ロマンティック が 止まら ない。 #マギカロギア 【マギカロギアシナリオ】ロマンティックが止まらない

ユニクロUとZARAで『ロマンティックが止まらない』 by大森葉子

ロマンティック が 止まら ない

ロマンティックが止まらない ロマンティックが止まらない 「ロマンティックが止まらない」 BEAMS 40周年記念プロジェクト 第一弾『』 とても面白い。 翻弄されていた自分も蘇る。 たった40年されど40年のファッション。 伝統芸能や古典芸能をわからないから苦手とか退屈だと思いがちな私、先日歌舞伎を初めて見て わかろうとしなかったことが功を奏して、とっても楽しかったし面白かった。 やっぱり、感じるもんがあるかないかだけなんだな。 語れるほどのことは何もないけど、ただ残していくものだ、と思ったし、また見たいと強く思った。 東京に行ったあまり連絡のない息子から、彼が好きな洋服ブランドの2017年春夏物のショーモデルになれるかも、 と嬉しい連絡がはいった。 見に来てもいいよ、という。 ショーと聞くと、ランウェイを歩くイメージでいたけれどどうもそうではないらしい。 この歳になっても好奇心はとても旺盛なほうだけれど、自分が好きなものや興味のあることだけに傾いていて、 年下の友達や、息子から教えてもらうことはとてもとても面白い。 彼の好きなブランドに彼が関われる、ということだけでもすごい事だし絶対見たいけど、 その世界観が私にわかるかな?正直とても不安だったし、大勢の前ではたして息子大丈夫(親心)なのか。。。 なんとなく一人では、と思い、仲良くしてもらっているオシャレ女子編集者に同行をお願いして、見に行った。 2017年春夏コレクションのインスタレーション「」 ビックシルエットなお洋服は、男も女もなくて、そうか洋服で遊ぶのか。 不思議とブラウン管で見る感覚になる私。 そして、歌舞伎と同じ感覚も覚える。 もう、そこには親心はあまりなかった。 次の日は、スタイリストさんディレクションブランドでTrinca unplusunの2017年春夏物展示会へ。 展示会でお願いして つけて 、次の春夏を楽しみにするなんて、なんと素敵なんだろう。 好きなものを発見することを、忘れていたな。 京都にもセレクトされる店があるといいな。 そんな、人気スタイリストの相澤樹さんのトークショー開催と同時に、 彼女の仲間たちも集まりフリマでハッピーをおふく分け。 しかも京都で! 服や雑貨など、楽しいものが並ぶそう。 もちろん、相澤さんの私物も登場。 コースのデザートは「お好きなものをお好きなだけ」・・・たまりませんな。 そして、私も軽く宣伝。 10月29日土曜日から、京都と東京のお店で「」START。 さんのブローチやピンは必見。 綺麗で素敵で面白くてかわいい。 欲しくなる!はず。 「」 著者プロフィール 月刊『IN THE POCKET』毎月27日公開 モリカゲ マユミ 「モリカゲシャツの企画・販売係 面白いこと担当」 MORIKAGE SHIRT ebebe.

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ロマンティックが止まらない

ロマンティック が 止まら ない

大法典によると、今回問題になっているのは東京にあるナイトクラブ「ケット・シー」で起こりつつある魔法災厄です。 魔法災厄の名は【恋愛旋風(ロマンティック)】、影響を受けたものは見境なく誰かに恋心を抱くようになります。 また、影響を受けた複数の愚者たちがナイトクラブに誘い込まれ、帰らなくなっている……どころか、魔法使いすら取り込まれており、辺りは夜が明けず、怪しげな雰囲気の漂う異境と化してしまっています。 分科会を組み、事件の解決に向かうよう促されますが、ナイトクラブ「ケット・シー」がある異境は妙な制限魔法がかけられており、正装、ドレスコードをしなければ侵入すらできません。 魔法使いたちは服装を指摘されます。 魔力を決定し、分科会名を決め、正装したのち向かってください。 異境は、常に辺りは薄暗いものの建物のネオンがぎらつき、音楽が聞こえ、歩く人々は皆ドレスや、やや露出度の高い派手な格好をしています。 ただし、クラブ風であったり、和装だったり、90年代バブル風であったりと、なんだか統一されておらずちぐはぐです。 この異境には世界法則が存在します。 不干渉 魔素濃密 俗呪禁止:同化 知覚遮断 です。 分科会はナイトクラブ「ケット・シー」へつくと、一人の女性が声をかけて来ます。 黒いナイトドレスにボブカット、青いメッシュが特徴的な美人ですが、どこか冷たい雰囲気をしています。 「貴方たち、大法典の魔法使いね。 まぁいいわ、私はこのクラブのオーナーよ。 私はお客を選ばないの、せいぜい楽しんでいってちょうだい……」 そう言うと、どこかへ去っていってしまいます。 以降、条件を満たすまでシーンに登場しません。 ハンドアウト「青いハイヒール」「ホスト」「ギャル」「女子高生」「DJ」のハンドアウトを公開して、メインフェイズを開始してください。 シナリオアンカーは任意で、NPCもしくは分科会の魔法使いへ運命を取っても構いません。 取得しないのもOKです。 シーン表は特殊なシーン表「ナイトクラブシーン表」を使用します、憑依深度はサイクル毎に上昇します。 ナイトクラブシーン表 2:突然押しの強いウェイターから酒をすすめられてしまい、飲んでしまった。 酔いがまわる…。 運命変転が発生する。 3:ダンスバトルで勝負よ! いつの間にか、フロアのダンス対決に紛れ込んでしまっていた。 《情熱》の特技で判定を行う。 成功すると拍手喝采を得るが、失敗すると微妙な気持ちになる。 4:ウェーイ! 取得条件を満たしている好きなアイテムを購入できる。 その時、購入価格は1点少ない価格になる。 (1未満にはならない)元の価格が5点以上のアイテムを購入する場合、おまけで運命変転が発生する。 5:フロアを急いでいると、誰かと肩がぶつかった。 振り向くとそこには……《偶然》の特技で判定を行う、失敗すると、運命変転が発生する。 6:ふう、特に何もなかった。 水でも飲んで落ち着こう。 7:フロアにダンスミュージックが鳴り響き、無数の紙吹雪が舞う。 魔法災厄が発生し、このままだとその勢いに飲まれてしまいそうだ。 ランダムに選んだ特技で判定を行い、失敗すると運命変転が発生する。 成功すると、好きな魔素が1点発生する。 8:ギラギラと光るミラーボールを見つめていると、目眩がしてきた……。 運命変転が発生するかもしれない。 魔力を1点減少すると、運命変転を無効化できる。 9:突然王様ゲームが始まる。 このシーンに登場しているPCのうちひとりは、《未来》の特技で判定を行うことができる。 成功すると、秘密が未公開のハンドアウトの中から好きな秘密をひとつ公開できる。 (ただし青いハイヒールはシーンに登場していない場合公開できない)失敗すると運命変転が発生する。 10:突然シャンパンコールが始まった、強引に巻き込まれてしまう。 《嵐》の特技で判定を行う、失敗すると、貴方が今宵のプリンセスになってしまい、運命変転が発生する。 (このプラス効果は累積しない) 11:「君、どこから来たの?」突然異性からナンパを受ける。 振りほどこうとしてもしつこく、中々離れてくれない。 運命変転を受け恋愛の話題をすると諦めて離れていくが、運命変転を受けない場合このシーンにおけるあらゆる判定に-1がかかる。 12:酔いが醒めて来た。 急に冷静になる、今までの後悔が押し寄せるが、強く生きて欲しい。 自分のアンカーの運命を一つ、好きな属性に変更するか、好きなアンカーをアンカー欄から削除しても構わない。 運命変転が発生したPCは、ランダムにアンカーを決定するのではなく、以下の「対象表」を振ってください。 表の結果決定したキャラクターとの運命を1点獲得or上昇し、運命の属性が「恋愛」になります。 対象表(1d6) 1:現在のアンカー欄からランダムに対象を選ぶ。 2:この運命変転が発生したシーンに登場しているキャラクターから、ランダムに対象を選ぶ。 3:分科会の自分以外のキャラクターから、ランダムに対象を選ぶ。 4:自分の想像もしなかった人物と出会う、対象は、PLが自由に決定すること。 この異境にいない人物でも構わない。 5:そのキャラクターにとって最も近しい人物、近親者など。 特に思い当たらなければ、初期アンカー、もしくは、それもいなければ現在最も高い運命を持っているアンカーから選ぶ。 6:恋愛旋風が吹き荒れる、自分のアンカー欄からランダムに対象を選ぶ。 また、その対象からも恋愛感情が発生する。 この運命変転は、2回発生しても死亡することはありません。 ただし、同じ対象(アンカー)に2回目以降の恋愛の運命が発生した時、魔法災厄「プロポーズ」が発生します。 魔法災厄「プロポーズ」が発生したキャラクターは、勢いのままに対象にプロポーズを行ってしまいます。 特にそれ以上の効果はありませんが、もしも再度「プロポーズ」が発生し、尚且つその対象が別の人物であった場合、キャラクターは以前プロポーズを行なっていた対象から全力でビンタをくらい、ランダムな変調を受けます。 書籍卿のようだが、一見しただけではどこの学派かは特定できそうにない。 ボブカットに青いハイヒール、冷たい表情が特徴的。 彼女は断章を2つ回収するまで他のキャラクターのシーンに登場しない。 それ自体に恨みや後悔は感じていないが、それ以降恋をすることが出来なくなり、もう一度あの燃えるような感情を味わいたいが為に魔法災厄を起こした。 彼女は敗北していなかった場合、クライマックスフェイズ開始時にいずれかのキャラクターから属性が「恋愛」のアンカーを一人選び、心臓を抉り殺害する。 appspot. html? 彼女はすべての判定に-1がかかり、攻防ともにランダムプロットとなる。 見るたびに違う女の子を連れて歩いている。 テンションが高く、あちこちで人に話しかけている。 彼女にもういいんだよ、と声をかけてあげれば、安堵して人に声をかけるのをやめる。 任意の魔素が3点発生する。 フロアの隅でおろおろしている。 憑依深度があがるにつれ、悪い男についていってしまうようになる。 彼に歌の魔素を1点渡すと、フロアの音楽を好きな音楽に変えてくれるようだ。 そのサイクルの間、世界法則「活性:(PLの任意の領域)」が発生するようになる。 なぜか堂々としている。 あの格好が正装と認められたのかは謎。 断章を回収した場合でも、断章の蔵書を使用することはない。 この人物には秘密が存在しない。 彼の行動を調査したい場合、ドラマシーンでの彼との会話、もしくはゾーキングが必要になる。 以下ゾーキングで出る内容 面白かったので来た、彼の交渉を受け入れた場合、好きなタイミングで「エロスの矢」を使用し、事件を起こし好きな対象から好きな対象への運命の獲得を行なってくれる。 交渉の内容は、「犬神博士への運命の獲得」であり交渉を受け入れた時点でキャラクター1人は犬神博士への運命を1点取得し、今後好き勝手な願いを言われることになる。 3サイクル終了時までに交渉しなかった場合、彼は適当な誰かにこの矢を勝手に使う。 データは存在しないので、参照したい場合は基本ルールブックの汎用書籍卿データを使用してほしい。 〈青いハイヒール〉はランダムにPCを一人選び、「女子」の魔法を使用します。 ・1サイクル終了時 魔法使いたちがフロアの入り口の方をふと見やると、新たな異境の迷い人を目撃します。 片方はいかにも、といった忍者装束を見に纏っており、もう一人は…… 新しいハンドアウト、「忍者」と「犬神博士」を公開してください。 また、どこからか魔法使いたちを馬鹿にするような笑い声が響きます。 ランダムな対象へ断章「悪趣味」が憑依します。 現在断章が憑依している愚者を除いたランダムな対象を選び憑依させてください。 既に公開されているハンドアウトに憑依した場合は、憑依したこととステータスを公開してください。 断章 悪趣味 攻撃2 防御2 魔力7 領域:闇 特技:バカ、死 罠(バカ) 動揺 ・2サイクル終了時 断章「桃色」がまだ回収されておらず、忍者が分科会に一度も敗北していなければ発生します。 フロアの一角から悲鳴が上がります、忍者は目にも留まらぬ速さで女子高生のスカートからなにかを掠め取ってしまいました。 以降、断章「桃色」を回収するには忍者へ戦闘を挑む必要があります。 魔法災厄ではないため、愚者だった場合運命介入はできません。 魔法使いだった場合は復活判定および運命介入が可能ですが、その魔法使いはフレーバー的に心臓を失います。 青いハイヒールは恍惚とした笑みを浮かべながら立ち去ります。 また、クライマックスフェイズまでに青いハイヒールが「恋愛」の運命をいずれかのキャラクターへ取得した状態で敗北しており、消滅させていないなら、禁書戦に味方として立ち会います。 エピローグでは、「恋愛」の運命を取得している魔法使いをそっと見つめながらも陰ながら見守ります。 意外と奥手です。 とらわれていた愚者たちも正気に戻ることでしょう。 運命変転の効果で恋愛になった運命は、すべて好きな属性へ変更することができます。 もちろん、変更しなくても構いません。 青いハイヒールは結構強いと思うので適宜調整してください。 回しやすいように改変、改造等おすきにどうぞ。 報告は任意ですがして頂けると私がとっても喜びます。 何かございましたらTwitterへ。 tumblr.

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切なさとロマンティックが止まらない。「To the Moon」は人々の“限界を尽くしてやりきる”姿に心打たれるタイトルだ

ロマンティック が 止まら ない

Networkは2020年1月16日に版 「To the Moon」の配信を開始した。 「To the Moon」は,Freebird Gamesが2011年にPC版をリリースし,高い評価を得た作品だ。 そのあたりはNintendo Switch版も変わりはなく,RPGツクールっぽさは随所に見られる。 スーパーファミコン時代を思わせる,温かみのあるドット絵。 ナナメ移動は不可で,基本的にプレイヤーができるのは移動と「調べる」ことくらいだ 戦闘はない……が,1か所だけ,ジョーク的な戦闘(?)が行われる場面も RPGツクールを実際に触ったことがある人なら分かると思うが,システム上,できることに限界がある。 作者が表現したかったことが,RPGツクールという制約によって,もどかしい状態で見せられるのではないか。 しかし,プレイ後,後悔した。 作品の存在は知っていたのに……こんな良作が目の前にぶら下がっていたのに……と。 というわけで,今回,初の家庭用ゲーム機への移植となる「To the Moon」。 そのプレイレポートをお送りしたい。 2人は車で向かっていたが,リスを避けようとして事故を起こしてしまう。 目的の屋敷はすぐそこなので,ここからは徒歩で向かうことに 依頼主であり屋敷の主である ジョンは高齢で,すでにベッドの上で昏睡状態にあった。 もはや,いつ亡くなってもおかしくない。 枕元には心電図を表示する機械が置かれ,医師らしき男と,お手伝いの女性が見守る。 末期の風景だ 白衣の2人は,この状況を見越したジョンが,前もって依頼しておいた会社の社員だった。 この会社は,人の記憶にアクセスできる機械を扱っており,「思い残すことなく死を迎えられるよう,依頼者の願いを叶える」という名目で,記憶を書き換えることを業務としているのだった。 あくまで記憶の書き換えなので,依頼者の実際の人生は何も変わらない。 だが,依頼者が死してこの世を去る瞬間,「自分は,この人生でやりたかったことを成し遂げた」という充足感を持って,この世を去ることができるというわけだ。 白衣の2人, Dr. エヴァ・ロザリーン(以下,エヴァ)と Dr. ニール・ワッツ(以下,ニール)が,ジョンの屋敷のお手伝いさんであるリリーに「ジョンの願いは何なのか」と尋ねると, 「月に行くこと」だという。 2人は,ジークムント・ライフジェネレーション・エージェンシー社の社員。 エヴァはシニア・メモリートラベル・エージェントで,ニールはエンジニア・スペシャリスト。 よく分からない肩書きだが,機械でなんやかんやして記憶にダイブすることのプロ,ということは分かる ニールも思わず「予想のナナメ上」と評する,ジョンの願い。 しかし,なぜ,月なのか……? あくまで記憶の書き換えであって,実際に月に行くわけではないので,不可能ではない……が,そもそも,なぜ,そんな願いなのか。 エヴァとニールはジョンの記憶にアクセスし,彼に聞いてみるが,本人にも「分からない」という。 ゲーム中,ジョンは「ジョニー」と呼ばれる。 「ジョニー」はジョンの愛称だが,大人に対して使うのは珍しい。 本人がそう呼んでほしいと言ったことから,お手伝いのリリーもこう呼んでいるようだ 子供の頃の夢が宇宙飛行士だったのか? しかし,ジョンの屋敷には,宇宙への憧れを示すような物は特にない。 エヴァとニールは,「月に行きたい」という理由を解明すべく,ジョンの記憶を少しずつ,過去へ過去へと遡っていく。 本作は,ジョンの記憶を通じて,ジョンという1人の男の人生を追体験していくゲームだ。 その過程で,記憶のキーとなるアイテムを一定数集め,ちょっとしたパズルを解くことで,記憶の深層へとアクセスしていく。 パズルのパートは,この作品の中で唯一,ゲームらしいパートだと言えるが,さほど難しくはないので,苦手な人でも大丈夫だ。 パズルのパート。 タテとヨコの列のスイッチを押すことで,パネルのオモテとウラが入れ替わる。 すべてオモテにすればクリアだ 「月へ行く」というから,「ジャンルはSF?」と思うかもしれないが,「To the Moon」は ミステリーと言った方が正しい。 「月へ行きたい」,その理由は……という不可解な謎が最初にあり,それを解決しようと,ジョンの記憶を遡っていく内に,次々と新たな謎が現れる。 そして,先が気になって進めていくと,少しずつ,散りばめられていた伏線が回収されていく。 幼少期から順番に見ていくのではなく,老齢期から幼少期へ遡行していくのがポイントで,謎の提示から真相までを辿るにあたって,シンプルながらも「こういう見せ方があったか」と引き込まれる作りだ。 「月に行きたい」理由を上回る謎 リヴァーの奇行と,ジョンの想い ジョンには, リヴァーという奥さんがいた。 残念ながらすでに他界しており,彼女が好きだったという灯台の近くに,お墓がある。 この屋敷も,「灯台に近いから」という理由で建てられたものだった。 タイトル画面にも描かれている灯台。 崖っぷちに建っていて,ここから歩いてすぐの場所に,ジョンの屋敷がある ジョンの記憶は,リヴァーが亡くなる少し前から始まる。 リヴァーは病でベッドに伏していて,ジョンはリヴァーの治療にお金を使おうとする。 しかし,リヴァーはそれを望まず,かねてより予定していた場所に家を建てることにお金を使ってほしいという。 ジョンの懐事情的に,リヴァーの治療か家の建築か,どちらかは諦める必要があった。 「ジョニー,私にとっての幸せは何か,わかる?」「私は……ジョニーにも,私の幸せを考えてほしい。 それだけ。 」「治療の同意書,私は,サインしない。 」とリヴァーは答える。 ジョンは現在よりも若い時期のようだが,お互いに髪の毛がグレーであることから,すでに高齢のようだ ここだけを見れば,よくある話だ。 お互いがお互いを愛するがゆえの,異なる選択と言える。 しかし,ジョンの記憶で見るリヴァーには 奇行が多い。 ある日突然,髪をバッサリ切ったり,折り紙でウサギを作るのだが,その量が部屋を埋め尽くすほどであったり。 折り紙で折られた,大量のウサギ。 画面といい,音といい,ちょっとホラーなムードが漂う この光景を目の当たりにすると,「月に行きたい理由は何だろう」とゲームを進めていたプレイヤーの興味が「リヴァーの真意は何か?」に移っていく。 「ちょっとおかしい人」で片付けてしまうには不可解な情報が多く降り注ぐのだ。 記憶を遡っていくごとに明らかになる,新たな情報。 リヴァーの様子がおかしくなったのは,ジョンに原因があるのか? ここから,物語は少しずつ動き始める。 多くのプレイヤーは,ジョンという老人よりも,リヴァーのほうに興味を持っていかれるはずだ。 ジョンは間違いなくリヴァーを愛していたし,大事に思っていた。 自宅をこんな所に建てたのも,リヴァーの希望だからだ。 「かわいそうに。 ジョンは,ちょっとおかしい女性を奥さんにもらってしまったらしい……」で終わるわけがない。 「ストーリーが良い」「名作らしい」という噂だけは聞いていた筆者のような人間なら尚更だ。 折り紙のウサギを見せてはジョニーに感想を聞き,「それから?」と繰り返すリヴァー。 これは幾度にもわたって繰り返されるワードだ。 何かを責めているのか? それにしては意味が分からない ジョンという男性と,リヴァーという女性に対する印象は,章が進むごとにコロコロと変わっていくに違いない。 リヴァーが亡くなる直前,2人の仲は決して良いとは言えない状態だった。 そうなった理由は,どちらにあるのか? プレイヤーの脳内では「どちらが悪いのか」のボールが2人の間を行ったり来たりして,推理小説の「犯人探し」にも似た状況がゲームを進める牽引力となる。 ジョンは一途にリヴァーのことだけを想い続けてきた。 リヴァーに嫌われるようなことは何ひとつしていないように見えるが…… 「どんな小さな情報でもいい。 なんとしても知らなければ……」と,プレイヤーはまるでエヴァとニールの目線で,ジョンの記憶を眺めていくことになる。 記憶の中の旅は頻繁に場所が変わるが,隅々まで調べたくなる。 最初は傍観者として眺めていたはずのプレイヤーが,ゲームが進行していく中で,徐々に エヴァ&ニールと一体化していくような感覚さえある。 ストーリーが大きく変わるわけではないが,時にはプレイヤーが操作するキャラクターを変更する場面も。 メニュー画面の「タスクレポート」では,これまでの出来事を振り返れるが,同じイベント名で「W(ワッツ)」と「R(ロザリーン)」が別扱いになっているので,コンプリートしたい人は2周してリストを埋めよう エヴァとニールの掛け合いも見どころの1つ。 本編が深刻で重い話なだけに,漫才めいた2人の会話は本作における一服の清涼剤となっている 灯台と,その近くに建てられた家。 リヴァーのそばにいつも置いてある,カモノハシのぬいぐるみ。 大量に折られたウサギの折り紙。 その中にある,青と黄色の2色の折り紙で折られたウサギ。 物語のキーとなるのであろうアイテムたちが,これでもかと主張してくる。 しかし,プレイヤーには分からない。 分かるはずもない。 情報が足りなさすぎるのだ。 物語の節目では,画面上部にジョンの年齢別記憶ゾーンのようなものが表示される。 キーアイテムを見つけて前述のパズルを解いていくことで,物語は右の老齢期から左の幼少期へと向かっていく これらの キーアイテムの意味と,真相を欲しがる気持ち。 もし,これを読んでいる人がゲームをプレイすることがあれば,このことを忘れないでほしい。 必死で考えてほしい。 分からなくていい。 それ自体が,ジョンの想いとリンクする。 ジョンも,ずっとリヴァーの奇行の理由が分からなかった。 分からないまま,リヴァーは逝き,ジョンは残されたのだ。 灯台の近くに屋敷があることから,ジョンはリヴァーの願いを優先させ,治療を諦めたのだろう。 奇行の理由も分からないままだったが,お金を費やせば治る病気だっただけに,ジョンはリヴァーの選択を理解できないでいた 分からなくて,分からなくて。 それでも考えて,考える。 そうしてプレイヤーは,エヴァ&ニール,そしてまだ元気だった頃のジョンの気持ちとも一体化していく。 そしてこのゲームをクリアした後は,きっと,リヴァーの気持ちとも一体化することになる。 より多くの人に触れてほしい ロマンティック・ミステリーの傑作 RPGツクールで作られた画面をチープだと感じる人もいるかもしれないが,これは短所ではなく,むしろ長所だといえる。 この作品は,RPGツクールで作られたからこそ胸を打つ側面がある。 限られたシステムの中で,限られた色と音で,できる範囲で限界を尽くした作者の執念を感じるのだ。 リヴァーは性格上,ほとんどの場面で大きくはアクションをせず,ドット絵で描かれた目の動きだけで心情が語られることが多い。 顔を動かさず,目だけがチラリと横に動く。 プレイヤーは,その数ドットに,リヴァーの心の機微を感じ取る。 リヴァーは,ジョンが自分のほうを向いていないときは,そっと顔を向ける。 ジョンがこっちを見たら,サッと正面を見る。 その後,横目でチラッと見る。 ゲーム中では数秒の間に行われる,素晴らしい演出だ 画面の中の数ドットが左右に少し動くだけで,人間の感情を表現できる。 これに気付いたとき,痛感するのだ。 「To the Moon」は,ゲームでしか成し得ない演出で物語を紡いでいたのだと。 先程, 「できる範囲で限界を尽くした」と書いたが,これはゲーム中の登場人物も同様だ。 ジョンもリヴァーも精一杯生き,自分のできる範囲で限界を尽くした。 ニールとエヴァも,依頼者の願いを叶えるため,最善を尽くした。 生命というエネルギーを燃料に変えて燃やし,燃え尽きた後に残るのが,人生という結果だ。 「To the Moon」には,人間が何かを出し切る,やり尽くすことの素晴らしさ,人間讃歌を感じずにはいられないのだ。 エンドロールを見ながら筆者の胸に宿ったのは, 「素晴らしい物語に出会った」という,ささやかな感動だ。 殺人事件なんて起きない。 誰かが何かを企んでもいないし,陥れもしない。 ただただ,「素敵」だとしか言いようがない,ちょっと切ないロマンティック・ミステリーなのだ。 エンドロールと言えば,本作の配信後には「エンドロール中にエラーが発生してゲームが強制終了してしまう」という不具合があったが,2020年1月30日にアップデート(ver 1. 4)が配信され,この問題は解決している()。 Nintendo Switch版では,メニュー画面が一新。 やるべきことはこの画面で常に確認できる。 また,現在の状況によって,表示されているキャラクターも変化する。 画像は,ニールがお手伝いさんのリリーの子供であるトミーとサラと共に行動しているときのものだが,エヴァとは別行動なので,エヴァの席が空席になっている。 芸が細かい 詳しく話せば即ネタバレになる類の作品なので,本作の素晴らしい点について,ほとんど書けないのがもどかしい。 この原稿を書いているときも「これ以上は,これからプレイする人の楽しみを奪うネタバレ」というラインギリギリを攻めるチキンレースをしている気分だった。 しかし,概要を軽く紹介する程度では,この作品に実際に触れてみるにまでは至らない人もいるだろう。 なぜなら,筆者がまさにそうだったから。 以前から高評価とは聞いていたし,価格が高いゲームでもない。 遊べるPCもある。 それでも,今までプレイしなかったのだ。 「割いた時間と払ったお金に値するだけの感動を得られるかどうか」が事前に分かればいいが,ジークムント社の記憶アクセスマシンと同様,残念ながら,まだそんなテクノロジーは発明されていない。 事前に分かれば,筆者も確実に手を出していたと思うが,物語が命の作品は,それが分からない。 しかも,最後までプレイしないと分からない。 「感動」ほど不確かなものはない。 何に感動するかは,人によって異なる類のものだ。 「万人が必ず感動します」とは言い切れない。 だが,それでも。 この作品に心を揺さぶられた1人として,筆者はこの作品を強くオススメしたい。 もし,本稿を読んで「To the Moon」をプレイしてみたくなった人がいてくれたら,嬉しい。

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