遺伝子 組み換え メリット デメリット。 遺伝子組み換え作物の真実とメリット、デメリット

遺伝子組み換え食品のメリットとデメリット!日本での表示義務は?

遺伝子 組み換え メリット デメリット

増大する人口への食糧供給 国連によれば、2017年現在、76億人とされる世界の人口は、2050年には97億人に達すると予測されています 1。 人口の増加は、同時に生活の都市化や一人当たり所得の向上をもたらし、食料、飼料、燃料、繊維用途の農産物の需要も増加します。 一方で、世界の気候は急速に変動しています。 年々、夏が暑くなっていることは皆さんも実感しているかと思います。 気候変動は不安定な天候や自然災害、天然資源の変化をもたらし、農業生産に多大な影響を及ぼします。 異常な高温は、水資源の枯渇を引き起こし、有益昆虫(ミツバチ等)の生息地や食糧などの天然資源を減少させます。 作物の開花やは阻害され、雑草や病害虫の発生が増加します。 干ばつは凶作をもたらし、農耕地を失わせます。 豪雨は洪水を引き起こし、表土を奪い取り、作物に損害を与えます。 このような厳しい見通しの中で、どうすれば食糧増産が可能でしょうか?手つかずの森林や牧草地、自然公園を切り開いて農地を拡大することは、自然環境を保護するため、避けるべき選択肢です。 食糧増産のためには、既存の農地を有効活用する方法、つまり、単位面積当たりの収量(単収)を増やすことを考えなければなりません。 実際、過去50年間の農産物の生産量の上昇は、収穫面積の拡大ではなく単収の伸びにより支えられてきました。 農産物の生産量、単収、収穫面積の推移(農林水産省、2017 4) 1950年代に普及した窒素肥料や農薬により、またその後の様々な技術革新により、単収は増加してきました。 1996年に導入された組み換え(GM)作物も、単収の増加に大きな寄与をしています。 収量の増加効果に加えて、GM作物は農法の革新により裏作を可能にしたことがさらなる生産量の増加をもたらしており、2015年にはGM作物が無ければ1,950万ヘクタールの農地(参考:日本の総農地面積は447万ヘクタール 4)が追加で必要になった計算になります。 67 これまでのGM作物による増収効果は、主に作物や作物によってもたらされてきました。 現在、世界各地の大学や公的研究機関、企業で、干ばつ耐性作物や冠水耐性作物、窒素利用効率の高い品種などの開発が進んでいます。 GM作物は、気候変動の影響を緩和しながら増大する人口を養っていくための、解決手段の1つになるでしょう。 「隠れた飢餓」との闘い:ゴールデンライス 皆さんは「隠れた飢餓」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 空腹を感じさせることなく「隠れて」健康を蝕む微量栄養素欠乏のことで、世界中で20億人以上がこの状態にあると言われています 2。 ビタミンA欠乏を例に挙げると、アフリカやアジアの途上国で毎年25万から50万人の子供がこのために失明しており、そのうち半数は光を失って半年以内に亡くなっています。 8 ビタミンA欠乏に苦しむ貧困地域の子供たちにとって、サプリメント等の錠剤は一時的にはビタミンA欠乏を緩和できるかもしれませんが、経済面で持続可能な対策にはなりません。 2000年、彼らは世界的に有名な科学誌サイエンスに、ビタミンAの前駆体であるベータカロテンを作り出すイネ「ゴールデンライス」を開発したと報告しました 9。 そして2004年、ゴールデンライスの特許権を持っていたシンジェンタ社は、必要とする途上国が無償で利用できるよう、ゴールデンライスの普及促進のために官民共同で設立されたゴールデンライス人道委員会Golden Rice Humanitarian Boardに特許権を譲渡すると発表しました。 ただ、残念ながらゴールデンライスはいまだに実用化されていません。 ベータカロテン含有量や収量の改善に予想以上の努力が必要だったことはその理由の1つでしょう。 しかし、GM作物に対する激しい反対運動にゴールデンライスがさらされてきたことを無視することはできません。 誇りを持って開発を進め、農家への無償供与を望んだポトリクス博士は、反対派から「汚染の生みの親」だと非難されました。 2013年には、フィリピンの国際稲研究所(International Rice Research Institute)で試験中だった苗が、フェンスを破壊して侵入した反対派の集団によって根こそぎ引き抜かれるという事件もありました。 10 2016年、このような事態を憂いた100名を超えるノーベル賞受賞者らが共同で、「GM作物、特にゴールデンライスに対する反対運動は即刻中止すべきである」とする書簡を発表しました 11。 「世界中の貧しい人々が、どれだけの命を落としたら、これ(GM作物への反対運動)が「人道に対する罪だ」と考えられるようになるのであろうか」。 これがその書簡の結びです。 GM作物の恩恵により、救われる命があるのです。 農業の省力化と経済性の改善 雑草は、常に農家を悩ませてきた問題です。 水、栄養、日光、空間を作物と奪い合うだけでなく、病害虫の住処となったり、収穫物に混入して品質を低下させたりします。 農家は通常、耕起、手取り除草、除草剤の使用など、様々な除草手段を講じます。 皆さんも学校や家庭で一度は草むしりをしたことがあると思いますが、広大な農地の雑草管理がいかに大変か、想像に難くないでしょう。 そこで除草作業の労力と時間の削減に役立つのが、を持ったGM作物です。 通常の作物の場合は、作物の生育に影響しない方法で、様々な雑草ごとに効果の異なる複数の除草剤を散布する必要がありました。 しかし作物であれば、より安価な特定の除草剤を散布するだけで、その除草剤に耐性のあるGM作物以外のすべての雑草を枯らすことが可能です。 加えて、雑草処理のためにトラクターで耕起する回数を減らした減耕起やも可能になり、省力化に大きく寄与します。 除草剤耐性作物による省力化は、農家経済へもプラスの影響を与えています。 除草コストの削減に加え、により生産サイクルが短縮化され裏作が可能になったことが、生産量を増加させています。 作物も、殺虫剤の使用量を減少させ、省力化および経済性の向上に貢献しています。 通常、農家は害虫の防除のために、複数の殺虫剤を複数回使用する必要があります。 これに対して、という特定の害虫に対してのみ効果のあるを産生するように改良された作物であれば、その害虫に対する殺虫剤を使用する必要はありません。 加えては、殺虫剤よりも非標的昆虫に対する影響が少なく、環境中にも残留しないという利点があります。 もちろん人間や動物にも影響はありません。 GM作物の利用による農家経済への影響については、複数の研究が定量化しています。 また、GM作物の採用により、2015年単年度で世界全体の農家の農業所得は154億ドル押し上げられ、そのうち75億ドルは途上国に帰属していました 6。 農薬による生態系への影響の緩和 農薬は農業にとって欠かせない資材ですが、環境への負荷は常に考慮すべき課題です。 1995年から2014年に発表されたGM作物の経済性に関する研究論文147報を調査したメタアナリシスでは、GM作物の採用により農薬の使用量が37%減少したと報告されています 5。 また別の研究では、1996年から2015年にかけて、農薬有効成分の使用量は累計で6億1,800万kg(8. ここで注意して頂きたいのは、この農薬使用量の減少は主に害虫抵抗性作物と除草剤耐性トウモロコシによるもので、除草剤耐性ダイズの場合は横ばいか、むしろ微増しているという点です。 これは、除草剤の連用によって一部の地域で抵抗性雑草が発達したことに起因すると考えられます。 抵抗性の発達は、GMの有無によらずほぼすべての農薬に付随する問題であり、適切な抵抗性マネジメントが求められます。 農薬の使用が環境に与える影響を、個々の製品の毒性および環境暴露データを用いて算出した、環境影響指数(EIQ)と呼ばれる指標があります。 GM作物の採用がEIQに与える影響を調べたところ、1996年から2015年の20年間で、EIQは18. 除草剤耐性ダイズの場合も、13. これは、除草剤耐性作物に使用される除草剤が、これまでの農薬より環境に負荷が少ないためであると考えられます。 総じて、GM作物は、農薬の使用量を削減することで、また環境負荷の高い農薬を低い農薬へ置き換えることで、生態系への影響を低減させています。 作物病害への対抗手段:レインボーパパイヤ 雑草や害虫と並び、細菌やによって引き起こされる作物の病気は、農家にとって常に悩みの種です。 農薬や抵抗性品種のは場合によっては有効ですが、時にはそれらの開発が間に合わない勢いで有効な手立ての無い病気が栽域に蔓延し、多くの農家を廃業に追い込むこともあります。 そのようなとき、病害抵抗性のGM作物が役に立つでしょう。 ここで、実際にハワイのパパイヤ産業を救った抵抗性GM作物「レインボーパパイヤ」のお話をご紹介します。 1990年代初頭、ハワイのパパイヤにパパイヤ輪紋が急速に拡がっていました。 このウイルスに感染すると、樹の成長は止まり、実は不味くなり、最終的には樹ごと枯れてしまいます。 1993年に約5,800万ポンドあったパパイヤ生産量は、この病気のために1998年には約3,500万ポンドにまで減少しました 12。 壊滅の危機にあったハワイのパパイヤ産業を、組み換え技術を用いて救おうと立ち上がったのがハワイ大学とコーネル大学の研究者らでした。 1997年、彼らはパパイヤ輪紋ウイルス抵抗性パパイヤの開発に成功しました。 関係者らの努力のもと、1998年には商業栽培が認可され、すぐにパパイヤ農家に無償で提供されることとなりました。 そして、2002年にはパパイヤ生産量は元の水準まで回復することができました。 2011年には日本でも安全性が確認され輸入できるようになったため、レインボーパパイヤとして多くの人々に親しまれています。 環境保護への貢献 意外に思われるかもしれませんが、GM作物の利用は、温室効果ガスを削減します。 直接的には、農薬散布や耕起のためのトラクターの駆動回数の減少に伴う、燃料使用量の削減がその要因です。 2015年には、28億kgに相当する二酸化炭素の排出が抑制されたと試算されています 6。 間接的には、減耕起やにより土壌中に留まる炭素量が増えたことも、大気中へ放出される二酸化炭素量の低減に貢献していると考えられています。 その効果は、2015年1年間で239億kgに相当します。 合計すると、2015年の二酸化炭素放出抑制量は267億kgにのぼり、1,000万台の自動車が1年間に排出する量に相当します。 他にも、様々なGM作物の環境保護への貢献が期待されています。 例えば、窒素利用効率を高めたGM作物は、肥料の使用量を低減でき、窒素の流出に伴う水質汚染や温室効果ガスである窒素酸化物の大気中への放出を抑制することが可能です。 また傷や打撲で変色しにくいGMリンゴやジャガイモは、食品の無駄な廃棄を減らし、埋め立て地から発生するメタンガスの量を減らすことができるでしょう。 1United Nations 2017. World Population Prospects 2017. 2 2017. The future of food and agriculture Trends and challenges. 3Haile, M. , et al. 2017. Impact of Climate Change, Weather Extremes, and Price Risk on Global Food Supply. Economics of Disasters and Climate Change. 1 1 , 55-75. 4農林水産省 2017. 平成28年度 食料・農業・農村白書. A Meta-Analysis of the Impacts of Genetically Modified Crops. PLoS ONE 9 11. 6Brookes, G. and Barfoot, P. 2017. GM crops: global socio-economic and environmental impacts 1996-2015. PG Economics Ltd, UK. 7PG Economics Ltd 2017. Benefits of Crop Biotechnology. 8 2017. 9Ye, X. et al. 2000. Science, 287 5451 , 303-305. 10 11. 日本語版 12ISAAA 2016. ISAAA Brief No. ISAAA: Ithaca, NY.

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【徹底解説】遺伝子検査の7つのメリット・デメリット|おすすめの遺伝子検査キット3種も紹介

遺伝子 組み換え メリット デメリット

もくじ• 遺伝子組み換えの基礎知識 生物には、遺伝情報を伝える「DNA」というものがあります。 そのなかの特定の働きをするものを「遺伝子」といい、それを別の生物の遺伝子に組み込むことが「遺伝子組み換え」です。 遺伝子組み換えは、植物でも動物でも行われています。 作物で一番多いのは、「 除草剤耐性」です。 これは、除草剤をかけても他の草は枯れますが、その作物だけは枯れないようになっています。 除草の手間がはぶけて楽になるというものです。 モンサント社のラウンドアップレディ大豆などが有名です。 除草剤のラウンドアップに対して、枯れずに生育します。 遺伝子組み換え作物のデメリット 遺伝子組み換え作物には、主に以下のようなデメリットがあります。 自然界に存在しない植物であることの影響 2. 安全性に疑問があるものがある 3. 生態系、環境を破壊する可能性がある 4. 種子が特定の企業に独占される恐れがある 遺伝子組み換え作物のメリット 遺伝子組み換え作物のメリットには以下のようなものがあります。 害虫に強い(害虫抵抗性の強い遺伝子を組み込んだ作物) 2. 除草剤などの農薬に強い(除草剤耐性の強い遺伝子を組み込んだ作物) 3. 雨や水が少なくても栽培できる(雨や水が少なくても成長する遺伝子を組み込んだ作物) 4. その結果、単位面積あたりの収穫量が増える 品種改良と遺伝子組み換えの違い 優れた品種を作るため植物や動物を交配させることは古くから行ってきました。 例えば、お米は品種改良によって美味しいお米が食べられるようになりました。 美味しいお米を食べられるようにするために日々品種改良によって研究がされています。 それ以外にも「寒さに強い」「風などで倒れにくく栽培しやすい」「病気に強い」など稲作経営の視点からも作りやすいように日々研究されてきたのです。 同じように、現在私たちが食している「豚」は、元々は「いのしし」を長い年月をかけて改良してきたものです。 食肉目的で、より美味しい肉質になるように、より温和な性質になるよう何千年もかけて家畜にし、掛け合わせた結果、美味しい豚肉が食べられるようになっているのです。 野菜や果物も同じように、品種改良によって品質が上がり、豊富な種類ができた結果、食卓が変化してきました。 品種改良が「同じ種の掛け合わせ」に対して遺伝子組み換えは、「種の壁を越えた掛け合わせ」が可能です。 例えば、ほうれん草の遺伝子を豚に組み込んだり、サソリの遺伝子をキャベツに組み込んだりすることができます。 米国産トウモロコシの8割は遺伝子組み換え品 現在では、遺伝子組み換え技術を使った農作物の存在感が高まっています。 国際アグリバイオ事業団によると、2010年の遺伝子組み換え作物の作付面積は前年から増加し、栽培国も4カ国増え29ヵ国になっています。 遺伝子組み換え作物を導入するメリットは、単位面積あたりの収穫量が増える上に、病害中にも強くなるという点があります。 今や大豆の8割、綿花の約4割を遺伝子組み換え作物が占めています。 米国産トウモロコシにおいても8割が遺伝子組み換え作物になっています。 遺伝子組み換え作物の90%以上は、アメリカのモンサント社です。 この会社はもともとベトナム戦争で使われた「枯葉剤」を製造していた会社です。 種を独占する大企業 モンサント社は、アメリカや海外で遺伝子組み換えをした大豆やトウモロコシを育てることを勧めました。 そして、「収量が増える」「除草剤に強いため、管理が楽になる」などといって拡大させてきました。 さらに、「これからあなたの農場は驚くほど収量が増えます」や「新しい革新的なバイオ技術によってこれから降りかかる挑戦に共に立ち向かいましょう」などと言ってきました。 そして、多くの農家は、この取り組みを素晴らしいことだと思い、挑戦してきました。 しかし実際には、収量が増えるどころか、「雑草の耐性ができて他の除草剤を使わなければならない」などのさまざまな問題が発生しました。 農場の管理が楽になるのではなく、農場を維持できることすら困難になってきたのです。 これは、 ひとつの大企業が種を独占するということです。 モンサント社に従い農業を行った者は、遺伝子組み換えの作物以外を栽培できなくなってしまったのです。 「作物や種に特許をかけるのを認める」ということは、大変なことを意味します。 種を買うのはモンサント社から買い続けなければならないからです。 こうした、「世界中を独占して支配する」という戦略が隠されているのが遺伝子組み換えのビジネスです。 現場では、農地が崩壊したり、ガンが増えたりしている例があります。 こうした遺伝子組み換え農業は日本では、禁止されていますが、「輸入」という形では、多く入ってきています。 知らない間に遺伝子組み換え作物を食べている可能性がある 日本はトウモロコシや大豆などたくさん輸入しています。 そのため、相当量の遺伝子組み換え作物が入っていると思われます。 実際には、普段遺伝子組み換え作物を食しているという意識はあまりありません。 大豆を使った「豆腐」や「豆乳」を見ても(遺伝子組み換えでない)と表示されています。 しかし、それにはからくりがあるのです。 遺伝子組み換え植物が作りだした「たんぱく質」が食品の中に入っていれば、検査でそれが検出されます。 ところが、それが油やしょうゆの場合、それが残らないので検査をしてもその材料が遺伝子組み換えのものかどうかわかりません。 検査で分からなければ、表示義務はないということになっているのです。 実はこういう食品の方が多いのです。 また、 遺伝子組み換え作物のとうもろこしなどのえさを食べた家畜の肉や卵、牛乳など畜産品は遺伝子組み換え作物の表示義務はありません。 遺伝子組み換え作物が原料に使われていても表示義務はない物 遺伝子組み換え作物を原料に使っていても表示義務がないものは無数に存在します。 結局のところ、製品になってしまえば原料がどんなものであるのかは分からないのです。 以下の製品で遺伝子組み換えが使われていたとしても、表示義務はありません。 畜産品 肉、卵、牛乳、乳製品 油 サラダ油、植物油、マーガリン、ショートニング、マヨネーズ しょうゆ 甘味料類 コーンシロップ、液糖、異性化糖、果糖、ぶどう糖、糖類、水飴、みりん類、調味料 その他 コーンフレーク、醸造酢、醸造用アルコール、デキストリン 遺伝子組み換え作物ばかり密集させると、耐性をもった害虫が生まれかねないので、一定の割合で異なった品種を植えなければならないことになっています。 そうした規制がなくなれば、全国的に遺伝子組み換え作物に置き換わる可能性が高いです。 米国産トウモロコシへの依存度が高い日本(輸入トウモロコシの9割が米国産)も何らかの対策を講じないと、非組み換えトウモロコシの安定調達が難しくなります。 遺伝子組み換えについては法律の抜け穴があります。 そして、「 表示義務を遺伝子組み換えの作物でも通り抜けられるように規制を抜けやすく決める」などと消費者として疑問が残る問題になっています。 義務表示の対象となる遺伝子組み換え農産物と加工食品 遺伝子組み換え作物でも表示義務のある食品もあります。 以下の作物を原料にして作られた食品は表示義務があります。 作物:大豆(枝豆、大豆もやし含む)、トウモロコシ、ナタネ、ばれいしょ、綿実、アルファルファ、テンサイ 加工食品 原材料 豆腐類、油揚げ類 大豆 凍豆腐、おから、ゆば 納豆 味噌 豆乳類 大豆煮豆 大豆缶詰、大豆瓶詰 きな粉 大豆いり豆 枝豆を原料とする 枝豆 大豆もやしを原料とする 大豆もやし コーンスナック菓子 トウモロコシ コーンスターチ ポップコーン 冷凍トウモロコシ トウモロコシ缶詰、トウモロコシ瓶詰 コーンフラワーをおもな原料とするもの コーングリッツをおもな原料とするもの(コーンフレーク除く) 調理用のトウモロコシをおもな原料とするもの ポテトスナック菓子 ばれいしょ 乾燥ばれいしょ 冷凍ばれいしょ ばれいしょでん粉 調理用のばれいしょをおもな原料とするもの アルファルファをおもな原料とするもの アルファルファ 調理用のてんさいをおもな原料とするもの テンサイ 日本の食卓にあふれる遺伝子組み換え食品 欧州連合(EU)では、日本より遺伝子組み換え作物による規制が厳しいです。 食品や動物の餌となる飼料、添加物まで遺伝子組み換えの表示は1%未満となっています。 そのため、遺伝子組み換え作物はほとんど出回っていません。 日本ですり抜けられている油や甘味料類が、遺伝子組み換え作物としてきちんと規制されているのです。 一方で日本では、「含有量多い3番目まで、かつ重量比5%以上の場合のみ表示」となっています。 規制の甘い日本には、 たくさんの形を変えた遺伝子組み換え作物が入ってきています。 主に輸入として入ってきていて形を変えられているので、私たちが遺伝子組み換え作物を食している実感はありません。 ジュースやお菓子、カップラーメンなどに使われている カップラーメンやお菓子、調味料など日常の食品に遺伝子組み換えの作物が潜んでいるのです。 カップラーメンやお菓子などは添加物が含まれています。 安全性に疑問が残る遺伝子組み換えをグリーンピースジャパンがEU基準で調査しました。 その結果、使用リスクが高いワースト1は明治ホールディングスでした。 ヒット商品の「明治ミルクチョコレート」「カール」などに使用されていました。 それ以外にも、清涼飲料水や缶コーヒーなどを甘くするために、糖分として「異性化糖」というもの使われています。 これは、砂糖の代わりに使用されるものです。 「異性化糖」とは、ぶどう糖の一部を果糖に転換したものです。 原料は90%以上がアメリカ産のトウモロコシから出来たコーンスターチです。 加工したデン粉や、調味料、カラメル色素、酸化防止剤、ビタミンB2などが使用され、 あらゆるものに遺伝子組み換えは入り込んでいるので知らないうちに食していることになるのです。 遺伝子組み換え作物からあなたの生活を守るためのポイント 日本の場合、遺伝子組み換えに対する規制そのものが緩いです。 油から甘味料、しょうゆ、その他いろいろな食品で使われているため、日常生活に溢れています。 EUのようにきちんとした表示義務がなく、規制の間をうまくすり抜けています。 そのような中でどうすれば遺伝子組み換えを選ばないようにすることができるでしょうか。 いくつかのポイントがあります。 遺伝子組み換え食品の表示義務がない醤油、大豆油、コーン油、コーンフレーク、マッシュポテトなどは、オーガニック食品を買う。 大豆やコーンを原料とする油を使わない。 食品添加物を多く含む加工品やインスタント食品は、その中身が見えにくいためなるべく選ばないようにする。 遺伝子組み換え作物は輸入飼料によって家畜のエサとなるため、動物性の食品は、なるべく信頼できるところから購入する。 遺伝子組み換え作物を原料にして作られる「豆腐」「納豆」「みそ」「きな粉」「コーンスナック菓子」「ポップコーン」「醤油」などはできればオーガニックの製品を選ぶ。 (オーガニック製品は遺伝子組み換え作物を使用していない。 ) 遺伝子組み換え農産物に関する表示に使われている表現例 遺伝子組み換え作物の表示については、その表現の仕方があります。 どのような意味があるのか確認することが大切です。 表示に使われている表現 意味 「遺伝子組み換え」「遺伝子組み換えのものを分別」 遺伝子組み換え農産物を使っている(遺伝子組み換え農産物とそうでない農産物が混ざらないように管理されている) 「遺伝子組み換え不分別」 遺伝子組み換え農産物とそうでない農産物を分別せずに使っている 「遺伝子組み換えでない」「遺伝子組み換えでないものを分別」 遺伝子組み換え農産物と混ざらないように管理された農産物を使っている 遺伝子組み換え作物は、日本では栽培されていません。 しかし、輸入という形で、加工品という形で知らない間に流通され、食されています。 また、遺伝子組み換え作物は種が独占され、ビジネスとしての面があります。 農場の現場では、「栽培が楽になる」「収量が増える」といわれてきました。 しかし必ずしもそうとは限らず、栽培が困難になる場面もありました。 遺伝子組み換え作物は、安全性がすべて確認されているとはいえず、壮大な人体実験の途中です。 そのため、私たちが食品の中身を知り、適切に選択することが必要です。

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遺伝子組み換え食品(GMO)の何が問題なのか?

遺伝子 組み換え メリット デメリット

1 遺伝子組み換えのメリット 遺伝子組み換えは簡単に言うと、もともとの細胞に 強い遺伝子をプラスすることです。 つまり、病気に強い遺伝子をプラスすれば病気に強くなり、良く育つ遺伝子をプラスすれば良く育ち、美味しくなる遺伝子をプラスすれば美味しくなります。 1-1 最大のメリット 収穫量が増える 遺伝子組み換え最大のメリットは 収穫量が増えることです。 病気に強い遺伝子、良く育つ遺伝子をプラスすることで収穫量が圧倒的に増えます。 また作物が育つ条件として、「いかに雑草に栄養を渡さないで、作物に栄養を行き渡らせるか」があります。 それも遺伝子組み換えで解決できます。 これらの結果、遺伝子組み換え作物は、世界の「飢え」を救うきっかけにもなります。 2 遺伝子組み換えのデメリット 2-1 健康被害 遺伝子組み換えは、健康被害が心配されています。 遺伝子組み換えそのものが「不完全」なため、さまざまな症状を世界で確認しています。 家電でいう故障、本でいう冊子抜けのように、「不備」が出ることは仕方ないですが、それが「命」に関わるのであれば仕方がないでは済みません。 これは遺伝子組み換えのデメリットというよりは、遺伝子組み換えの「危険性」と言い換えたほうが正しいかも知れません。 参考: 2-2 生態系を崩す 遺伝子組み換え植物は、知らずのうちに増える可能性があります。 日本で言う ブラックバス・アメリカザリガニのように、意識していなくても 知らないうちに広まる可能性があります。 また、遺伝子組み換え作物は「病気に強く・良く育つ」ため、あっと言う間に広がります。 その結果としてニホンザリガニのように、遺伝子組み換えをしていない在来種の植物が絶滅する可能性が出てきます。 2-3 重要! 遺伝子組み換えの対策 遺伝子組み換えの有無は、商品パッケージの裏に書いてあります。 日本で遺伝子組み換え作物が流通している可能性がある「じゃがいも・とうもろこし・大豆・アルファルファ・パパイヤ」には表示の義務があります。 しかし、これを言ってしまうとキリが無いですが「遺伝子組み換え飼料を食べた動物の肉はどうなの?」というと表示義務がないため、確認のしようが無い部分もあります。 遺伝子組み換えのメリット・デメリット まとめ 1 遺伝子組み換えのメリット 1-1 収穫量が圧倒的に増える 2 遺伝子組み換えのデメリット 2-1 健康被害 2-2 知らないうちに増える可能性 遺伝子組み換えは多くの研究が行われ、多くの作物が出回っている今でも「実験段階」です。 そのため、途中から新しいメリットが加わることや、今まで明かされなかったデメリットが加わることもあります。 そのようななかで私たちが必要なことは、遺伝子組み換えについて「 知っておく」ことだと思います。 こういった情報を身につけ、パッケージの裏を見てみる、日に日に解明されていく情報を知るといったことが「安全」に繋がると思いますので、ぜひ詳しく調べるなどをしてみてください。 また、農業の問題は遺伝子組み換え問題だけではないので、ぜひ他の問題についても調べてみてください。

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