あの 家 に 暮らす 四 人 の 女 刺繍。 『あの家に暮らす四人の女』(三浦しをん)の感想(424レビュー)

『あの家に暮らす四人の女』徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで!|よなよな書房

あの 家 に 暮らす 四 人 の 女 刺繍

テレビ東京では、 2019年9月30日(月)夜9時からドラマスペシャル 「あの家に暮らす四人の女」を放送します。 原作は、直木賞作家・三浦しをんの同名小説(中央公論新社2015年刊行)。 今回が、この作品の初映像化です。 全く違うタイプの女4人が、一つ屋根の下で暮らす些細な日常。 次々起こる事件を団結して乗り切り、にぎやかな毎日を過ごす…ほっこり温かく、家族とは何かを考えさせられる感動ホームドラマを、脚本・吉田紀子、監督・深川栄洋でお届けします! 主演を務めるのは、様々なドラマや映画に出演し、日本アカデミー賞主演女優賞をはじめ数多く受賞歴のある 中谷美紀。 父の行方を知らない刺繍作家でアラフォー彼氏なしの 牧田佐知を演じます。 そして、ダメ男に甘い保険会社OL・ 上野多恵美役は、2015年放送のNHK連続テレビ小説「あさが来た」で一躍注目を集め、CMにも多数出演している 吉岡里帆。 また、佐知の友人で多恵美の会社の先輩、毒舌な 谷山雪乃役は幅広いジャンルで活躍し、その演技力が高く評価されている実力派女優 永作博美。 さらに、お嬢様気質で気ままな性格の佐知の母・ 牧田鶴代役にはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」や「ひよっこ」など第一線で活躍し続ける 宮本信子が演じます。 刺繍教室を営む。 仕事が忙しいと風呂も着替えもさぼってボロボロに。 世間との関わりも少なく、アラフォー彼氏なし。 父の行方を知らない。 <中谷美紀 コメント> Q. このドラマの話を聞いた時の感想 谷崎潤一郎の『細雪』へのオマージュでもあり、向田邦子さんの世界のようでもあるこの作品は、少々浮き世離れした物語だと受け止められるかもしれませんが、実のところ「父なき時代」が三浦しをんさんの巧みな筆致により繊細に、リアルに描かれており、4人の女性の掛け合いを想像して、「ぜひ演じてみたい」と心がうずきました。 演じる上で心掛けている点 素晴らしき本、優れた演出家、類い希なる共演者に恵まれた際には、無駄な抵抗をせず、ただこの身を委ねて役を生きるのみです。 もちろん役柄の軸を見出すまでには少々時間を要しますが、相手の役者さんの声に耳を傾け、目を見て演じていると、自然と鏡のように自らの役柄が見えてくるものです。 刺繍作家の役ということで、実際に刺繍をしてみての感想 堪え性のない私は、編み物ですら10㎝以上編んだことがありませんが、その一方で、こつこつと地道に丁寧に手仕事をなさる方々に憧憬の念を抱いて止まず、器や染織など、もの作りをなさる方々の作品を見るため、ギャラリーでの展覧会に足繁く通っています。 刺繍は、小さな枠の中に、美しく深い世界が広がっていますので、日常の煩いから離れて、何かに没頭するには最適なのではないでしょうか。 4人での共同生活、実際演じてみての感想 実際の家族と過ごすよりも心地の良い奇妙な共同生活が、これから長い老後を孤独に過ごさざるを得ない現代のひとびとにとって、一筋の光明となれば幸いです。 家主の宮本信子さんを筆頭に、永作博美さん、そして吉岡里帆さんと、演技の達者な方々とあの洋館でともに暮らすことが叶い、幸せでした。 和を重んじる傍らで、決して立ち入り過ぎない程よい距離は、物語同様心地よいものでした。 視聴者に向けて見どころ 何かが欠落した4人の女達の、まるで噛み合わないながらも、仲良くやっている絶妙な人間関係を楽しんでいただけましたら幸いです。 雪乃の後輩。 愛嬌がありモテるが、なぜかダメ男を好きになってしまう。 ストーカー化した元カレから逃げるため、牧田家で生活することに。 <吉岡里帆 コメント> 1つの洋館の中で紡がれる温かくて不思議で愉快な4人の女の物語です。 ひとりひとりは不器用な人たちの集まりなのに、4人で集まると強くなれたり笑えたり、お互いがお互いの穴を埋めるような存在として、新しい家族の形を出せているように思います。 隣にいるあなたの大事な人がより愛しくなるような、そんな温かい人間模様が描かれています。 このドラマを見れば、もう少し頑張ろうと思えたり、まぁいっかと良い意味で肩の力が抜けると思います。 ぜひ見てください。 原作の登場人物たちが、血と肉を持った存在として立体化され、笑ったり、泣いたり、喧嘩したりしている日々の重なりは、いつまでもいつまでも、ずーっと見ていたいような、愛しさに溢れています。 プロデューサーとして、撮影現場で4人のお芝居を目の当たりにするのは、まさに冥利に尽きる至福の時間でした。 かつてテレビの王道だったホームドラマも、時代の移り変わりとともに、その形を変えてきました。 そんな中、本作は母娘と他人の女性2人が一つ屋根の下繰り広げる、新しい感覚のホームドラマです。 刺繍作家の牧田佐知(中谷美紀)と気ままな母・鶴代(宮本信子)、佐知の友人で毒舌な谷山雪乃(永作博美)と雪乃の後輩でダメ男に甘い上野多恵美(吉岡里帆)の4人が暮らす。 同じ敷地内に長年住み続ける謎の老人・山田一郎も交わり、笑いと珍事に事欠かない牧田家の日々。 そこに多恵美の元カレでストーカー化している本条宗一の影が迫り…。 さらには、佐知に恋の訪れか!? 家族のようで家族でない人々の、奇妙で不思議でかしましくも和やかな日々の物語。

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三浦しをんの『あの家に暮らす四人の女』は現代版『細雪』?

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ここは杉並の古びた洋館。 父の行方を知らない刺繍作家の佐知と気ままな母・鶴代、佐知の友人の雪乃 毒舌 と多恵美 ダメ男に甘い の四人が暮らす。 ストーカー男の闖入に謎の老人・山田も馳せ参じ、今日も笑いと珍事に事欠かない牧田家。 ゆるやかに流れる日々が、心に巣くった孤独をほぐす同居物語。 織田作之助賞受賞作。 【「BOOK」データベースより】 『まほろ駅前多田便利軒』、『舟を編む』などで有名な三浦しをんさんの作品で、2019年9月30日(日)夜9時にテレビドラマが一夜限りで放送されます。 ドラマの公式ページは。 杉並にある古びた洋館に住む四人の女性の同居生活を描いた作品で、緩やかな流れの中に笑いあり、切なさありで、すぐその世界観の虜になってしまいました。 女性はもちろんのこと、男性でも楽しむことができる作品なので、気持ちをほぐしたいという方にはぴったりの作品です。 以下は本書に関する三浦さんへのインタビューです。 この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。 ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。 スポンサーリンク 開かずの間 牧田家には『開かずの間』と呼ばれる部屋があり、四十年近く開かずの状態となっていました。 ある日、雪乃の部屋が雨漏りしてしまい、同居をして一年近く経ったこの時点でようやく山田は、雪乃と多恵美が同居していることを知ります。 山田が応急処置をしてくれますが、業者を呼んできちんと直すには時間がかかり、その間、雪乃は佐知の部屋で寝泊まりをします。 しかし雪乃は、在宅で刺繡教室の仕事をする佐知に迷惑をかけてはいけないと考え、部屋のリフォームが終わるまで開かずの間で寝泊まりすることを決めます。 雪乃は鍵穴にヘアピンや針金を差し込んで鍵を開けると、中は予想以上に埃まみれでした。 掃除のついでに、行方不明となっている佐知の父親、鶴代の夫の正体を突き止めようと意気込む雪乃ですが、箱の中から出てきたものに驚きます。 それはミイラでした。 雪乃は慌てて佐知と多恵美に声を掛けますが、誰もその正体を知らず、まさか佐知の父親のものなのではと考えてしまいます。 鶴代が帰ってくると、三人は事情を説明。 鶴代は驚きこそしませんが、なかなか事情を説明してくれません。 行方不明の父 ここでミイラの正体について語ってくれるのがカラスの善福丸です。 善福丸とは一匹のカラスのことではなく、時空を超えた『カラスそのもの』ともいうべき存在で、この地域のことであれば過去、現在、未来の全てを知っています。 その善福丸が語る鶴代とミイラについて。 当時、女性としては珍しく四年生の大学に進学し、そこで後の夫となる神田幸男と出会い、交際します。 鶴代が大学卒業後、幸男は婿入りを条件に鶴代との結婚を許され、牧田家で一緒に暮らし始めます。 結婚生活は最初こそうまくいっていましたが、鶴代の祖父が亡くなったことで抑えとなる存在がいなくなり、鶴代の父親と幸男は好き放題しだします。 その頃、幸男は骨董品蒐集にはまり、家を空けることもしばしば。 それでも鶴代は我慢していて、その一年後に佐知を身ごもり、出産します。 これを機に幸男も変わるのではと淡い希望を抱いていましたが、彼が変わることはなく、出産祝いとして出先から送ってきたのが開かずの間にあった河童のミイラでした。 これにはさすがの鶴代も我慢できなくなり、帰ってきた幸男に離婚を言い渡し、家から追い出します。 その後、夫婦の寝室として使われていた部屋は鍵をかけられ、以降開かずの間として今に至ります。 これまで幸男の生死は不明とされていましたが、後に離婚から七、八年後、亡くなっていたことが判明します。 また河童のミイラについて、幸男なりに娘のことを思って送ったことも後に判明します。 結局、開かずの間はそのままにすることになり、雪乃は変わらず佐知の部屋で寝泊まりすることに。 その夜、雪乃はふと、佐知の名前は父親の幸男から取ったんだねと口にし、それに対して佐知はありがとねと返し、お互いに満たされた気持ちで眠りにつくのでした。 スポンサーリンク 不恋 雪乃の部屋をリフォームするためにやってきたのが、内装業者である梶とその甥でした。 梶は無口ですが端正な顔立ちで、しかも顔に似合わず刺繡に興味があり、佐知の恋心に一気に火がついてしまいます。 佐知は何とかしてお近づきになろうとしますが、梶が既婚であると梶の甥が言い、本人に告げる前に恋は終了。 後で雪乃からは、『失恋』ではなく『不恋』だと言われてしまいます。 しかし佐知は知りませんが、既婚というのは嘘です。 梶はお客から言い寄られることもしばしばあり、これでは仕事にとって好ましくないと考えた社長である梶の父親は、梶の甥に梶が既婚であると吹聴するよう指示していたのです。 梶はそのことを知りません。 こうして久しぶりの佐知の恋は、一日の内に生まれて消えるのでした。 盗っ人 多恵美の提案により、河童のミイラをガラスケースに入れてリビングに置くことになった牧田家。 河童のミイラは川太郎と命名され、最初は不気味がられましたが、いつの間にか牧田家に溶け込んでいました。 そんなある日、会社帰りだった雪乃と多恵美は、帰宅時を街路樹の陰で待ち伏せていた宗一にこちらから声を掛けて喫茶店に連行。 彼の出まかせを信じそうになる多恵美を雪乃が止め、二度と近づかないよう話をつけて一件落着となります。 その後、山田が夜、牧田家の表門をうろつく若い男を目撃。 その時、山田は熱を出していたため、佐知は幻覚だと信じていませんでしたが、出かけた際に一応警察に寄り、山田の目撃情報と多恵美のストーカー被害について話すと、パトロールを強化してもらえることになります。 翌日の夜、佐知は激しい雨と雷の音で目を覚ますと、急に不安になってリビングに降ります。 するとリビングと続いているダイニングに黒ずくめの男がいて、慌てた佐知は物音を立ててしまいます。 それで男は佐知の存在に気が付き、彼女の首もとに包丁を押し当てると、お金のありかを聞き出そうとします。 佐知は恐怖を覚えながらも、助けを呼ぶために叫ぼうかと覚悟を決める中、佐知の身を案じる人物がいました。 それは、今は亡き幸男です。 彼は死後、善福丸に懇願して牧田家がなくなるまで、この世に留まらせてもらえることになりました。 こうして魂になっても牧田家を見守ってきた幸男ですが、当然魂なので現世のものに物理的に干渉することはできません。 窮地に立たされた娘を救うためにどうするべきかと幸男が辺りを見渡すと、河童のミイラ・川太郎が目につきます。 これだと幸男は川太郎の体を乗っ取り、内側からガラスケースを破ります。 これには盗っ人だけではなく、佐知も驚き、思わず悲鳴を上げます。 当然の反応だろうと、落胆しながらも伸ばしていた手をおろそうとする幸男ですが、驚くことに今度は佐知が手を伸ばしてきたのです。 佐知はもしかして、と呟き、手は触れる寸前。 しかし、時間がきてしまい、川太郎の中にいられなくなった幸男は外に飛び出し、二人の手が交わることはありませんでした。 その後、佐知の悲鳴を聞きつけた三人が起きてきて、警察に通報。 パトロールを強化して周辺にいた警察官が駆け付け、盗っ人は無事に逮捕されたのでした。 盗っ人は河童が歩いたと証言しますが、もちろん警察は信じてくれません。 唯一、佐知だけは河童が動いたのは幻ではなかったのだと確信しますが、誰にも言うことはできません。 その代わりに、鶴代に『お父さんのこと好きだった?』とたずねます。 それに対して鶴代は、佐知が生まれて何にも替えがたい存在があることを知ったと前置きをした上で、今でも幸男のことは嫌いではないと言うのでした。 佐知はというと、この一件があったおかげで、何だかんだいって鶴代が幸男に出会ったこと、自分が生まれたことなど全部、『それでよかったんだ』と思えるようになったのでした。 スポンサーリンク 結末 佐知は雪乃と二人で市民プールに行き、帰ると家の前で梶が待っていました。 近所の家で作業中で、盗っ人に入られた牧田家を心配して見に来たのだといいます。 佐知は心配いらないと遠慮がちですが、そこは雪乃が二人の間を持とうと強引に会話を盛り上げます。 すると、梶が独身であることがようやく判明し、雪乃が佐知の背中を押します。 佐知は机の引き出しにしまっていた『世界の壁飾り展』のチケットを梶に渡し、デートを申し込みます。 梶はそれを了承し、予定に目処が立ったら連絡するといって二人と別れます。 淡々としたリアクションに雪乃は不満そうですが、佐知からしたらこれは速すぎるくらいの前進であり、満足いく結果でした。 この日は四人で庭に出て焼肉をすることになり、肉をタレに漬け込む間に花火を楽しみます。 そんな彼女たちの様子を、善福丸は見ていました。 誰に気が付かれなくとも、牧田家に暮らす四人の女性を見守り続けるのでした。 最後に 当たり前の中に幸せが詰まっている、そんな大切なことを四人の女性を通じて教えてくれる作品でした。 こんな人たちがどこかで暮らしているのだろうかと想像し、つい嬉しくなってしまいました。

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『あの家に暮らす四人の女』(三浦しをん)の感想(424レビュー)

あの 家 に 暮らす 四 人 の 女 刺繍

三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」について 先日読んだ三浦しをんさんの「 ののはな通信」が非常に良かったので、彼女の未読作品をあれこれ手に取っているところです。 今回は「 あの家に暮らす四人の女」を読みましたので、登場人物・あらすじ・感想などをまとめたいと思います。 この作品がドラマ化されて、近々放送されるそうですね。 原作が面白かったので、ドラマも楽しみです。 中央公論新社から、2015年7月に発売された本です。 当時、 現代版・細雪として随分話題になりましたよね。 面白そう!そのうち読もう…!なんて思っていたら、あっという間に4年です・笑。 「そのうち」は危険ですね。 こんなにいい作品を読み損ねるところでした。 気になっている本はすぐに読んだ方がいいですね。 この作品の初出は「婦人公論」で、2013年11月から2015年4月に掲載されたものだそう。 307ページの長編小説。 三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」の登場人物とあらすじ 主な登場人物は以下の通りです。 牧野佐知 刺繍作家。 自宅で教室を開いている。 37歳。 牧野鶴代 佐知の母。 60代後半。 谷山雪乃 物静かで毒舌。 保険会社勤務。 37歳。 上野多恵美 雪乃の会社の後輩。 27歳。 山田一郎 牧野家の敷地内で暮らす80歳。 血縁関係はなく、無口で几帳面。 本条宗一 多恵美のストーカー。 元カレ。 26歳。 あらすじを簡単に。 牧田家は杉並区に建つ古い洋館。 佐知と鶴代が暮らす家に雪乃と多恵美が加わり、共同生活を送ることになった四人の独身女性たち。 家事を分担制でこなしながらの穏やかな日常だが、ときおり小さな事件・トラブルも起こる。 寡黙な老人・山田と牧田家との関わりもユニーク。 父親の素性を知らぬまま大人になった佐知だが…というお話。 三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」の感想 読み終えてすぐの感想は、「面白かった~!」というもの。 ミステリーを読んでいるときのはやる気持ちはないものの、佐知と鶴代の親子関係がほのぼのとしていて心地のいい話だなあ、と。 親子と言っても、女同士は難しいものなのです。 実家で暮らしていた頃は、私もよく母親と喧嘩しました。 離れて暮らした方が良い関係が築ける事もありますよね。 失礼、話がそれました。 鶴代は世間に出たことがないせいか勝手なところがあり、どこかずれているものの、お嬢さん気質なところがあって憎めません。 新宿伊勢丹に行く件はわかるわかる、あそこは楽しいよね!とクスッとしてしまいます。 勤め人の雪乃と多恵美が加わって1年という設定です。 多恵美のストーカー男が登場したりしますが、牧野家での生活は概ね楽しそうでホッとします。 牧田家の敷地内に建てられた「守衛小屋」に住む山田さん。 血の繋がりはない山田さんですが、キャラクターがいいですねえ。 高倉健さんが好きで、部屋にポスターを貼るほどに憧れている山田さん。 彼の責任感の強さ、律義さ、私は好きです。 さて、この物語は雪乃が「開かずの間」を開けてしまうところからますます面白くなってきます。 そして途中から、あなたが喋っちゃうのね!という何とも不思議な展開(?)が待っています。 少々戸惑いましたが、そういうのもアリかと。 三浦さんの作品には度々、何かに没頭する人物が登場します。 今回は佐知の刺繍がそうでした。 自分が触れて来なかった領域でも、面白く読ませてくれるのが三浦さんのすごいところ。 マニアックだな、と感じる一方で新しい世界が広がっていくようです。 文才はもちろんのこと、知識がなければあそこまで描けないと思います。 綿密な取材をされたのでしょうね。 本作を読み終えて改めて装丁を見ると、カラスの羽が描かれている意味が分かりました。 なぜにカラス?と思ったのですが、なるほど。 「善福丸」として、しっかり登場します。 最後に 冒頭にも書きましたが、本作を読み終えた頃に「 あの家に暮らす四人の女・ドラマ化」のニュースを耳にしました。 まだ放送されていないのでドラマの感想は言えませんが、原作はとても面白い仕上がりになっています。 個人的には、ドラマや映画などの映像作品よりも書籍などの文字で楽しむ方が好きなので、ドラマを観た方にもぜひ読んでみて欲しいなと思います。 この本を手に取るきっかけとなった「ののはな通信」のあらすじ・感想等は以下の記事を参考にしてみて下さい。

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