冬眠 する 動物。 熊以外に何がいる?|冬になると冬眠する動物の一覧

冬眠

冬眠 する 動物

鉱山の坑道で冬眠しているコウモリ 哺乳類の18目約4,070種のうち7目183種が冬眠することで知られている。 このことから冬眠は一部の哺乳類の特殊な適応ではなく食料の少ない冬をやり過ごすための普遍的なシステムと捉えるべきである。 下に冬眠する哺乳類の種を挙げた。 冬眠する動物のサイズは、体重が10gに満たない小型のコウモリ から体重数百kgになるホッキョクグマまで幅広い。 冬眠中の低体温は変温ではなく、一定の値に保たれる。 すなわち体内の設定温度を切り替えた状態と言える。 また冬眠中であっても感覚は働いており、冬眠中のシマリスの体に強い刺激を与えたり大きな音を出すと冬眠を中断して約30分で覚醒する。 持続的冬眠と中途覚醒 小型の哺乳類では、冬季中に「持続的冬眠」と「中途覚醒」が交互に繰り返される。 持続的冬眠とは体温を徐々に下げてゆく移行期に続く 低体温が持続する安定期で、期間は種によって異なるが数日から1ヶ月続く。 中途覚醒は低体温から通常の体温に戻る移行期のあとに、通常体温が持続する安定期が来る。 中途覚醒時に、秋に巣の中に貯蔵していた食物を摂取する「型」 と、冬眠前に過食して体内に貯めたを利用する「脂肪蓄積型」がある。 中途覚醒の通常体温持続時間は普通24時間以内で、この間に貯食型の種は摂食・排糞・排尿を行うが、非摂食の種は排尿だけ行う。 中途覚醒時の急激な体温上昇には、通常の筋肉の不随意的収縮である「ふるえ」の場合と、冬眠動物に発達している褐色脂肪細胞における「非ふるえ産熱」によってもたらされる場合がある。 また、リスがときどき冬眠から目覚めるのは、睡眠不足を補うためであるとする説もある。 この説によると冬眠とは全く別のものであり、リスは冬眠し続けると睡眠不足になってしまうので、2週間おきに冬眠から覚めて睡眠を補う。 冬眠の攪乱 小型ほ乳類ではエネルギー消費を抑えるために冬眠すると考えられる例があり、この場合、冬眠を妨げることは、それだけで死を招く場合がある。 では白い鼻病によってコウモリが大量死する現象が知られている。 これは真菌の寄生によるものであるが、菌がコウモリの鼻に発生すること自体は単にかゆみをもたらすだけで死に結びつくような被害は与えない。 だが、それによって餌のとれない時期に冬眠を妨げられることで、コウモリはたやすく衰弱死する。 しかし冬眠中の生理学的状態が活動期とは全く異なる状態にあり、他の冬眠動物と同じく「冬眠」と呼べる状態にあることが分かってきた。 以下クマの冬眠の特徴を列記する。 冬眠期間中に中途覚醒しない。 冬眠中に一切摂食・排糞・排尿を行わない。 妊娠したメスは冬眠期間中にし、生まれた子に対しを行う。 冬眠中は中途覚醒せず摂食しないため、冬眠期間中は秋に過食して体内に貯めた脂肪がエネルギー源である。 日本のツキノワグマは秋にやなどのどんぐり類を大量に摂取して冬眠に備えるが、どんぐり類が不作の年にはえさを求めて人里に出てくることが多くなる。 また冬眠中一切排尿を行わないことから、冬眠中は活動期と異なる独特のたんぱく質再生機構をもっていると考えられる。 人間は長期間動かずにいると骨が退縮するが、クマは冬眠期間中は全く活動しないにもかかわらず骨の体積は変化しない。 なおクマの体温降下度が小さいのは他の冬眠動物に比べて体の容積が大きいことと関係がある。 この違いの原因について、冬眠したシマリスの心筋細胞の研究から冬眠時の特異な細胞活動が明らかになった。 心筋細胞が働くときのイオン濃度制御 動物の細胞運動の制御は、を通して細胞内外のをやり取りして、細胞内のイオン濃度を調節して行われる。 これらのイオンは細胞膜にあると呼ばれる構造と、と呼ばれるイオン輸送たんぱく質によって細胞の外から内にまたは内から外に輸送される。 イオンチャネルは電気的刺激やその他の刺激によって開閉するが、イオンチャネルが開いたときに特定のイオンを高濃度側から低濃度側へ通過させる。 ATPアーゼは逆に特定のイオンを低濃度側から高濃度側に排出する働きをするが、この時にエネルギー()を消費する。 冬眠しない時期の心筋細胞の活動 カルシウムイオンは細胞外には高濃度 で存在する。 心筋が収縮するときはカルシウムイオンチャネルが開いてカルシウムイオンが細胞内に流入し心筋細胞内の収縮繊維に働きかけて筋肉を収縮させる。 カルシウムイオンチャネルは直ちに閉じてイオンが過剰に流入しないようにしている。 筋肉が収縮した後、ATPアーゼが働いて心筋細胞内に多く取り込まれたカルシウムイオンが細胞外に排出され、筋肉が弛緩する。 また心筋細胞内のという組織はカルシウムイオンを吸収・貯蔵・排出する機能を有しており、カルシウムチャネルやATPアーゼの働きと協同して細胞内のカルシウムイオン濃度の制御を行っている。 この過程は冬眠しない哺乳動物と非冬眠時のシマリスと同じように働く。 体温が下がると以上述べたの開閉速度は遅くなり、ATPアーゼの働きは低下する。 すなわち冬眠しない動物の体温が低下すると、一旦開いたカルシウムイオンチャネルが閉じる速度が遅くなり、心筋細胞内に通常より多くのカルシウムイオンが流れ込む。 さらにカルシウムイオンを排出するATPアーゼの働きも低下しているので細胞内の過剰なカルシウムイオン排出が困難になる。 細胞内に溜まったカルシウムイオンによって心筋は収縮したまま停止し、細胞内のに蓄積されこれを破壊する。 これが非冬眠動物が低体温になったときに直面する状況である。 冬眠時期のシマリスの心筋細胞の活動 冬眠時期のシマリスの心筋細胞は、非冬眠時とは下記のような異なったシステムで動く。 カルシウムイオンチャネルは開かなくされている。 筋小胞体のカルシウム濃度制御機能が非常に強化されている。 このシステム変化によって低体温下でも心筋細胞内に過剰のカルシウムイオンが流入することが無くなる。 その結果心臓の働きが阻害されることが無くなり、への悪影響も発生しない。 この体内システム変化は実際の冬眠が始まる前に完了しており、冬眠の季節が終わると通常のシステムに戻る。 「人間の冬眠」と話題に上がった事例 ヒトは冬眠しないが、極低温状態での生存例が報告されている。 日本ではにので男性がガケから落ちて骨折のため歩行不能となり、に仮死状態で発見されて救助される事故があった。 当初は「焼き肉のたれで生き延びた」などと報道されていたが、実際は遭難から2日後のには意識を失い、発見されるまで23日間、食べ物だけでなく水すら飲んでいなかったことが分かった。 「いわゆる冬眠に近い状態だったのではないか? 」と医師が話している。 2月17日、が北部の林道で、前年の12月19日から約2カ月間、食料なしで雪に埋もれた車の中にいたという男性 45 が通りかかった人に発見され、救出されたと伝えた。 報道は男性が31度前後の低体温の冬眠状態になり、体力を消耗せず生存できたのではないかとの医師の見方を伝えている。 作品に登場する人工冬眠については、を参照。 冬眠中は脈拍等が減少する。 端的にいえばそれだけが長くなるとも考えられている。 また、現在不治の病とされている患者に対し、冬眠に似た状態に保つことで、将来のに期待する方法も模索されている。 を題材にした小説で、良く登場する手法である。 冬眠の季節に入る前のシマリスは、冬眠をする場所の確保や食糧の貯蔵等で常に縄張り意識が高く、殺気立っている為、たとえ人に馴れているペットであっても秋になると野生の本能が戻り、凶暴になる場合がある(その場合、指をかまれ、爪に穴があく危険性もあるので注意が必要となる)。 冬眠は多くの人たちが知っているが生物には高温になって眠るもある。 北米大陸に生息するヨタカの1種が冬眠するとされている• 「冬眠する哺乳類」 P3• 「冬眠する哺乳類」 P31• 「冬眠する哺乳類」 P32-47より抜粋• キクガシラコウモリ科のヒメキクガシラコウモリの冬眠開始時の体重は4-10g、「冬眠する哺乳類」P36• 「冬眠する哺乳類」P4の表などより• 「冬眠する哺乳類」P5• 「冬眠の謎を解く」P37• 冬眠期間中も時々起きて食物を摂取するシマリスはこれにあたる• 「冬眠する哺乳類」P9• 「冬眠する哺乳類」P11• 「冬眠する哺乳類」P10• 市瀬史・著「人工冬眠」への挑戦(ブルーバックス)による。 Science 2010年8月6日号ハイライト• 「冬眠する哺乳類」P213• 「冬眠する哺乳類」P214• 「動物たちの反乱」 河合雅雄 林良博 編 PHP Science World 006 P129-150• 「冬眠する哺乳類」P219• 「冬眠する哺乳類」P220• 「冬眠する哺乳類」P215• 植田睦之、「冬の鳥にまつわるエトセトラ」『』2012年11月号、24-25頁• 「冬眠する哺乳類」P297• 参考図書の「冬眠の謎を解く」は、この研究内容の紹介である• 濃度差は約1万倍、「冬眠の謎を解く」P63• 「冬眠の謎を解く」P42• 「冬眠の謎を解く」P62-64• この説の内容は「冬眠の謎を解く」P41-75• , BBC News, 2006-12-21 , 2008年6月19日閲覧。 Swedish man survives for months in snowed-in car.

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変温動物の冬越しとは? 蛇・カエル・魚・昆虫の冬眠とは?

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自然界では、気温がグッと低くなる冬の時期になると冬眠する動物と冬眠しない動物がいます。 冬眠する動物では「熊」や「カエル」「ヘビ」などが有名ですね。 そこで、うさぎを飼っている方の中には疑問を持つ方もいるかもしれません。 「アレ??うさぎって冬眠するんだっけ?」 「もし冬眠するなら、飼っているうさぎはどうなるの?」 このような疑問が出てくるのではないでしょうか。 確かにうさぎが冬眠するのかどうか、正確に知っている方はあまり多くはないかもしれませんね。 そこで今回は、野生のうさぎ、そしてペットとして飼っているうさぎは冬眠するのか? そして、冬の時期でもうさぎが快適に過ごすための対策などをご紹介していきます。 冬の寒くなる時期に向って、自然界の動物たちの中には冬眠していく生き物もいます。 その中にうさぎも含まれているのかどうか、正確に知っている方は少ないかもしれませんね。 何となくイメージではうさぎって冬眠しそうな感じがしますが うさぎは冬眠をしません。 ちょっと意外に思う方も中にはいるかもしれませんが、野生のうさぎでもペットのうさぎでも、冬は冬眠しない動物なのです。 雪の積もった日に住宅の少ない地域 山間部など では、うさぎの足跡がところどころに見られます。 野生のうさぎは冬でもたくましく生きているんですね。 ちなみに、野生動物を狩る方たち マタギと呼ばれる方 は、このうさぎの足跡を追って鉄砲や罠などを使って狩りをします。 私は狩りをしたことがないので詳しくは分かりませんが、もしうさぎが冬眠していたら足跡がないので狩りは難しくなりそうですね。 大久野島 ウサギ島 のうさぎも冬眠しないけれど・・・ うさぎ好きなら誰もが一度は行ってみたい、広島県にある大久野島 おおくのしま 通称 「ウサギ島」と呼ばれる島があります。 この島には数多くの野生のうさぎが生息していて、観光地にもなっています。 ここの島のうさぎも上記で説明した通り冬眠はしませんが、厳しい寒さを乗り切るために冬ならではの行動をします。 その行動とは、前足と後ろ足を体の中に隠して丸まってジッとしている 「ウサ饅頭 まんじゅう 」の状態になるそうです。 しかも数匹が固まって(笑) (拡散希望) 大久野島に行かれるかたへ 大久野島のうさぎは、冬場は冬眠しませんが、うさ饅頭になって集まっているときは冬眠と同じ状態になってますのでゆっくり休ませてあげてください。 元気なうさぎは自分から来るのでそっとしておいてください。 ペットのうさぎは寒い時期に注意! うさぎは冬眠しない動物だとしても、寒さに強いかと言われると特別に強いわけではありません。 特にペットとして飼われているうさぎは要注意です! 野生で暮らすうさぎよりも、気温の変化に弱いと言われています。 なので、気温の下がり始める秋ごろには、うさぎの寒さ対策の準備をしていく必要があります。 うさぎの寒さ対策について、この後少しだけ説明をしていきます。 ペットのうさぎの寒さ対策 野生のうさぎは、習性や体質などを駆使して厳しい寒さにも対応できる術を持っています。 ペットのうさぎにもそのような習性なども持ってはいるのですが、基本的にケージの中で飼われていることが多く、行動範囲が制限されている事でしょう。 なので、ペットとして飼われているうさぎには、飼い主さんがしっかりと寒さ対策をしなければいけません。 ザックリと寒さ対策の例をあげますと• 部屋に入るすきま風をうさぎに当てない• エアコンやストーブを使って部屋の温度をうさぎの適温にする• うさぎ用のヒーターを使う• ケージに毛布やダンボールをかぶせて保温効果を高める• ケージを床から数センチ上げる 床は底冷えするため これらの事を駆使して、冬でも快適に過ごさせてあげましょう。 より詳しくうさぎの寒さ対策について書かれている記事がありますので、気になる方は下の関連記事もあわせてご覧ください。 関連記事: まとめ 今回は、冬の時期になるとうさぎは冬眠するのかどうかについてなどをご紹介していきました。 もう一度おさらいしますと、 うさぎは冬眠をしない動物です。 野生のうさぎは冬でもエサを食べるために行動します。 とは言っても、ペットのうさぎはあまり寒さに強くはありません。 常に寒さに耐えている状態ではストレスがたまっていくので、飼い主さんはうさぎの寒さ対策をしてあげなければいけません。 記事で紹介している寒さ対策などを参考にして、冬を健康に乗り切っていきましょう。

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冬眠する動物と冬眠しない動物の違いとは?

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冬眠する動物と冬眠しない動物の違い 動物には周囲の温度に関係なく、体温が一定に保つことができる恒温動物と、体温調節ができないため周囲の温度が変化すると、それに合わせて体温が変化する変温動物とがいます。 冬眠をする動物としない動物の違いは、自分の体を温める能力を持っているかどうかです。 変温動物は、寒い冬には周囲の温度に合わせて体温が変化するので、冷えて動けなくなってしまいます。 このため、冬眠して冬を越します。 恒温動物は、基本的に寒い冬でも体温が下がらないので活動することができます。 このため多くの動物は冬眠しませんが、一部の恒温動物の中には体温を下げて冬眠するものがいます。 冬眠する動物の例 分類 冬眠する動物 恒温動物(哺乳類) ネズミ目 シマリス、ヤマネ、ハムスターなど コウモリ目 キクガシラコウモリなど ネコ目 ツキノワグマ、ヒグマ、ホッキョクグマなど 変温動物 爬虫類 ヘビ、カメ、トカゲなど 両生類 カエル、イモリ、サンショウウオなど 魚類 コイ、フナ、メダカ、キンギョ、ドジョウなど 昆虫 クワガタムシ、カブトムシ、テントウムシなど 甲殻類 カニ、エビ、ザリガニ、ヤドカリなど 貝類 エスカルゴ、カタツムリ、タニシなど 恒温動物の冬眠 周囲の温度に関係なく、体温を一定に保つことができる 恒温動物は哺乳類と鳥類です。 鳥類には冬眠するものはほとんどいませんが、哺乳類の一部には冬眠するものがいます。 冬眠する哺乳類は、クマを除いてある共通点があります。 それは、リス、ネズミの仲間のように体が小型であることです。 恒温動物でも、冬は体から熱が逃げやすくなるため、体温を一定に保つには、体内でより多くの熱を発生させなければなりません。 そのためにはより多くのエネルギーが必要です。 体が小さい動物ほど、体重に対する体の表面積の割合が大きくなり、体から熱が逃げやすくなります。 気温が低くなる冬には食べ物が少なくなるので、小型の動物にとって体温を一定に保つには難しくなるのです。 このため、小型の哺乳類は冬が来る前にたくさんの食べ物を食べて体脂肪をつけたり、食べ物を巣に持ち帰ったりして冬眠の準備を始めます。 哺乳類の冬眠のメカニズム 冬眠する哺乳類の場合、冬眠中は体から逃げる熱をできるだけ少なくするために、保つべき体温の設定温度を普段の設定温度よりずっと低くします。 設定温度を下げると、呼吸数や心拍数が減り、エネルギー消費量を節約でき、体から逃げていく熱が少なくなります。 冬眠して低い体温で過ごす方が 生存しやすいのだと考えられています。 シマリスの冬眠 リスの仲間は冬眠するものと冬眠しないものがいます。 シマリスは、冬の間は地面に掘った穴に入って冬眠しますが、冬眠に入る前、穴の中にドングリなどの食べ物を十分蓄えます。 冬眠中はときどき目を覚まして、蓄えておいた食べ物を食べ、穴から出ることなく冬を過ごします。 冬眠する期間は約半年間です。 シマリスの冬眠には、冬眠特異的タンパク質 HP:Hibernation-specific proteins と呼ばれる物質が深く関わっていることが知られています。 HPは肝臓で作られ、暖かい時期には血液中のHP濃度が高くなります。 しかし、冬になると血液中のHP濃度は減少しますが、その一部が脳に移動し、脳の中では増えた HP が作用し、シマリスの体は冬眠状態になります。 冬眠は消費エネルギーを節約する以外にも利点があります。 それは外敵に襲われないことです。 このように冬眠は、小動物にとって生き延びるための非常に有効な手段になるのです。 クマの冬眠 世界中には8種類のクマがいて、そのうちヒグマ、ツキノワグマ、アメリカクロクマ、ホッキョクグマの4種類が冬眠することが知られています。 このうち、ヒグマとツキノワグマは日本にも生息しています。 クマは冬眠前にたくさん食べ物を食べて十分に脂肪を蓄え、自分で穴を掘って専用の部屋を作ったり、木にあいた穴などを利用してその中にもぐって冬眠します。 クマは冬眠のために一度穴にこもってしまうと、春に活動を始めるまでは一切何も口にせず、糞尿もまったくしません。 クマの冬眠は大きな特徴があります。 このため、クマの冬の過ごし方は、冬眠と区別して 冬ごもりと呼ばれることもあります。 クマの冬眠のもう一つの大きな特徴は、 メスグマのお腹に赤ちゃんがいる場合、冬眠の間に出産をし、生まれた赤ちゃんにお乳を与えて、冬眠しながら子育てをすることです。 クマは夏の初め頃に交尾をしますが、すぐには妊娠せず、冬眠前に栄養が足りている場合に初めて妊娠する仕組みになっています。 動物園のクマは冬眠するの? 動物園で飼われているクマは、餌が十分与えられるので、冬眠せず一年中活動します。 しかし、東京にある上野動物園では、より自然に近い環境で飼育するため、ツキノワグマの冬眠展示が行われています。 冬眠ブースにはカメラが設置されていて、中の様子を見ることができます。 哺乳類の冬眠は謎だらけ 哺乳類の冬眠については、 ・どのようなメカニズムで低体温が生じるのか? ・低体温でなぜ生きていられるのか? ・哺乳類の一部の動物だけがなぜ冬眠を行うのか、同じリスの仲間でも冬眠する種としない種がいるのか? など、解明されていないことが多くあります。 スポンサーリンク 鳥が冬眠しない理由 鳥が冬眠しないのは、空を飛ぶために体のあらゆる部分の余分なものが削ぎ落とされ、軽くなるように進化してきました。 その結果、常に食べ続けなければ生きていけないようになっています。 ある一定の期間何も食べずにじっとしていることができないのです。 また、鳥は長い距離を空を飛んで移動することができるので、寒くなったら暖かい場所に移動する わたりができるということも冬眠しないことの理由になります。 また、人間の筋肉は、長期間使わずにいると衰えてひとりでは歩けなくなってしまい、長期間のリハビリが必要になります。 このように、人間は冬眠することはできませんが、冬眠の仕組みと人体についていろいろなことが研究されています。 例えば、冬眠する哺乳類は、同じくらいの大きさの冬眠しない哺乳類と比較して長寿であることが知られていて、冬眠できる状態になることが寿命と関係があるのではないかと考えられています。 また、冬眠中の哺乳類は、細菌が引き起こす病気にかからないという実験結果もあります。 冬眠の仕組みを利用することで、寿命を伸ばしたり、けがや病気を治せるようになったりする日がくるかもしれません。 変温動物の冬眠 爬虫類、両生類、魚類などの脊椎動物や昆虫、甲殻類、貝類などの無脊椎動物は、体温を調節することができない変温動物です。 そのため、変温動物が冬を越すためには、じっとしていても、体が凍らないような場所で冬眠することが必要です。 そこで、多くの変温動物は冬眠する場所として地上よりも少し暖かく、温度変化が少ない 土の中や水の底などを選びます。 冬眠中の変温動物は仮死状態のようになるため、活動することができません。 春になって暖かくなると、自然と体温が上がり再び活動できるようになり地上に姿を現します。 このように、変温動物の冬眠は、恒温動物の冬眠とは仕組みが大きく異なっているので、冬眠とは呼ばないで、冬越しとか休眠と呼ぶことがあります。 氷点下何十度にもなる北極圏や南極圏といった極寒の地域に生息している変温動物の場合、冬眠では体が凍るのを防ぐことはできません。 そのため、別の方法で命を守っています。 たとえば、北極圏で生活しているアメリカアカガエルは、体の水分中の糖分の割合を上げることで、凍りつかないような仕組みを持っています。 また、南極圏の海に生息するコオリウオという魚は、血液の中に不凍タンパク質と呼ばれる物質が含まれていて凍ることがありません。 まとめ 動物には冬眠する動物と冬眠しない動物がいます。 冬眠する動物は変温動物と恒温動物である哺乳類の一部の動物です。 冬眠する哺乳類はクマを除き、小型の動物です。 哺乳類の冬眠については多くの解明されていないことがあります。 変温動物の冬眠は、恒温動物の冬眠とは仕組みが大きく異なっているので、冬眠とは呼ばないで、冬越しとか休眠と呼ぶことがあります。

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