アミニズム。 アニミズムとは

アニミズムかアミニズムか迷ったときは・・・:塾長の独り言

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無生物も すなわちをもっているという世界観。 エドワード・. が『』Primitive Culture 1871 においてのを表す語として用いた。 この進化論的考えは長く民俗学,宗教学において主潮をなし,アニミズムの概念は定着した。 しかし,民族誌的資料のに伴い,アニミズムが主としてと結びついている事実に対して,多くのには人格観念から発展した一神教が存在することが明らかになり,アニミズム=宗教起源論は衰退した。 近年の人類学的研究においては,アニミズムという概念はあまりに広く,曖昧で,特定の社会における宗教のをとらえるには不適切であるとして,以前ほど使われなくなっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について の解説 ラテン語の「気息」とか「霊魂」を意味するアニマanimaに由来する語で、さまざまな霊的存在spiritual beingsへの信仰をいう。 霊的存在とは、神霊、精霊、霊魂、生霊、死霊、祖霊、妖精 ようせい 、妖怪などを意味する。 [佐々木宏幹] 霊的存在の特質霊的存在の典型として霊魂についてみると、それは人間の身体に宿り、これを生かし、その宿り場(身体)から自由に独立して存在しうる実体であるとされることが多い。 それは、人間の物質(身体)的側面、機能に対して、精神(人格)的側面、機能を独立の存在としてとらえたものといえる。 霊魂は物に宿っている限り、物を生かしているが、物が死滅し去ってもこれを超えて独自に存在し続けるから超自然的存在super-natural beingsともよばれ、通常、不可視的存在であるから霊的spiritualとされ、人間と同じように喜怒哀楽の心意をもつから人格的personalとされる。 諸民族において霊魂は、人間にのみ認められているのではなく、動物、植物、自然現象にも認められている。 [佐々木宏幹] 学説諸生(事)物、諸現象に認められる霊魂群を一括して霊的存在と名づけ、この存在への信仰をアニミズムと規定し、これによって宗教文化の起源と本質を論じたのが、イギリスの人類学者タイラーである。 彼によれば、死、病気、恍惚 こうこつ 、幻想とくに夢における経験を反省した最古の人類は、身体から自由に離脱しうる非物質的な実体=霊魂の存在を確信するに至った。 人類はこの霊魂の観念を類推的に動植物や自然物に及ぼし、ここにさまざまな霊的存在の観念とそれへの信仰が成立した。 したがって霊spiritとは、人間以外の諸存在にみいだされた霊魂にほかならない。 精霊観念はのちに進化して諸神や一神の観念を生むに至った。 以上のようなタイラーの学説のうち、霊魂観念が精霊観念の基盤であるとする考えやアニミズムの進化論的解釈は、のち各方面から批判され、今日では問題外とされる。 しかし、霊的存在への信仰をもって宗教の本質とする所説は、種々補強されながら今日に継承されている。 [佐々木宏幹] 事例霊的存在は人間、社会の幸・不幸や他界に関する観念と結び付けて把握されることが多い。 沖縄各地では子供の病気や夜泣きはマブイウトシ(魂落とし)に帰され、落とした魂を身に付着させる儀礼が行われる。 かつて世界各地にみられた首狩りは、首に内在する霊魂を得ることにより、豊饒 ほうじょう 性を増大させることを目的としたといわれる。 死は身体からの霊魂の永久離脱とされるが、死後の霊魂は天上、地上、地下などの他界に赴き、定められたときにこの世を訪れるものと信じられている。 生霊(他人に憑 つ いたり障 さわ ったりする霊魂)、死霊、動物霊などは、人間に憑いて健康を損なわせるとされる。 日本でみられる狐憑 きつねつ き、ヤコツキ、オサキツキなどは、動物霊憑依 ひょうい の例である。 農耕民の間では穀霊信仰が、漁民においては船霊 ふなだま 信仰がみられる。 憑依する霊として知られているものに、タイのピーphi pii 、ビルマ(ミャンマー)のナットnat、インドネシアのアニートanito、マレーシアのハントゥhantuなどがある。 これら霊的存在は超自然力を備えていると信じられ、畏敬 いけい 、畏怖の対象とされる。 [佐々木宏幹] 現代的意義アニミズムは、人間の霊魂に類似する実体を、人間以外の諸存在にも認めようとする営為である。 一般にアニミズムは原始社会や原始宗教の特質であり、現代社会や文明宗教においては、その意義や機能を失うかのように考えられてきた。 しかし現代の諸宗教において、霊魂や死霊、祖霊など霊的存在と無関係の宗教はない。 仏教、キリスト教、イスラム教においても、その基層部にはアニミズムが脈々として存在する。 また神話や文学作品にはアニミズム的観念が色濃くみられる。 なおアニミズムは、アニマティズム、シャーマニズム、フェティシズム、トーテミズム、祖先崇拝などと深くかかわっている。

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日本アニメに見るアニミズムの宗教的背景とは?

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図式期の具体的な表現方法 描画表現の発達過程に4歳ころから9歳ころの分類があり、それは図式期とよばれます。 ある程度描きたいものが描けるようになる年齢ではありますが、見えるままに描くという段階ではなく、知っているように描くという段階です。 それゆえ、独特な表現方法になります。 この図式期などについて、発達段階を追った内容の記事は別に書きたいと思っています。 設問として 子どもたちのお絵かきについての設問がありました。 絵画を見て、それがどのような表現なのかを選ぶ問題です。 とりあえず実際に出題されたものと同じような問題をつくりましたので、みてみましょう。 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】H保育園の4歳児クラスで運動会の絵を描きました A児の絵:大玉ころがしをしているところ。 B児の絵:トラックでダンスをしているところ。 C児の絵:リレーをしているところ。 【設問】絵の中にあらわれている描画の特徴として、適切な組み合わせをひとつ選びなさい (組み合わせ) A B C 1 レントゲン表現 拡大表現 展開表現 転倒式描法 2 積み上げ表現 多視点表現 レントゲン表現 3 拡大表現 アニミズム的表現 多視点表現 4 拡大表現 展開表現 転倒式描法 積み上げ表現 5 多視点表現 展開表現(転倒式描法) 積み上げ表現 まずは自力で解いてみてくださいね 表現について解説していきます。 拡大表現とは、自分の興味のあるものを 大きく表現することです。 ここでは大玉が大きく表現されていますね。 この絵を描いた子にとって、大玉の存在はとても大きいものだったのだと想像されますね。 拡大表現と似たものに誇張表現があります。 おそらく意味はほとんど同じと考えて問題ないでしょう。 展開表現 転倒式描法 は、道の横の街路樹や、家が横に 倒れているように描く表現です。 今回で言えば、トラックでダンスをしている絵がこれにあたりますね。 子どもが横たわっているように見えます。 積み上げ表現は、物の遠近をうまく表現できずに、まるで 積み上がっているように描く表現です。 こんかいのリレーの絵がこれにあたります。 たしかに、奥行がわかりづらく、積み上がっているように見えますね。 というわけで、今回の正解は4番になります。 そのほかの表現について レントゲン表現 透視表現 レントゲン表現とは、家の中やバスの中など、見えないものを透けたように描くことです。 上記の絵では家の中の人が描かれていますので、レントゲン表現です。 多視点表現 視点移動表現 多視点表現とは、上から見た時や正面から見た時など、 多視点から見たものを一緒に描くというものです。 上記の絵では、横から見たコップと斜め上から見た飲み物の絵ですので、多視点表現がされていると言えます。 この多視点表現は、ピカソなどをはじめ、キュビズムの芸術家が使っていた技法ですよね。 もしかしたら、子どもの絵からインスピレーションを受けて、キュビズムが発足したのかもしれないですね。 これは勝手な憶測ですが……。 アニミズム的表現 擬人化表現 アニミズム的表現とは、花や太陽、おもちゃなどを 擬人化して描くということです。 物や動物、植物に人間らしい顔が描かれている絵は、子どもの絵にはよくありそうですよね。 並列表現 並列表現は、基底線 画面下部の横の一直線 の上に、様々なものが 並んでいるように描くことです。 まとめ 言葉の通りといえばそのままなのですが、こういった描画表現が乳児期、幼児期にみられます。 この図式期は、基底線の登場が大きな特徴と言えると思います。 下部に横一直線で表現されることが多いですが、画用紙の下端が基底線の役割をしている場合もあるそうです。 色々な表現が見られる図式期ですね。 今回は視覚的にも分かるように、表現に合わせたイラストものせていますので、この表現はこういう特徴だなということがすぐに思い出せるようになれば、試験でも問題なく正解にたどり着けると思います。

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「アニミズム」の意味とは?「シャーマニズム」との違いや例も

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「アニミズム」の意味とは? 「アニミズム」の意味は「精霊信仰」 アニミズムとは、「自然界のすべての現象や事物に霊魂が宿るとする考え方」のことです。 日本語訳では「精霊信仰」「地霊信仰」などと訳されます。 イギリスの人類学者で「文化人類学の父」と呼ばれるエドワード・バーネット・タイラー(1832年~1917年)が、『原始文化(Primitive Culture)』 1871年)において、原始宗教の特徴を示す言葉として「アニミズム」を用い、その概念が広まりました。 「アニミズム」の考え方は「聖なるものは自然に宿る」 アニミズムにおける崇拝の対象は、自然の中に存在するすべての事物・事象で、例えば樹木や岩石、山、水、泉、さらに雷、太陽や月などです。 アニミズムは「聖なるものは自然に宿る」という考え方を持ちます。 信仰のわかりやすい事例としては、世界中に見られる巨石崇拝や山岳信仰があります。 「人格神」ではない、目に見えない聖なるものが、自然の事物に宿る世界観がアニミズムです。 「アニミズム」は英語で「animism」 アニミズムは英語で「animism」と書きます。 ラテン語で「魂・霊魂」という意味の「anima(アニマ)」に由来します。 「アニマ」は、古代ギリシャの哲学者たちが使った「息・命・魂」という意味の「プシュケー」の語を、中世にラテン語に訳したときにあてられた語です。 ピアジェが提唱した「アニミズム」は精霊信仰とは別の概念 スイスの心理学者であるジャン・ピアジェ(1896年~1980年)は、幼児期の思考形態として、玩具など命のない物を、あたかも命や意思があるかのように擬人化して考える心理のことを「アニミズム」と呼びました。 未熟な子どもは、自分の心と外界との区別ができないことにその要因があり、成長とともにアニミズムを卒業してゆくと考えました。 ピアジェが提唱した幼児期の成長過程にみられる現象としての「アニミズム」は、「精霊信仰」の意味でのアニミズムとは別の概念です。 「アニミズム」と「シャーマニズム」の違いとは? 古代の宗教形態として「アニミズム」の他に「シャーマニズム」があります。 両者の違いとはどのようなものなのでしょうか? 「シャーマニズム」とは「シャーマン」によって成立している宗教のこと 「シャーマニズム」(英語: Shamanism)とは、「シャーマン」によって成立している宗教のことを言います。 シャーマンとは、神や精霊と交流することによって、神託や預言を伝達したり、呪術的な祭祀を行ったりする宗教的職能者です。 シャーマンが祭祀などを行うときは、意識のないトランス状態になることが多く、トランス状態に入ったときが、神や精霊と交流している状態だとされます。 シャーマンを中心とする宗教形態であるシャーマニズムは、全世界に存在する普遍的な宗教形態です。 日本では「巫術(ふじゅつ)」などと訳されます。 「アニミズム」は「シャーマン」を介さない 「シャーマニズム」と「アニミズム」は、自然の精霊を崇拝するという意味では共通ですが、信仰の形態を「アニミズム」と呼ぶときは、「シャーマン」を介さない自然崇拝を指します。 しかし、アニミズムの周縁にシャーマンが存在し、個別の祭祀的な役割を持つこともあります。 アニミズムとシャーマニズムは、どちらも土着信仰の基底に見られるわかちがたい概念です。 「アニミズム」の例とは? アニミズムは世界中の古代世界に現れた世界観ですが、その中から、海外と日本、および身近に見られる「アニミズム」の例を1例づつ紹介します。 海外の例:「ケルトの信仰」におけるアニミズム 古代ヨーロッパにおける自然信仰としてよく知られているのが「ケルトの信仰」です。 ケルトの信仰は、各地に残るケルト人の習俗や神話・伝説によってうかがい知ることができます。 ケルト人とは、紀元前1世紀前に、中央アジアからヨーロッパに移動した、ケルト語を話した民族の総称です。 初めにアイルランド、スコットランド、ウェールズなどに住み、紀元前500年頃にはスペインやポルトガル、イタリアや東ヨーロッパまで広がりました。 ケルト人は、ヨーロッパ文明の基層のひとつとなったケルト文明を築きました。 ケルト文明の精神の基底は、「アニミズム」にありました。 動物・植物や自然現象を崇拝し、「ドルイド」と呼ばれる神官が儀式を執り行いました。 動物の中でも特に馬や牛は、その力強さや有用性から神聖な動物とされて崇拝されました。 植物では、大きく成長するオークの木と、それに寄生するヤドリギなどが聖樹とされました。 さらに、水と火も崇敬の対象であり、水のある場所は異界と接する場所だとされました。 崇敬された自然との関わりは、ケルト人が文字を持たなかったため、妖精や魔物などが登場する図像や、神話や伝説となって伝わっています。 日本の例:「神道」におけるアニミズム 現在、「神道」と呼ばれているものは、古代日本に自然発生的に生まれた自然信仰、すなわちアニミズムを根本としています。 日本では、有史以前の時代から、山や火などの自然や、自然の中に見出された土着の神々を信仰していました。 それらは原始神道(古神道)と呼ばれます。 8世紀初頭に、日本初の歴史書『日本書紀』『古事記』が著され、それが「神道」の聖典となります。 その時「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」が日本民族の最高神と規定されました。 それに伴い、土着の神を祀っていた神社は、聖典に登場する人格神に多くが変更されました。 天照大御神を祀る伊勢神宮を頂点とする現在の神道は、原始神道からは形を大きく変えていますが、人格神を主体としないアニミズムの精神は、岩や樹木を祀るなどのさまざまな習俗を通して失われていないといえます。 身近な事例:日本の「八百万神」 身近なアニミズムの例は、「八百万神(やおろずのかみ)」に見ることができます。 「八百万神」とは、神羅万象に神や神霊の発現を認める、古代からの日本の神概念を表す言葉です。 例えば大きな岩や山をご神体として祀ったり、ある土地の領域を神聖な場所だとして結界を設けたり、神社などにある池や樹木そのものに神霊が宿ると考えたりすることは、身近に多く見られます。 まとめ 「アニミズム」とは、「自然界のすべての現象や事物に霊魂が宿るとする考え方」のことです。 日本においては、『古事記』などによって人格神が現れる前の、古代における神道がアニミズムでした。 現代日本においても、アニミズムの精神は失われていないといえます。 清涼な自然の中に聖なるものが宿るとの考えは、豊かな自然とともに生きてきた日本人の根底に根付いているものだといえます。 なお、ユダヤ教やキリスト教などの一神教は、砂漠という過酷な自然の中で生きる民族の中で生まれたものです。 恐れ、また救いを求める対象である人格神への信仰と、自然の中に形を持たずに宿る八百万神への信仰は、ひとつの俎上に載せることのできない異なる概念であるといえます。

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