草に、読者にふーんと思わせる心の揺れを伝えている所がかくし味になっている。

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市(いち)とは

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ネタバレ 購入済み かくし味が盛り沢山 くるんぱ 2020年04月13日 戦後6年を経て傾きかけた京都の老舗料亭を立て直す為に奮闘する主人公の桑乃木いち日の物語。 「ながたん」は包丁、「青と」は青唐辛子。 題名の古風な響きに惹かれ、何より京都の街並みの丁寧な描写に戦後間もない頃に誘われるような気持ちになります。 いち日は桑乃木の長女で料理人と結婚したものの二ヶ月後に出征した のち戦死し後家に。 京都の古いしきたりに縛られ、女は厨房に入れず。 料理好きのいち日は女がひとりで生きていく為としきたりにあまり囚われないホテルのシェフとして精進を積む。 いよいよ行き詰まる桑乃木を見かねた叔母が、いち日の妹ふた葉に大阪のホテルの次男とのお見合い話を持ってくる。 お見合い当日に現れたのは御年19歳で学生の三男周。 ふた葉は料理人と駆け落ちしてしまい、叔母は35歳のいち日に結婚を迫る。 まだ前夫に未練を残すいち日ながらここで援助してもらえる周の家と結婚しなければ桑乃木は潰れるのみ。 好きな人がいるという周も淡々した様子で同意を得てさくさくと結婚へと進む。 いち日は料理をしている時が本当に楽しそうで、ささっと作るハモ料理や、まだこの頃には珍しい食パンなどを周は美味しそうに食べる。 食べる姿を嬉しそうに見るいち日。 周も桑乃木を立て直す為に学業の傍ら手を貸そうと内情を調べると、顧客管理は先代の記憶だけに頼ってきており何も残されていないことに唖然とする。 何もかもがいち日と若い周に託されたことに。 桑乃木にGHQの予約が入るが、厨房は連れてきたコックで出すという。 周の提案でいち日が一品だけ料理を提供することになり、暑い夏の京都なのでアメリカを忍ばせるようなトウモロコシのアイスクリームを出し、女の将校の心を掴む。 しかし、この後、ほかの人に使われた厨房を嫌い料理長は弟子を率いて辞めてしまい、周は古い考えの人たちを一掃できて良かったと。 いち日は心を決めてホテルを辞め桑乃木の板前として厨房に入る。 気に入った女将校が40人の予約を入れてくれたものの、料理人の居ないこの状況をどう乗り切るのか。 きつい物言いの周に反発するいち日だけれど、一応、家族として尽くしていて、かなり年の離れた姉さん女房にいつか周が心を寄せて行く日が来るのか。 日々奮闘するいち日の時折見せる隙に触れた周が、あれ?という仕草に、読者にふーんと思わせる心の揺れを伝えている所がかくし味になっている。

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