デパス 後遺症。 デパス錠の副作用とは? 依存やODに注意!

ベンゾジアゼピン断薬後の後遺症はいつまで続く?リハビリとして有効なことは?

デパス 後遺症

Etilaam 1mg錠 (小さいため写真では分かり難いが割線が入っている) エチゾラム(: Etizolam)は、 ()に属する 、であり、系と同様の作用を持つ。 とするものもある。 日本で開発され、日本、イタリア、インドでである。 日本の先発品は デパス。 多くのが存在する。 連用により、急激な量の減少によりを生じることがある。 使用されている国が少ないため国際条約であるによる規制はない。 日本では、のに指定されている。 他のベンゾジアゼピン系の薬剤を含めても、日本の乱用症例において3位がエチゾラムである。 エチゾラムを10倍量誤投与し、植物状態となった事例は、日本薬剤師会 、日本病院薬剤師会 、厚生労働省による事故防止の検討会 でもとりあげられており、事故防止に重要である。 そしてGABA A受容体の存在する組織の部位によってサブユニット構成が異なることが知られている。 がGABA A受容体に結合することでCl -イオンチャンネルが開くが、ベンゾジアゼピン結合部位はGABA結合部位とは異なり的にGABAの作用を増強するように働く。 GABA A受容体はなどを含めた広く脳全体に分布しているものの、特にベンゾジアゼピン類に感受性を持つGABA A受容体が多いのは視床下部および大脳辺縁系、中でもである。 これらの部位においてチエノトリアゾロジアゼピン系抗不安薬もGABA作用を増強し神経伝達に対して抑制作用を示すことで、不安・緊張などの情動異常を改善する。 それ故、中枢神経の他の部位が関与する機能、例えば高次脳機能等に対しては抑制作用が少ない。 また、ベンゾジアゼピン系抗不安薬と同様に、睡眠導入および筋弛緩作用も併せ持つ。 そして、大量では呼吸抑制を引き起こす。 薬物動態学 [ ] エチゾラムはに比べ、強い力価(重量あたりの薬理作用強度)を持つ。 そして、作用発現および持続が短時間(6時間以内)であるという特徴を持ち、服用後約3時間(食後30分経口)で最高血中濃度に到達する。 抗不安薬としては他のものと大同小異である。 薬理的な半減期が短いため、連用後のが出やすく、そのため依存しやすい。 適応 [ ] 日本での承認された適応は以下である。 ・・における・・• における• 神経症・心身症における軽度のうつ• 頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛における筋緊張 物性 [ ] 胃内のような酸性環境下において、エチゾラムの7員環が開環した時の極限構造式。 光に対して不安定であり、光に当たると徐々に分解することが知られている。 pH4. 0以下の酸性水溶液()では開環体へと変化し効力が減弱するものの、アルカリ性のに達すると再び閉環体に戻り、活性を持って小腸で吸収される。 禁忌・一般的注意 [ ] 年齢、症状により適宜増減する。 体内に残存しやすい高齢者は1日1. 5mgまでとする。 眠気を催したり、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、の運転や危険をともなう機械等の操作等は控える。 自分の判断で勝手に服用を中止したりしない。 (酒)との併用は神経抑制作用とエタノールの酩酊作用を増強するため危険。 薬の保管は光の当たらない場所に保管する。 使用禁忌 [ ]• 急性狭隅角の患者• の患者 併用注意 [ ]• 中枢神経抑制剤 - 両薬剤が相加的に作用を発現する。 - 同剤は肝臓でのエチゾラム代謝を競争的に阻害するため、作用強度が増大したり持続時間の延長がみられることがある。 - 同剤は肝臓でのエチゾラム代謝を競争的に阻害するため、作用強度が増大したり持続時間の延長がみられることがある。 これらの薬剤と併用する場合は、投与量を適宜減量する必要がある。 慎重投与 [ ]• 心障害、肝障害、腎障害のある患者• 脳に器質的障害のある患者(作用が強く現れる)• 小児および高齢者• 中等あるいは重篤な呼吸障害を持つ患者 副作用 [ ]• 精神神経系副作用 ときに眠気、ふらつき、めまい、歩行失調、頭痛・頭重、言語障害、また、まれに不眠感、興奮、焦燥、振戦、眼症状(霧視、調節障害)が現れることがある。 統合失調症等の患者で逆に刺激興奮、錯乱等が現れることがある。 肝機能障害 黄疸あるいは血清中の酵素指標の上昇など肝機能障害を示すことがある。 長期間の使用では また、以下の少数の副作用が報告されている。 呼吸抑制、 呼吸抑制が現れることがある。 中等あるいは重篤な呼吸障害を持つ患者では炭酸ガスナルコーシスが現れることがある。 発熱、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗、白血球の増加、血清CK(CPK)の上昇等、悪性症候群の症状が現れることがある。 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)値上昇、血中および尿中ミオグロビン上昇など横紋筋融解症が現れることがある。 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等、間質性肺炎の症状が現れることがある。 この薬剤に対する反応が原因と考えられている。 遠心性環状紅斑 skin lesions はエチゾラムを扱う製薬会社のみから副作用掲載のための問い合わせがあったため掲載されているが 、ベンゾジアゼピン系など同類の薬剤で起こる可能性があり、ベンゾジアゼピン眼症として提案されている。 依存性 [ ] 日本では2017年3月に「重大な副作用」の項に、連用によりを生じることがあるので用量と使用期間に注意し慎重に投与し、急激な量の減少によってが生じるため徐々に減量する旨が追加され、厚生労働省よりこのことの周知徹底のため関係機関に通達がなされた。 に関して 、錯乱や興奮が生じる旨が記載されている。 からは、必要性を考え漫然とした長期使用を避ける、用量順守と類似薬の重複の確認、また慎重に少しずつ減量する旨の医薬品適正使用のお願いが出されている。 調査結果には、日本の診療ガイドライン5つ、日本の学術雑誌8誌による要旨が記載されている。 過量摂取 [ ] エチゾラムのによるが多数あり、過量摂取が致命的となる可能性がある証拠が存在する。 エチゾラム0. 5 mgのところを、誤って10倍量である5 mgを投与したため呼吸停止し、となり、業務上過失傷害の疑いで捜査となった例がある。 この事例は、日本薬剤師会 、日本病院薬剤師会 、厚生労働省による事故防止の検討会 でも事故の事例として取り上げられており、重要である。 エチゾラムについては、2016年(平成28年)10月14日から向精神薬に指定されたことに伴い、同年10月13日付け第365号をもって、同年11月1日よりの投薬量が30日分が限度になる内服薬に定められた(平成28年10月13日付け厚生労働省通知保医発1013第1号「療担規則及び薬担規則並びに療担基準に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項等の一部改正について」)。 投薬上限日数の設定にあたり、から、2016年(平成28年)9月22日付で上限30日、田辺三菱製薬会社から2016年(平成28年)8月8日付で、上限90日の要望書が厚生労働省に出されている。 乱用 [ ] 「」も参照 エチゾラムは乱用の可能性がある薬物である。 エチゾラムはでの実験にて、の作用に影響を与えることが示されている。 世界保健機関の薬物依存専門委員会は、エチゾラムの乱用の可能性を中等度と評価しているが、用いられている国が少なく国際的には乱用が問題となっておらず、におけるスケジュールの指定は行われていない。 ベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピン系を含めた日本の乱用症例において、3位がエチゾラムであり、乱用リスクの高い薬剤に同定されている。 かつて日本では規制管理下になく、30日分を超える処方が行われ、119人の処方実態の調査では38. 2016年、麻薬及び向精神薬取締法における第三種向精神薬に指定された。 2014年よりアメリカのでスケジュールI(最も強い規制)に指定され、ドイツで2013年、イタリアで2015年より国内の規制下にある。 アメリカのアラバマ州、フロリダ州、ミシシッピ州、バージニア州、ジョージア州、インディアナ州でもなんらかの規制がなされ、2017年8月よりアリゾナ州でも予定されている。 2016年には日本ではデパス(エチゾラム)が麻薬・向精神薬取締法の取り締まり対象の向精神薬として指定を受けた。 医療従事者の中にはデパス(エチゾラム)が主に日本国内で使用されており、海外ではスペインなどごく一部の国でしか承認されていないことから、国際的な向精神薬の指定枠組みにのらなかったことが指定が遅れた原因だと見る向きもある。 耐性と依存、離脱 [ ] デパス 0. 5mg錠 (現在の、の子会社)の「デパス」が先発医薬品である。 錠剤型のデパス錠0. 25mg、デパス錠0. 後発品には、アロファルム、エチゾラム「トーワ」、エチセダン、エチゾラム「EMEC」、エチゾラン、エチドラール、カプセーフ、グペリース、サイラゼパム、セデコパン エチゾラム「JG」 、デゾラム、デムナット、ノンネルブ、パルギン、メディピース、モーズン(エチゾラム「TCK」)などがある。 世界には、エチラームなどがある。 日本、イタリア、インドで医薬品である。 日本国外でも Depas、Sedekopan 等の商品名で販売されている。 日本での経緯 [ ] (現・)が開発し、商品名 デパスとして1983年9月に承認され、1984年3月に発売された。 承認年月日 1983年9月21日• 薬価基準収載日 1984年3月17日 脚注 [ ] []• Report. Expert Committee on Drug Dependence Thirty-seventh Meeting. 6-8, 17. 2017年4月12日閲覧。. 奈女良, 昭、牧田, 亨介、長尾, 正崇「ベンゾジアゼピン系薬物とその代謝物の検出における4種類の薬物検査デバイスの比較--主としてチエノジアゼピン系薬物エチゾラムの検出について」『中毒研究』第24巻第1号、2011年、 27-34頁、。 医薬品医療機器総合機構 2017年3月21日. 2017年3月25日閲覧。 Report. World Health Organization. 10-11. Report. 2015年3月1日閲覧。. によれば、『日病薬誌』平成17年2月~平成18年1月に連載された。 Report. 2015年3月1日閲覧。. 第1回 内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会 議事次第. 2009-05-25. における資料。 Wakakura M, Tsubouchi T, Inouye J March 2004. Neurol. Neurosurg. Psychiatr. 75 3 : 506-7. Kuroda K, Yabunami H, Hisanaga Y January 2002. Clin. Exp. Dermatol. 27 1 : 34-6. 若倉雅登 2017年10月5日. 読売新聞. 2018年3月1日閲覧。 若倉雅登「」『化学教育』第65巻第3号、2017年、 142-143頁、 :、。 医薬品医療機器総合機構 2017-03. pdf. 医薬品医療機器総合機構PMDAからの医薬品適正使用のお願い 11. 2017年3月25日閲覧。. Nakamae T, Shinozuka T, Sasaki C, et al. November 2008. Forensic Sci. Int. 182 1-3 : e1-6. 『読売新聞』2000年6月3日朝刊39面。 www. ssk. 保険請求の基礎知識. 社会保険診療報酬支払基金 2016年12月. 2019年1月17日閲覧。 www. mhlw. 厚生労働省. 9-10 2016年9月28日. 2019年1月17日閲覧。 Woolverton WL, Nader MA December 1995. Psychopharmacology Berl. 122 3 : 230-6. Shimane T, Matsumoto T, Wada K October 2012. 日本アルコール・薬物医学会雑誌 47 5 : 202—10. World Health Organization 2017-12-06 pdf. Report. 世界保健機関. 2017年12月5日閲覧。. 東洋経済オンライン 2019年12月31日. 2020年5月22日閲覧。 Hirase M, Ishida T, Kamei C November 2008. Eur. Pharmacol. 597 1-3 : 46-50. Kawajiri M, Ohyagi Y, Furuya H, et al. February 2002. Rinsho Shinkeigaku 42 2 : 136-9. 戸田克広「ベンゾジアゼピンによる副作用と常用量依存」『臨床精神薬理』第16巻第6号、2013年6月10日、 867-878頁。 関連項目 [ ]•

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デパス錠の副作用と安全性【医師が教える抗不安薬のすべて】

デパス 後遺症

胃がんなどで胃を切る手術を受けた方は、全国で数十万人いると推測されます。 読者のなかでも胃を切った方はおられるでしょう。 家族や親類、知人まで含め ると、ほとんどの方は胃を切った方をご存じだと思います。 胃の病気は手術によって治り普通に生活できますので、周りから見ると何の苦労もないように見えま すが、胃を切ったあとの後遺症で悩んでいる方は大勢おられます。 胃を切った仲間たちの会 筆者が「健胃会」とおつきあいを始めて約20年たちます。 「健胃会」は「胃を切った仲間たちの会」です。 札幌市で1982年12月に誕生しました。 北海道勤医協中央病院の蕫胃切患者の会﨟を、もっと多くの人に開かれた会にしたい、学習と交流と運動をすすめて いきたいという願いをこめ「健胃会」となりました。 発会以降、年1回の総会と2~3回の例会を開催してきました。 医師・栄養士などの教育講演と胃切者同士の交流会をくり返し行なってきました。 健胃会での体験交流会のたびに、診察室で胃切患者のこんな苦しみを聞いたことがあったろうかと驚かされました。 体験交流会で医師は、なぜそのような苦しい症状がおきるのかという、病態の説明をすることはできても、その克服法を示すことはなかなかできません。 治療法でなく克服法 「克服法」といいましたが、健胃会の会員は後遺症の「治療法」とは言わないのに、私も気づいてきました。 胃切者のほうが真理を知っていたわけです。 つまり、苦しみを「治療」してもらおうと思えば、患者は医師に苦痛を訴えてくるでしょう。 医師が頼りないからか もしれませんが、胃切者自身が、つらさを克服するために胃切者同士の交流を求めていたのです。 何度も例会に参加するなかで、胃切者の後遺症の克服法をたくさん聞かせていただき、だんだんと私のアドバイスが適切になってくるのを感じるようになりました。 後遺症にはどんなものが? 胃を切った後の苦しみは、手術前に医師からそれなりの説明がなされているとはいえ、苦労している方が多いと思います。 なかには、手術前とまったく同じように食べられ、何の苦労もなかったという方もいますが、それはごくまれな例といえます。 約20年間の健胃会の例会や交流会のなかで、くり返しテーマとなった「後遺症=胃切者の苦しみ」は以下の項目にまとめることができると思います。 これは、健胃会の会員がみんなで整理した「胃切後遺症」ということができるでしょう。 a 小胃症状(少ししか食べられ ない) b 早期ダンピング症状(食べる とすぐおなかがグルグルし、おなかが痛い、食べるとすぐ下痢をする、食べるとすぐ吐き気がする、食べるとすぐ冷や汗がで る、食べるとすぐ心臓がドキドキする) c 後期ダンピング症状(食後2 時間くらい、または空腹時に、冷や汗、心臓がどきどきする) d 逆流性食道炎(胸やけで苦 しんでいる) e 逆流症状(急に苦い水が上が ってきてのどが焼けつくようにな る) f 慢性的な下痢 g 貧血(低栄養性・鉄欠乏性・ ビタミンB12欠乏性) h 骨粗しょう症(腰痛、骨折) i 術後の胆石症 j 術後の糖尿病の発症 k 術後のうつ状態(気力の低下、睡眠障害、イライラ、不安感) l 術後の癒着、腸閉塞(イレウス) m その他 紙面のつごうで、これらの一部について述べます。 噴門と幽門=胃の働き 図1を見てください。 胃切前の胃袋です。 口から食べたものは、食道を通り、食道と胃のつなぎ目である噴門 を通過し胃袋に入ります。 胃袋で胃液と食べたものがよく混じりあい、おかゆの状態になって少しずつ幽門から十二指腸に送り込まれます。 食べたものが胃袋の 中にたまっている時間は、食べものによって違いますが、およそ2~3時間くらいです。 噴門は、胃袋の内容物が食道に逆流しないように筋肉が弁のはたらきをします。 幽門は、時間をかけて胃袋の内容物を少しずつ十二指腸に送り込む蛇口の役割をもっています。 図1 正常な胃袋の図と名称 胃切除の手術方法には 胃切除の方法はいろいろあります。 「胃全摘」の場合は、胃袋はまったくなくなり、噴門も幽門もなくなります。 最も多くの方が受けている手術方法は「幽門側普通切除」です。 これは幽門をふくめ、胃袋を3分の2切除する方法で、噴門の側が3分の1残っています。 「亜全摘」というのは胃袋を5分の4切除したもので、5分の1の胃袋が残った状態です。 胃袋を切除し、小腸とつなぐ方法を「再建術式」といいますが、これにもいろいろな方法があります(図2)。 「全摘」の場合、噴門から幽門まで胃袋を全部切除します。 食道と十二指腸を直接つなぐこと(吻合)はできませんので、その間に小腸を持ち上げてくることになります。 ときには大腸の一部を使うこともあります。 図2 胃切除後の再建術式(残った胃に小腸をつなぐ) a. ルーY吻合 食べられない不安 胃切後、食事がとれず体重がだんだん減っていくことは胃切者の最大の心配と不安です。 胃切後、ほとんどの方は体重が減ります。 「10㎏減った」といっても、もともと80㎏の体重の人と40㎏の体重の人とはその深刻さが当然違ってきます。 そこで、一つの「ものさし」として、BMI(body mass index 体格指数)を活用します。 その人の身長に合った理想の体重からみて自分はどの位置にいるかが大切です。 25以上は肥満、18以下がやせすぎです。 体重65㎏で身長1・7mの人は、BMI22・49で正常ということになります。 有名なダンピング症状 「ダンピング」は、お店屋さんで商品の値段を下げるときによく使われる言葉ですね。 胃を切除すると、食べたものが胃に留まることなく小腸にストーンと落ちていき、そのためにつらい症状をおこすのでダンピング症状と呼んでいます。 ダンピング症状は、「早期ダンピング症状」と「後期ダンピング症状」に分けられます。 「早期ダンピング症状」は、食べるとすぐおなかがグルグルしてすぐトイレに行きたくなったり、はき気が出るという症状です。 食べたものが急に小腸に落ちていくと、小腸が急に膨らみ、小腸の動きが活発になり、腸の消化液も一気に腸内に分泌され、さらに小腸からいろいろなホルモンが血液中に分泌されます。 腸が活発に動くため、おなかがグルグルし、おなかが鳴り、痛みがでて、下痢をしてきます。 腸の消化液が急に出るため、血液中の水分が失われ、循環している血液量が減って、立ちくらみやめまいがおきます。 小腸から血液中に分泌される消化管ホルモンは、心臓をドキドキさせたり、顔面を紅潮させたりします。 「後期ダンピング症状」は、食後2~3時間後に、冷や汗、だるさ、めまい、動悸をおこし、ときには意識を失うことがあります。 この症状は、糖尿病で、血糖降下剤やインスリンで治療をしている方の「低血糖症状」とまったく同じものです。 ダンピング症状の克服法 胃切者のアンケートでは半数以上の方がダンピング症状を経験しています。 克服方法を聞くと、「カロリーの高いものは後から食べる」「消化・吸収が悪いものから食べる」「少しずつ食べ、苦しくなると休む」「よくかんで唾液の助けを借りるようにした」「食後30分は横になる」「職場でもこっそりと横になる」などの回答がありました。 いずれも理にかなったものです。 食べる際に、小腸を急に膨らませず、ゆっくりと吸収の悪いものから食べて いくことがコツのようです。 早食いは厳禁です。 働いている人がゆっくりと食べるということはなかなかむずかしいことだと思います。 職場で、自分の病状を理 解していただくのはとても大切なことです。 逆流性食道炎と克服法 胸やけは、胃切者でなくてもよくある症状です。 胃の調子が悪いとき、食べ過ぎたとき、ストレスが多いときなどにはよく経験するものです。 「胸やけ」や「胸の裏側の痛み」など「逆流性食道炎」と思われる症状を経験している方は胃切者の約4割で、全摘者のほうが苦労しています。 胃をとっていない方の場合の「逆流性食道炎」は、胃液の成分である塩酸が食道に逆流し食道がただれた状 態、または潰瘍をつくる状態です。 つまり、胃酸による食道の腐食です。 胃を切除した方は、胃酸の分泌される部分の一部または全部を切除します。 従って、胃 切後の「逆流性食道炎」は胃酸によるものではなく、アルカリ性の腸液による食道の腐食となることが多いのです。 逆流性食道炎の克服法は、「頭を高くして寝る」「症状が出たときに飲み物を飲む」のが一番いい方法です。 胃切除をした病気名は 健胃会のアンケート「どんな胃の病気で手術しましたか?」に回答のあった126人の病名は、胃がんが91 人(72%)、胃潰瘍23人(18%)であり、この2つの病気で9割を占めています。 そのほかには、十二指腸潰瘍、胃ポリープ、悪性リンパ腫、胃カルチノ イド、胃平滑筋腫などです。 胃がんと診断されるとすべて手術になるかといえば、そうではありません。 早期胃がんのうち転移の可能性のない胃がんは最近では内視鏡的(胃カメラによる)治療となります。 内視鏡的粘膜切除術つまり胃カメラで治せる胃がんとは、早期胃がんのうち 1 がん細胞が胃壁の粘膜内に 留まっていること、 2 がん細胞の病理組織型が「分化型」といって、比較的たちの良いがんであること、 3 がん病巣内に潰瘍を形成していないことが条 件となっています。 この治療の場合は、外科的胃切除と違い胃切後遺症はまったくありません。 胃がんの28%が切除せず 胃がん治療の最近の動向を示すデータとして、勤医協中央病院の胃がんの治療例をみてみます。 1991年から2002年までの11年間に、胃がんの根治治療を1454人に行ないました。 そのうち外科的切除(開腹手術)は1046人 72%、内視鏡的胃粘膜切除術は408人28%です。 胃がん患者のうち28%が胃切除をせず治せる時代になったといえます。 1454人のうち早期胃がんは1043人72%、進行胃がんは411人28%です。 早期胃がんは胃壁の粘膜および粘膜下層までにがん細胞が留まっているものです。 早期胃がん1043人中内視鏡治療を行なったのは408人ですから、早期胃がんの39%が開腹手術をしないで胃がんを治したことになります。 胃がんはもはや恐れる病気ではありません。 1年に1回は胃バリウム検査か胃内視鏡(胃カメラ)検査を受けるようにしましょう。 いつでも元気 2004. 10 No. 156.

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私が最近、新たに発症した離脱症状のお話です。 ベンゾジアゼピン離脱症状に苦しむ人々の声を厚労省へ届けたい!(ta 2017/06/08 投稿)

デパス 後遺症

飲み続けると認知症になる 「デパスは気軽に使われていた薬の代名詞です。 60代、70代になってからデパスを飲み始めた結果、依存症に陥る人がたくさんいます。 一般内科や整形外科などでも処方されるのですが、依存性が高いためやめられない人が多い」 こう語るのは高齢者医療に詳しい長尾クリニックの院長、長尾和宏氏だ。 '16年10月14日、エチゾラム(デパス他)、ゾピクロン(アモバン他)という2種類の精神安定剤・睡眠導入剤が、第三種向精神薬に指定された。 この指定を受けると、投与期間の上限が30日になり、取り扱いがより厳しく規制されるようになる。 厚労省がこの薬の危険性を認めたのだ。 埼玉医科大学医学部教授の上條吉人氏が語る。 「デパスを始めとするエチゾラムはベンゾジアゼピン系と呼ばれる薬です。 神経細胞の活動を抑制する働きがあるGABAという脳内物質の作用を増強させるので、GABA作動薬とも分類します。 エチゾラムもゾピクロンも高齢者に安易に処方されている。 筋弛緩作用があるので高齢者が服用すると、ふらついて転倒して骨折するという事故が増えています。 また、せん妄の問題もあります。 意識が混濁して、自分のおかれている状況がわからなくなったり実際には無いものが見えて、不安や恐怖で興奮状態になる。 さらに、これらの薬を長期間にわたって服用していると認知症の発症率が上がるということもわかってきました」 このように、デパスはとりわけ高齢者にとって恐ろしい薬であるにもかかわらず、これまで日本では野放しで処方されてきた。 松田医院和漢堂院長の松田史彦氏が語る。 「30年以上も前から、救急外来に『デパスが欲しい』と言ってくる患者がいました。 デパス中毒です。 欧米では'70年代からベンゾジアゼピン系の薬の中毒性が問題になって、規制がかかっていましたが、日本ではそのような動きはなかった。 その結果、日本はベンゾジアゼピン系の薬の消費量で世界トップクラスの国になっているのです」 国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦部長は、日本でどのような薬が濫用されているのかを調査しているが、その結果によると濫用されている処方薬の第1位がデパスを含むエチゾラムだった。 「精神科の薬には過量服薬(オーバードーズ)ということがよくあるのですが、以前われわれが調べた結果では、オーバードーズの患者が飲んでいる薬で最も多かったのが、やはりエチゾラムでした。 また、交通事故を起こした人から検出される薬物でいちばん多いのがエチゾラムだったとする報告もあります」(前出の上條氏).

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