ダイナー レオン 似てる。 レギオン~LEGION~ あらすじとネタバレ

2019.06.30 Inter FM「Daisy Holiday!」より

ダイナー レオン 似てる

H:こんばんは。 えーとですね、先週は…寝過ごしちゃいまして。 時差ボケがホントにひどくて。 お願いしますね、お2人ともね。 O:こんばんは、岡田崇です。 佑果:こんばんは、水原佑果です。 H:先週、ごめんね。 O:いえいえ…(笑) 佑果:楽しかったです(笑) O:まさかの…(笑) H:まあ、時々あるよね、こういうことはね。 でも、2人だけで十分じゃん。 2人:いやいやいやいや…(笑) O:お願いしますよ…(笑) 佑果:お願いします…(笑) H:音楽の趣味、合うんじゃない?(Jean-Jacques Perrey)とかね。 O:うん。 佑果:!ドンピシャですね、私…はい。 H:じゃあね、きょうはね…ずーっと、この1週間以上考えてたんだけど、やっぱり(Dr. John)の話でもしようかな。 亡くなってしまいまして。 佑果:残念ですね… H:ちょうど、カから帰る飛行機の中は6月6日だったんだよね。 O:おお… H:だから、6日は飛行機の時間で、何もなかったの、こっちは。 失っちゃった時間か。 その間にが亡くなっちゃったんだな。 佑果:タイミングが… O:知ったのはどこだったんですか?カで知ったんですか? H:いやいや、[日本に]帰ってきて、すぐ。 で…5日にロサンゼルスにいたじゃない?まだね。 佑果:はい。 H:そのときに、ロサンゼルスにいる鹿野洋平くんっていう人と…ダイナーに連れてってもらったりしてね。 車で音楽をいっぱいかけてくれるんで…がかかって。 "Iko Iko"かな。 O:うん。 H:「そういえばさんはなにしてるんでしょうね?」っていう話になったんだよね。 んー、最近聞かないね、って話してたの。 で、帰ってきて、そういうことで。 ビックリしちゃって。 佑果:んー… H:どうなの?あのね、遺作があるらしいね。 O:ね、去年の末に出来上がってたっていう話ですよね。 H:それがこれから出るんだね。 それはちょっと聴きたいな。 O:楽しみですね。 John knew the end was near. He recorded one final album with new originals, country-tinged covers and reworked classics. O:といえば。 まあ、『ガンボ('s Gumbo)』… H:『ガンボ』だね。 O:ですね、やっぱり。 でも、『グリ・グリ(Gris-Gris)』も好きですよ。 H:うん。 『グリ・グリ』も良い。 佑果:チェックしなきゃ… O:でも、今のところ最後の…『Locked Down』でしたっけ。 2012年ぐらいかな。 あれもけっこう… H:うん。 そっか、それちょっと聴かしてもらおうかな。 O:じゃあ…タイトル曲の"Locked Down"。 Locked Down - Dr. John (from 『Locked Down』) H:"Big Chief"…じゃなくて…ちょっと寝ぼけてるね、僕(笑) O:(笑) H:の…なんて曲でしたっけ?(笑) O:"Locked Down"。 H:"Locked Down"だ。 佑果:初めて聴きました。 カッコいいですね… H:いつも、ずーっとこんな感じだよね。 昔からね。 O:わりとこのアルバムでに帰ってきたっていうか…まあ、"Makin' "とか。 スタンダードのカヴァーをよくやってたりとか。 H:やってたね。 O:そういう時期があって。 H:僕が初めて会ったのは、の頃にニュー・ヨーク…違うよ、ロサンゼルスだ。 Greek Theaterっていうところに出たのがデビューで。 そのとき、カ版のミックスをした関係で、トミー・リさん(Tommy Lipuma)さん…プロデューサー。 その自宅に招かれて、で、パーをやってた。 佑果:えー。 どんなパーだったんですか? H:いや、静かな…(笑)ーみたいな。 そこに、同じレーベルで、から移動してきたも来たんだよね。 佑果:なるほど。 H:ホライゾン(Horizon Records)っていう。 のレーベルなんで、居心地がどうだったのかね(笑) O:(笑) 佑果:か… O:ちょうど、なんか…[音楽性が]ちょっと変わっちゃった頃ですよね。 H:そう。 なんか悩んでたんだね、実は。 で、はそのときが初めての面識だったけど、ロニー・バロン(Ronnie Barron)[のプロデュース]やってたじゃない、僕。 O:はい。 そうですね。 H:で、ロニー・バロンっていう人はの弟分で…まあ、すごい声と、ピアノも上手いという。 O:もともとロニー・バロンが「Dr. John」になりそうだったんですよね。 H:そうだね(笑)すごい似てるんだよ。 O:[ロニー・バロンは]断ったっていう(笑) 佑果:なるほど… H:ロニー・バロンのソロを僕…どういう縁かわかんないけど、東京で作ったから。 O:久保田さん()の流れじゃないですか? H:そう、久保田くんと…まあ、いろんなことがあって。 ハワイでレコーディングしたときに、ロニー・バロンを呼んだんだね。 の頃かな? O:そうです。 ] H:で、僕はプロデューサーだったんで、空港に迎えに行ったんだよね。 ロニー・バロンを。 どんな人か知らないんだよ(笑) O:(笑) H:そしたら…ホノルル空港でみんな、アロハ着てたり、南国じゃない。 その中にひとり、黒ずくめの人が来て… 2人:(笑) H:黒いスーツに黒い持って。 で、顔がね、海賊みたいなの。。 独特の顔なの。 すぐわかって…それでそのときに初めて会って。 スタジオ行ってピアノを弾きまくるわけね。 いろんなこと教えてくれて。 で、そういうことがあったんで、が「良いアルバムをありがとう」、と。 O:おお… H:「ロニー・バロンの家族も喜んでたよ」って。 そんなことを言って…で、先には帰って。 そこにロニー・バロンも来たんだよな。 「Hey, Harry! 」とかね、すごいなれなれしい…(笑) O:(笑) H:もう友達だよね(笑)その後ロニーは亡くなって、も亡くなって…っていう。 そんなことがありましたね。 佑果:私が初めてさんを聴いたのは"Right Place Wrong Time"がピンと来て…そしたら、細野さんがなんと、. で… H:そうそうそう… 佑果:カヴァーされているということで、聴いてみると…最高ですね… H:うーん…打ち込みでやっちゃったのはちょっとね… 佑果:やー、でも、私は… H:そうすか。 よかった。 佑果:MIXテープに入れました、の…それをかけてもいいですか? H:あ、じゃあ……いいよ(笑) O:(笑) 佑果:お願いします(笑) Right Place Wrong Time -. (from 『Sex, Energy And Star』) H:いやー、これは…. っていうユニットで、ドラムスがたぶん…生音なのかな。 よくわかんない、憶えてないや(笑) O:(笑) H:ニューヨークから来てくれたアントン・フィア(Anton Fier)っていうドラマーと…ラウンジ・リザーズ(The Lounge Lizards)っていうのをやってる人たち。 佑果:へぇ… H:パーカッションは本物のアフリカ系の楽器使ってるアイーブ(Aiyb Dieng)っていうミュージシャン。 佑果:んー、なるほど。 H:で、一回、()が日本に来たときに、前座で出たんですよ。 佑果:えー! H:そしたら座布団が飛んできたっていう…(笑) O:(笑) 佑果:そんなことが!(笑) H:座布団っていうか、すごいヤジが飛んできて、もう大変だったね(笑) 佑果:えー!(笑) H:たぶんね、のファンってファンみたいな人たちだから…(笑) O:(笑) 佑果:そうなんですか… H:場違いなところに出ちゃって大変な目に遭って…いろんなことがあったな。 O:(笑) 佑果:. で"Sex Machine"も… H:やった。 やったけどね、なんだか… 佑果:私すごい好きでした。 H:ホント?今なら聴けるけどね、当時は…悩んじゃったよ(笑) 佑果:(笑) H:も弱ってる頃だったの。 まだヒットする前だったんだよ。 あの、再復活したじゃない?"Living in America"っていう曲で。 その前だったんで、あんまりみんなが騒いでなかったの。 だから出来た、みたいなね。 佑果:そうなんですか…はずっとスターな存在なんだと思っていました。 H:いや、やっぱりね、ああいう人たちはみんな浮き沈みがすごい。 O:んー… H:まあでも、は安定してるね。 O:そうですね。 H:ずーっと…ミュージシャンがみんな尊敬してたから。 佑果:んー… H:時々、やっぱり、日本にも…何度も来てるよね。 O:来てます。 H:だいたい行ってるんですけど。 で、すごい弱ってるときがあったわけ。 佑果:はい。 H:になって、リハビリやってたりしてて。 そういう最中に来たことがあるんだよね。 1人か2人で来たの。 で、陣中見舞いに楽屋に行って、セージスティックっていう… 佑果:あ、はい、セージ。 お香みたいな。 H:お香ね。 魔よけみたいな。 それを差し入れにあげたら、めっちゃくちゃ喜んでるんだよ(笑) O:(笑) H:あ、こんなに好きなんだ、と思って(笑) 佑果:あー、お香…セージをあげたのはすごくいいですね。 リフレッシュされたんだと… H:そう。 セージをパッと出して見せたら、「Woow!! 」とか言って。 「Smudge Stick」って言うんだよね、向こうでは。 佑果:ほー…初めて聞きました。 H:で…「Dr. John」ってンマン(medicine man)の名前だよね。 治療師。 O:うんうん。 佑果:あー!なるほど。 H:それで「ドクター」って言うの。 インディアン…のカルチャーをすごい引きずってるのがのカルチャーだから。 で、ンマンっていうのはセージを使ったりするんだよね。 お祓いで。 そんなようなことがあって。 佑果:なるほど… H:、もっとかけようかな。 きょうは。 O:はい。 H:レオン・レッドボーン(Leon Redbone)はまた今度ね(笑) O:(笑)なんか、ちょっとかき消されちゃった感じがレオン・レッドボーン、しますよね。 H:同時期だからね。 O:ね。 ほぼ同時だったんで… 佑果:そうなんですか… H:うん。 じゃあで…やっぱり"Big Chief"はかけないわけにはいかないんで。 オルガンはロニー・バロンです。 『ガンボ』というアルバムからです。 Big Chief - Dr. John (from 『Dr. John's Gumbo』) H:はい。 で"Big Chief"。 岡田くん。 O:はい。 H:この「Big Chief」の由来を佑果ちゃんに説明してあげてよ。 佑果:お願いします! O:いやいやいや…お願いしますよ(笑) H:そっか(笑)えーとね…オリジナルはプロフェッサー・ロングヘアー(Professor Longhair)っていう、の…まあ、大先生だね。 こういうリズムを考え出したりしてる。 佑果:あー、なるほど… H:だから、の先生は()っていう… 佑果:? H:うん。 この人もすごい人気があって、数年前に亡くなってしまいました。 このスタジオに来たことがある。 佑果:おお… H:で、僕は怒られたことがある(笑) O:(爆笑) 佑果:どうしてですか…? H:なんだっけな…誰かがセッティングして、僕は知らない間に来るってことになってて。 慌てて来たら、「曲はどれだ?」って言うんで、曲なんかないから…(笑) O:(笑) H:「今度来るときは曲を用意しておいてくれ」って言われて…(笑) 佑果:ドキドキしますね(笑) H:ドキドキしちゃったよ(笑)誰があれをセッティングしたのかな…まあ、そういう大先生ね。 の先生がトゥーサン。 で、トゥーサンの先生がプロフェッサー・ロングヘアーっていう。 佑果:つながって… H:つながってる。 だから「伝統的」なんだよね。 大元は()とかデイヴ・バーソロミュー(Dave Bartholomew)とか。 そういう、なんかこう…ぜんぶ知ってくとおもしろい流れがあるわけで…で、が亡くなって、その後はどうなってんの、っていう時代だよ。 O:んー… H:[伝統を継承している人は]誰かいるの?っていう。 O:わかんないっすね。 H:わかんないでしょ? 佑果:ちょっとdigしたいですね。 H:うん、しといて。 佑果:レコードをちょっと、見てみます。 新しいものとか…。 H:つなげてほしい、佑果ちゃんにね。 ダーッと。 こっちはもう引退だから(笑) 佑果:いやいやいや…(笑)現役ですよね。 コンサートもすっごく盛り上がって。 LA、ニューヨーク… H:なんかね、現実感がないんだよな。 帰ってきてみると。 ずーっと時差ボケでボーッとしてるじゃない。 夢だったのかな?とかね(笑) 2人:(笑) 佑果:夢じゃないです!(笑) H:夢じゃないよね。 ぜんぜん現実的な気持ちになれなくて。 佑果:いやー、夢のような時間でしたけど、それが現実だと思うと…ホントに素敵な思い出になりました。 H:そうだよね。 もう、思い出だよ。 3人:(笑) H:じゃあね、続けて…なんかない?岡田くん。 O:じゃあ『Gris-Gris』から… H:あー、『Gris-Gris』、良いアルバムでしたよ。 O:"Mama Roux"とかどうですか? H:いいですね。 もう時間が来ちゃってこれが最後になっちゃうけど、全部かけたいよね。 O:ね(笑) 佑果:もっと知りたい… O:もっともっとね、うん。 H:じゃあ、また次の機会だね。 佑果:はい。 Mama Roux - Dr. biscuittimes77.

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DYNAMIC CHORDとは (ダイナミックコードとは) [単語記事]

ダイナー レオン 似てる

朝の4時過ぎ。 まだ外は薄暗かったが目が覚めてしまった、元々二度寝は出来ない体質だったクリスは隣に眠る恋人の寝顔を少し見てからいつもより早いが起きてしまうことにした。 夜目が利いてるおかげで外から入ってくる極僅かな光でも家具の輪郭は確認できた。 早朝の冷えたソファーにぐっと腰を掛ける。 久々に鼓膜が揺れない静寂を感じた。 現場に行けば騒がしく忙しない。 だから昔は静かな所が好きではなく、静寂をなるべく回避していた節がある。 やけに静かだと自責の念に駆られてしまって苦しかった、だから騒がしい所に好んで足を運んでいた。 でも今はそうはしない、それをしなくて済むようになった。 レオンのおかげだとクリスは思っている。 一緒にいるだけで救われる気がするんだ。 クリスに足りないものは全てレオンが補っている様に感じているし実際そうだ。 苦しい時、悲しい時、レオンがいてくれたらそれが半分になる。 楽しい時、幸せな時、レオンがいてくれたらそれは2倍、それ以上のものになる。 嫌なことから逃避する為に騒がしい所に逃げていたあの頃は、自分がそんな風に思える日が来るなんてこれっぽっちも思っていなかった。 いつまでも続く地獄を死ぬまで歩み続けるんだろう、それが贖罪になると。 苦しんでいる自分がいることにほっとしていたんだ、幸せになってはいけないと思っていたから。 「あんたが救った街で国で世界なのに何であんたが一番不幸にならないといけないんだ」 今でもあの真っ直ぐな目を覚えている。 鏡のように偽りを映さない瞳、最初はそれにも逃げたかった。 あの事件を乗り越えた経験があるレオンだからこそ、自分と同じようになると思っていたがそれは勝手な想像でしかなかった。 何て強いんだろう、自分がちっぽけにみえてまた責めたくなる。 その悪循環を断ち切ってくれたのもまたレオンだった。 「アンタが一番幸せにならないとそれこそ全部無駄になるだろう!アンタを地獄に叩き付ける為に彼等はアンタを助けたんじゃない!」 そう言われた時込み上げてきた熱は今でも名称が分からない。 あの時の青い瞳は潤んでいた、それに見惚れたのかもしれない。 過去を振り返るのは嫌いだったけど今はそうでもない。 昔だったらこんな暗い部屋で一人、過去を振り返るなんてことドン底に落ちてしまうから絶対しなかっただろう。 ソファーに奪われた体温が少しずつ戻ってきた頃に部屋の扉が開いた。 「…随分早起きだなクリス」 「目が覚めちまって。 起こしたか?」 「いや、俺もなんか二度寝出来なくて。 いつもだったら出来るのに」 レオンはコーヒーでも淹れるかとそのままキッチンに向かった。 キッチンの一番小さい電気が付く。 戸棚が開く音、冷蔵庫が開く音、火が着く音。 なんてことない日常の音が心地よかった。 人が生きている音だ。 香ってきたコーヒーの香りは職場の、いつ作ったか分からないインスタントコーヒーの匂いと比べるには失礼な程だった。 「丁度これで豆が切れた。 また買ってこないと。 ほら」 「ありがとう」 クリスにコーヒーカップを渡すとレオンもその冷たいソファーに腰掛けた。 浅暗い部屋で電気もTVも付けずに男2人並んでホットコーヒーを飲む図は、傍から見たらおかしな光景かも知れないけどそれはとても穏やかな時間だった。 「美味いだろ」 「ああ。 職場のとは比べ物にならないくらい」 「あの泥水と比べるなよ」 なんてことない会話がこんなにも尊く感じる。 「なんだよ、寝癖でも付いてるか?」 「ふ、別に?」 クリスがあんまりにも見つめるものだからそう聞いたのに別にと返ってきた。 そして少し笑いながら彼のサラサラとしたブロンドヘアに指を通す。 触れても許してくれる対象が傍にいる、これは特別なことで値段の付けられない価値のあるものだ。 「…また考え事でもしてたのか」 「考え事というか、過去を振り返ってた」 「そりゃまた珍しいことを」 「俺もそう思う」 クリスが逃避していた時代をレオンは知っているから素直に珍しいと言った。 あれは今思えば一番かっこ悪い時代だったというのにレオンは何故好いてくれたのだろう。 「どこまで戻ったんだ?」 「お前にダイナーで怒鳴られた頃だな」 「ははっあの頃か。 あの頃は俺も苦しかった」 「レオンがか?」 「そう、だからアンタに八つ当たりしたんだよ。 初めて私情で怒鳴った」 八つ当たりと言われてもピンとこない、そんな感じはしなかった。 「いーやあれは八つ当たりだね。 だからクリスが言われて一番苦しいことを言ってやったんだ」 「でも俺はそれで救われて。 今があると思ってる」 あの時の2人はこんなに親しくなかった。 顔と名前は知ってる、その程度だったのにレオンはピンポイントで言い当てた。 才能としか言い得ない。 「なら良かったよ」 外の光が少しずつ強くなってきた。 早朝の訓練もあるから夜明けなんて見飽きているのにいつもと違うと感じる。 同じ太陽で同じ朝日なのに。 「……レオンに頼ってばかりだな俺は」 「俺だって頼ってるさ」 「本当か?そんな感じしないが」 「命の危険がある任務の時は特に頼ってる」 「…俺は傍にいないだろう、どうやって頼るんだ」 エージェントと軍人、それは似て非なるもの。 共同任務など今まで一度もなかった。 自分は遠く離れているのになぜ頼れるのかクリスは分からなかった。 「クリスがいるから、俺はここに帰ってくる。 意地でも生きて帰ろうと強く思える」 「……」 「アンタは違うのか?」 「…俺も、そうだ」 レオンは自分より年下の癖にそういう言葉をすぐ見つけてくる。 青い瞳が緩やかに細まるそれはとても美しいもので、しかもそれを見れるのは自分だけだと思うとまた手を伸ばしたくなった。 「…レオンの言葉はいつも頭によく響くし俺の中に深く残る」 「何か特別なこと言ったっけ」 当の本人は忘れているようだ。 言った側は案外そうだったりする。 「結構色々あるぞ」 「…全然覚えてない」 「『アンタは己の為だと言われると途端に出来なくなる、なら俺の為だと思ってやってくれ』とか」 「あー…あぁ」 「足りなかったものも欲しかったものも全部レオンがくれた。 感謝してる」 「そ、れはお互い様だろ」 早朝だからだろうか、頭が冴えてる分スラスラと口が回った。 それに対して口もごるレオン、いつもと正反対だった。 「……レオンがいないと恐らく俺は今度こそダメになってしまう」 「俺だってそうさ。 だから俺の為に、ちゃんと帰ってこいよ」 「ああ。 レオンも、俺が駄目にならないようにちゃんと戻って来てくれ」 「任せろ」 この口約束は将来枷になるかもしれないがそれ以上のものにもなる。 相手の負担になるのは嫌で昔はこういうのは極力避けていたクリスだが今は違う。 自分の重心と相手の重心をしっかり据えるモノだ。 不必要な訳がない。 「なあ、キスしたい」 「ああ。 俺もそう思ってた」 「…そういえば言い忘れてた。 おはようクリス」 「おはようレオン」 目を覚してくれて、ありがとう。 そう思いながらするキスは一層温かくて愛おしかった。 過去の俺よ聞こえているか。 今の俺は生きてきた中で一番幸せだ。

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DYNAMIC CHORD (ダイナミックコード) act.31

ダイナー レオン 似てる

H:こんばんは。 えーとですね、先週は…寝過ごしちゃいまして。 時差ボケがホントにひどくて。 お願いしますね、お2人ともね。 O:こんばんは、岡田崇です。 佑果:こんばんは、水原佑果です。 H:先週、ごめんね。 O:いえいえ…(笑) 佑果:楽しかったです(笑) O:まさかの…(笑) H:まあ、時々あるよね、こういうことはね。 でも、2人だけで十分じゃん。 2人:いやいやいやいや…(笑) O:お願いしますよ…(笑) 佑果:お願いします…(笑) H:音楽の趣味、合うんじゃない?(Jean-Jacques Perrey)とかね。 O:うん。 佑果:!ドンピシャですね、私…はい。 H:じゃあね、きょうはね…ずーっと、この1週間以上考えてたんだけど、やっぱり(Dr. John)の話でもしようかな。 亡くなってしまいまして。 佑果:残念ですね… H:ちょうど、カから帰る飛行機の中は6月6日だったんだよね。 O:おお… H:だから、6日は飛行機の時間で、何もなかったの、こっちは。 失っちゃった時間か。 その間にが亡くなっちゃったんだな。 佑果:タイミングが… O:知ったのはどこだったんですか?カで知ったんですか? H:いやいや、[日本に]帰ってきて、すぐ。 で…5日にロサンゼルスにいたじゃない?まだね。 佑果:はい。 H:そのときに、ロサンゼルスにいる鹿野洋平くんっていう人と…ダイナーに連れてってもらったりしてね。 車で音楽をいっぱいかけてくれるんで…がかかって。 "Iko Iko"かな。 O:うん。 H:「そういえばさんはなにしてるんでしょうね?」っていう話になったんだよね。 んー、最近聞かないね、って話してたの。 で、帰ってきて、そういうことで。 ビックリしちゃって。 佑果:んー… H:どうなの?あのね、遺作があるらしいね。 O:ね、去年の末に出来上がってたっていう話ですよね。 H:それがこれから出るんだね。 それはちょっと聴きたいな。 O:楽しみですね。 John knew the end was near. He recorded one final album with new originals, country-tinged covers and reworked classics. O:といえば。 まあ、『ガンボ('s Gumbo)』… H:『ガンボ』だね。 O:ですね、やっぱり。 でも、『グリ・グリ(Gris-Gris)』も好きですよ。 H:うん。 『グリ・グリ』も良い。 佑果:チェックしなきゃ… O:でも、今のところ最後の…『Locked Down』でしたっけ。 2012年ぐらいかな。 あれもけっこう… H:うん。 そっか、それちょっと聴かしてもらおうかな。 O:じゃあ…タイトル曲の"Locked Down"。 Locked Down - Dr. John (from 『Locked Down』) H:"Big Chief"…じゃなくて…ちょっと寝ぼけてるね、僕(笑) O:(笑) H:の…なんて曲でしたっけ?(笑) O:"Locked Down"。 H:"Locked Down"だ。 佑果:初めて聴きました。 カッコいいですね… H:いつも、ずーっとこんな感じだよね。 昔からね。 O:わりとこのアルバムでに帰ってきたっていうか…まあ、"Makin' "とか。 スタンダードのカヴァーをよくやってたりとか。 H:やってたね。 O:そういう時期があって。 H:僕が初めて会ったのは、の頃にニュー・ヨーク…違うよ、ロサンゼルスだ。 Greek Theaterっていうところに出たのがデビューで。 そのとき、カ版のミックスをした関係で、トミー・リさん(Tommy Lipuma)さん…プロデューサー。 その自宅に招かれて、で、パーをやってた。 佑果:えー。 どんなパーだったんですか? H:いや、静かな…(笑)ーみたいな。 そこに、同じレーベルで、から移動してきたも来たんだよね。 佑果:なるほど。 H:ホライゾン(Horizon Records)っていう。 のレーベルなんで、居心地がどうだったのかね(笑) O:(笑) 佑果:か… O:ちょうど、なんか…[音楽性が]ちょっと変わっちゃった頃ですよね。 H:そう。 なんか悩んでたんだね、実は。 で、はそのときが初めての面識だったけど、ロニー・バロン(Ronnie Barron)[のプロデュース]やってたじゃない、僕。 O:はい。 そうですね。 H:で、ロニー・バロンっていう人はの弟分で…まあ、すごい声と、ピアノも上手いという。 O:もともとロニー・バロンが「Dr. John」になりそうだったんですよね。 H:そうだね(笑)すごい似てるんだよ。 O:[ロニー・バロンは]断ったっていう(笑) 佑果:なるほど… H:ロニー・バロンのソロを僕…どういう縁かわかんないけど、東京で作ったから。 O:久保田さん()の流れじゃないですか? H:そう、久保田くんと…まあ、いろんなことがあって。 ハワイでレコーディングしたときに、ロニー・バロンを呼んだんだね。 の頃かな? O:そうです。 ] H:で、僕はプロデューサーだったんで、空港に迎えに行ったんだよね。 ロニー・バロンを。 どんな人か知らないんだよ(笑) O:(笑) H:そしたら…ホノルル空港でみんな、アロハ着てたり、南国じゃない。 その中にひとり、黒ずくめの人が来て… 2人:(笑) H:黒いスーツに黒い持って。 で、顔がね、海賊みたいなの。。 独特の顔なの。 すぐわかって…それでそのときに初めて会って。 スタジオ行ってピアノを弾きまくるわけね。 いろんなこと教えてくれて。 で、そういうことがあったんで、が「良いアルバムをありがとう」、と。 O:おお… H:「ロニー・バロンの家族も喜んでたよ」って。 そんなことを言って…で、先には帰って。 そこにロニー・バロンも来たんだよな。 「Hey, Harry! 」とかね、すごいなれなれしい…(笑) O:(笑) H:もう友達だよね(笑)その後ロニーは亡くなって、も亡くなって…っていう。 そんなことがありましたね。 佑果:私が初めてさんを聴いたのは"Right Place Wrong Time"がピンと来て…そしたら、細野さんがなんと、. で… H:そうそうそう… 佑果:カヴァーされているということで、聴いてみると…最高ですね… H:うーん…打ち込みでやっちゃったのはちょっとね… 佑果:やー、でも、私は… H:そうすか。 よかった。 佑果:MIXテープに入れました、の…それをかけてもいいですか? H:あ、じゃあ……いいよ(笑) O:(笑) 佑果:お願いします(笑) Right Place Wrong Time -. (from 『Sex, Energy And Star』) H:いやー、これは…. っていうユニットで、ドラムスがたぶん…生音なのかな。 よくわかんない、憶えてないや(笑) O:(笑) H:ニューヨークから来てくれたアントン・フィア(Anton Fier)っていうドラマーと…ラウンジ・リザーズ(The Lounge Lizards)っていうのをやってる人たち。 佑果:へぇ… H:パーカッションは本物のアフリカ系の楽器使ってるアイーブ(Aiyb Dieng)っていうミュージシャン。 佑果:んー、なるほど。 H:で、一回、()が日本に来たときに、前座で出たんですよ。 佑果:えー! H:そしたら座布団が飛んできたっていう…(笑) O:(笑) 佑果:そんなことが!(笑) H:座布団っていうか、すごいヤジが飛んできて、もう大変だったね(笑) 佑果:えー!(笑) H:たぶんね、のファンってファンみたいな人たちだから…(笑) O:(笑) 佑果:そうなんですか… H:場違いなところに出ちゃって大変な目に遭って…いろんなことがあったな。 O:(笑) 佑果:. で"Sex Machine"も… H:やった。 やったけどね、なんだか… 佑果:私すごい好きでした。 H:ホント?今なら聴けるけどね、当時は…悩んじゃったよ(笑) 佑果:(笑) H:も弱ってる頃だったの。 まだヒットする前だったんだよ。 あの、再復活したじゃない?"Living in America"っていう曲で。 その前だったんで、あんまりみんなが騒いでなかったの。 だから出来た、みたいなね。 佑果:そうなんですか…はずっとスターな存在なんだと思っていました。 H:いや、やっぱりね、ああいう人たちはみんな浮き沈みがすごい。 O:んー… H:まあでも、は安定してるね。 O:そうですね。 H:ずーっと…ミュージシャンがみんな尊敬してたから。 佑果:んー… H:時々、やっぱり、日本にも…何度も来てるよね。 O:来てます。 H:だいたい行ってるんですけど。 で、すごい弱ってるときがあったわけ。 佑果:はい。 H:になって、リハビリやってたりしてて。 そういう最中に来たことがあるんだよね。 1人か2人で来たの。 で、陣中見舞いに楽屋に行って、セージスティックっていう… 佑果:あ、はい、セージ。 お香みたいな。 H:お香ね。 魔よけみたいな。 それを差し入れにあげたら、めっちゃくちゃ喜んでるんだよ(笑) O:(笑) H:あ、こんなに好きなんだ、と思って(笑) 佑果:あー、お香…セージをあげたのはすごくいいですね。 リフレッシュされたんだと… H:そう。 セージをパッと出して見せたら、「Woow!! 」とか言って。 「Smudge Stick」って言うんだよね、向こうでは。 佑果:ほー…初めて聞きました。 H:で…「Dr. John」ってンマン(medicine man)の名前だよね。 治療師。 O:うんうん。 佑果:あー!なるほど。 H:それで「ドクター」って言うの。 インディアン…のカルチャーをすごい引きずってるのがのカルチャーだから。 で、ンマンっていうのはセージを使ったりするんだよね。 お祓いで。 そんなようなことがあって。 佑果:なるほど… H:、もっとかけようかな。 きょうは。 O:はい。 H:レオン・レッドボーン(Leon Redbone)はまた今度ね(笑) O:(笑)なんか、ちょっとかき消されちゃった感じがレオン・レッドボーン、しますよね。 H:同時期だからね。 O:ね。 ほぼ同時だったんで… 佑果:そうなんですか… H:うん。 じゃあで…やっぱり"Big Chief"はかけないわけにはいかないんで。 オルガンはロニー・バロンです。 『ガンボ』というアルバムからです。 Big Chief - Dr. John (from 『Dr. John's Gumbo』) H:はい。 で"Big Chief"。 岡田くん。 O:はい。 H:この「Big Chief」の由来を佑果ちゃんに説明してあげてよ。 佑果:お願いします! O:いやいやいや…お願いしますよ(笑) H:そっか(笑)えーとね…オリジナルはプロフェッサー・ロングヘアー(Professor Longhair)っていう、の…まあ、大先生だね。 こういうリズムを考え出したりしてる。 佑果:あー、なるほど… H:だから、の先生は()っていう… 佑果:? H:うん。 この人もすごい人気があって、数年前に亡くなってしまいました。 このスタジオに来たことがある。 佑果:おお… H:で、僕は怒られたことがある(笑) O:(爆笑) 佑果:どうしてですか…? H:なんだっけな…誰かがセッティングして、僕は知らない間に来るってことになってて。 慌てて来たら、「曲はどれだ?」って言うんで、曲なんかないから…(笑) O:(笑) H:「今度来るときは曲を用意しておいてくれ」って言われて…(笑) 佑果:ドキドキしますね(笑) H:ドキドキしちゃったよ(笑)誰があれをセッティングしたのかな…まあ、そういう大先生ね。 の先生がトゥーサン。 で、トゥーサンの先生がプロフェッサー・ロングヘアーっていう。 佑果:つながって… H:つながってる。 だから「伝統的」なんだよね。 大元は()とかデイヴ・バーソロミュー(Dave Bartholomew)とか。 そういう、なんかこう…ぜんぶ知ってくとおもしろい流れがあるわけで…で、が亡くなって、その後はどうなってんの、っていう時代だよ。 O:んー… H:[伝統を継承している人は]誰かいるの?っていう。 O:わかんないっすね。 H:わかんないでしょ? 佑果:ちょっとdigしたいですね。 H:うん、しといて。 佑果:レコードをちょっと、見てみます。 新しいものとか…。 H:つなげてほしい、佑果ちゃんにね。 ダーッと。 こっちはもう引退だから(笑) 佑果:いやいやいや…(笑)現役ですよね。 コンサートもすっごく盛り上がって。 LA、ニューヨーク… H:なんかね、現実感がないんだよな。 帰ってきてみると。 ずーっと時差ボケでボーッとしてるじゃない。 夢だったのかな?とかね(笑) 2人:(笑) 佑果:夢じゃないです!(笑) H:夢じゃないよね。 ぜんぜん現実的な気持ちになれなくて。 佑果:いやー、夢のような時間でしたけど、それが現実だと思うと…ホントに素敵な思い出になりました。 H:そうだよね。 もう、思い出だよ。 3人:(笑) H:じゃあね、続けて…なんかない?岡田くん。 O:じゃあ『Gris-Gris』から… H:あー、『Gris-Gris』、良いアルバムでしたよ。 O:"Mama Roux"とかどうですか? H:いいですね。 もう時間が来ちゃってこれが最後になっちゃうけど、全部かけたいよね。 O:ね(笑) 佑果:もっと知りたい… O:もっともっとね、うん。 H:じゃあ、また次の機会だね。 佑果:はい。 Mama Roux - Dr. biscuittimes77.

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