手 の 洗い すぎ。 手の洗い過ぎは逆効果!バイ菌バリアを壊さない「正しい手洗い」

「流水で10秒間」だけでいい

手 の 洗い すぎ

風邪やインフルエンザにもっとも有効な予防法は「手洗い・うがい」だといわれています。 しかしやりすぎてしまうとかえって風邪を引きやすくなる……などという話もちらほら。 果たして本当のところはどうなのでしょうか。 「洗いすぎ」は肌を乾燥させ、病気のもとになる 東京医科歯科大学の名誉教授で感染免疫学が専門の藤田紘一郎氏は著書の中で、過度の手洗いは感染症にかかりやすい状態を招くと断言しています。 人間の皮膚は「皮脂膜」という膜で覆われています。 病原体の侵入を防ぐバリアといっていいでしょう。 その皮脂膜をつくっているのが、皮膚に常に存在する「皮膚常在菌」です。 皮膚常在菌は12時間後に元の数に戻るものの、その間に何度も石けんで手洗いをしてしまうとバリアがない状態が続きます。 結果、病原体が容易に侵入しやすくなるのです。 石けんで手をよく洗っていたらカサついた、という経験をした人は多いのではないでしょうか。 手肌の乾燥は、感染症を防ぐバリアが失われている証拠です。 ある医薬品メーカーによれば、肌荒れを起こしている肌には、荒れていない肌にはなかった黄色ブドウ球菌(食中毒菌)が1300個ついていたそうです。 そこで、藤田氏によれば、手洗いは「流水で10秒間洗い流す」程度で十分だそうです。 石けんで手を洗い慣れている人にとっては抵抗があるかもしれませんが、何かに触るたびに手を洗ったり、必要以上にゴシゴシと洗ったりといったやり方は見直すべきかもしれませんね。 「弱酸性」や「薬用」石けんは有効なのか 「手肌に近い成分=弱酸性」というイメージから、弱酸性の石けんやシャンプーが人気です。 「なんとなく良さそう」と手に取る方も多いでしょう。 確かに皮脂膜は弱酸性です。 しかしたとえ弱酸性の石けんでも、洗うことにより皮膚常在菌や皮脂そのものをはがしてしまっていると藤田氏は指摘しています。 また「薬用」や「抗菌」、「殺菌」という表示についても、従来の石けんよりも効果があるかどうかは実証されておらず、科学的根拠はないのが実情です。 清潔すぎる環境が体を弱くする あちこち除菌スプレーをまいたり、ウォシュレットでお尻を洗ったり……日本人は、世界が驚くほどキレイ好きです。 最近は子どもたちの遊び場だった砂場も「汚い」といって遠ざける親が多くなったと耳にします。 しかしこうした「無菌」を追求する志向に警鐘を鳴らす研究者は少なくありません。 菌に触れる機会を減らそうとすればするほど免疫力は失われ、感染症にかかりやすくなってしまうと考えられているからです。 昔はなかったはずの花粉症や、アレルギーを持つ子どもが急増しているのも、清潔すぎる環境が招いた結果だといわれています。 強い体をつくるためには清潔に気を遣うよりも、まず免疫力を高めることのほうが大切なのです。 食べ物で免疫力を高めよう 体の免疫力の約7割をつくっているのが、腸の菌です。 そのため、藤田氏は以下のような腸の菌の働きをよくする食品を摂ることを勧めています。 <免疫力を高めるのに効果的な食品例> ・硬水 ・全粒穀物(玄米、五穀米、十割そばなど) ・ネバネバ食材(山芋、めかぶ、モロヘイヤなど) ・発酵食材(味噌、ヨーグルトなど) ・海藻類(わかめ、昆布など) ・豆類 ・イモ類 ・キノコ類 など 健康のため、これらの食材をたっぷり食べるよう心がけましょう。 むやみに恐れないことが感染症から守る第一歩 いかがでしたか? 「手の洗いすぎ」をはじめとする潔癖思考は、かえって体を弱くする環境をつくりがちだということがお分かりいただけたかと思います。 人と共存する菌への理解を深め、むやみに恐れないこと。 それが本当の意味で、自分や家族を感染症から守る第一歩といえるのかもしれませんね。

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出来ていますか?せいけつ手洗い|サラヤ株式会社 家庭用製品情報

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リポーターの大進です。 新型コロナウイルスの影響で問題となっている「 洗いすぎ手荒れ」と「 マスク肌荒れ」について、4月10日・20日の『』の放送でお伝えしました。 今回の記事ではそれぞれの要点をシンプルにまとめてお届けします。 ひどくなると石けんやアルコールが手にしみて痛くなり、 逆に手洗い・消毒ができなくなってしまうことも。 ・帰宅後(1番大事!) ・トイレの後 ・調理前 ・食事前 最も重要なのは外から ウイルスを持ち込まないこと。 洗いすぎで手荒れをしている人は、上の4つを心がけ、その他の場面では回数をおさえるのはどうかということです。 さらに皮膚科医の吉木伸子さんによると、手洗い・消毒はどちらも皮膚表面の潤い成分を落としてしまうため、 両方やると皮膚への負担が倍に! 念には念を・・・と思いますが、実は どちらかだけをしっかりやれば良いのです。 手荒れ予防のために気をつけたい2つのことがあります。 お子さんが洗い落とせているか、親御さんが一度チェックしてあげてください。 少しでの外出時でも、持たせるようにしてください。 (2)手洗いは水 or ぬるま湯 お湯はより皮脂を落としてしまうので、常温で! (3)水仕事はゴム手袋がおすすめ 手洗いの回数を減らせて、手肌への負担も軽減。 番組にも「悩みの声」が数多く寄せられました。 ぶつぶつやかゆみが気になってマスクを触ったり、外したりするのは、感染対策の観点からも好ましくないですよね…。 「 あれ?マスクの中は蒸れて潤ってる気が…」 と思う方も多いと思うのですが、ちゃんと理由があるのです。 乾燥の理由 ・マスクと肌の摩擦 肌の油分が奪われることで乾燥に ・マスク内の蒸れが続くこと 肌の角質が弱くなり乾燥が起きやすくなる そこで日常から気をつけたいのは・・・ そう!「 保湿」です!! 化粧水だけでなく、 乳液や クリームを使うことで、 肌にフタをすることが最も大事。 紫外線から保護するため、 日焼け止めも忘れずに使いましょう。 ・・・ 感染者数の報告は減ってきてはいますが、 当面ウイルスと向き合う時間は続いていくと言われています。 そして、これから始まる暑い日々…。 体調に関する懸念も報道され始めています。 十分な水分摂取を心がけ、身体の熱を上手に逃がすなど、熱中症対策も一緒に心がけましょうね。 私も今から気をつけて過ごしたいと思います。 「誰かのために、自分にできること」を実践されるみなさまに、この記事が少しでも役立ちましたら幸いです。 Stay Home, Stay Safe.

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手の洗い過ぎは逆効果!バイ菌バリアを壊さない「正しい手洗い」

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風邪やインフルエンザにもっとも有効な予防法は「手洗い・うがい」だといわれています。 しかしやりすぎてしまうとかえって風邪を引きやすくなる……などという話もちらほら。 果たして本当のところはどうなのでしょうか。 「洗いすぎ」は肌を乾燥させ、病気のもとになる 東京医科歯科大学の名誉教授で感染免疫学が専門の藤田紘一郎氏は著書の中で、過度の手洗いは感染症にかかりやすい状態を招くと断言しています。 人間の皮膚は「皮脂膜」という膜で覆われています。 病原体の侵入を防ぐバリアといっていいでしょう。 その皮脂膜をつくっているのが、皮膚に常に存在する「皮膚常在菌」です。 皮膚常在菌は12時間後に元の数に戻るものの、その間に何度も石けんで手洗いをしてしまうとバリアがない状態が続きます。 結果、病原体が容易に侵入しやすくなるのです。 石けんで手をよく洗っていたらカサついた、という経験をした人は多いのではないでしょうか。 手肌の乾燥は、感染症を防ぐバリアが失われている証拠です。 ある医薬品メーカーによれば、肌荒れを起こしている肌には、荒れていない肌にはなかった黄色ブドウ球菌(食中毒菌)が1300個ついていたそうです。 そこで、藤田氏によれば、手洗いは「流水で10秒間洗い流す」程度で十分だそうです。 石けんで手を洗い慣れている人にとっては抵抗があるかもしれませんが、何かに触るたびに手を洗ったり、必要以上にゴシゴシと洗ったりといったやり方は見直すべきかもしれませんね。 「弱酸性」や「薬用」石けんは有効なのか 「手肌に近い成分=弱酸性」というイメージから、弱酸性の石けんやシャンプーが人気です。 「なんとなく良さそう」と手に取る方も多いでしょう。 確かに皮脂膜は弱酸性です。 しかしたとえ弱酸性の石けんでも、洗うことにより皮膚常在菌や皮脂そのものをはがしてしまっていると藤田氏は指摘しています。 また「薬用」や「抗菌」、「殺菌」という表示についても、従来の石けんよりも効果があるかどうかは実証されておらず、科学的根拠はないのが実情です。 清潔すぎる環境が体を弱くする あちこち除菌スプレーをまいたり、ウォシュレットでお尻を洗ったり……日本人は、世界が驚くほどキレイ好きです。 最近は子どもたちの遊び場だった砂場も「汚い」といって遠ざける親が多くなったと耳にします。 しかしこうした「無菌」を追求する志向に警鐘を鳴らす研究者は少なくありません。 菌に触れる機会を減らそうとすればするほど免疫力は失われ、感染症にかかりやすくなってしまうと考えられているからです。 昔はなかったはずの花粉症や、アレルギーを持つ子どもが急増しているのも、清潔すぎる環境が招いた結果だといわれています。 強い体をつくるためには清潔に気を遣うよりも、まず免疫力を高めることのほうが大切なのです。 食べ物で免疫力を高めよう 体の免疫力の約7割をつくっているのが、腸の菌です。 そのため、藤田氏は以下のような腸の菌の働きをよくする食品を摂ることを勧めています。 <免疫力を高めるのに効果的な食品例> ・硬水 ・全粒穀物(玄米、五穀米、十割そばなど) ・ネバネバ食材(山芋、めかぶ、モロヘイヤなど) ・発酵食材(味噌、ヨーグルトなど) ・海藻類(わかめ、昆布など) ・豆類 ・イモ類 ・キノコ類 など 健康のため、これらの食材をたっぷり食べるよう心がけましょう。 むやみに恐れないことが感染症から守る第一歩 いかがでしたか? 「手の洗いすぎ」をはじめとする潔癖思考は、かえって体を弱くする環境をつくりがちだということがお分かりいただけたかと思います。 人と共存する菌への理解を深め、むやみに恐れないこと。 それが本当の意味で、自分や家族を感染症から守る第一歩といえるのかもしれませんね。

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