デカダンス 意味。 デカダン派

デカダンスの意味は退廃的で病的?芸術や文芸上の一傾向について

デカダンス 意味

「」という呼び名は最初、敵対する批評家らがつけたものだが、後にはそれに属する作家が、19世紀後期のあるいは運動に関係し、初期のナイーヴな自然観の上で巧妙さを楽しんだ多くの作家に対して、この名を使った。 作家の中にはの伝統、およびの詩・フィクションに影響を受けた者もいた。 「デカダンス」の概念は18世紀、とくににまで遡り、デジレ・ニザール()がとロマン主義に対するものとして使って以降は、侮蔑的な意味として批評家たちに取り上げられた。 やといったロマン主義後期の世代は「デカダンス」という単語を、誇りの象徴、あるいは自らが陳腐な「進歩」と捉えたものへの拒絶の象徴として用いた。 1880年代には、フランス文学のあるグループが自らのことを「デカダンス」と言及した。 このグループの古典的はの『』で、最初のデカダン作品と言われることも多いが、一方ではその栄誉をボードレールの諸作品に与える意見もある。 におけるデカダン派と関係した指導的人物はである。 デカダンスは現在、文学的な運動として、ロマン主義との過渡期と見なされている。 象徴主義運動は、デカダン派と混同されることが多い。 数人の若い作家は1880年代の中頃、新聞で「デカダン」と嘲笑的に書かれた。 ()の『象徴派宣言』()は主としてその論争への返答であった。 ほとんどの作家がこの語を敬遠する一方で、数人の作家はこれを受け入れた。 象徴主義とデカダン派は若干領域が重なってはいるものの、別個のものとされ続けている。 デカダン派の芸術家 [ ] フランス [ ]• (Paul Verlaine、詩人)• (、小説家)• (Charles Baudelaire、詩人)• (Octave Mirbeau、小説家・劇作家)『』(1886年)、『』(1892年 - 1893年)、『責苦の庭()』(1899年)• (Joris-Karl Huysmans、小説家)『』(1884年)、『』(1887年)、『』(1891年)• ラシルド(、劇作家)• (Arthur Rimbaud、詩人)• (ローデンバック、ロデンバック、ロダンバック)(、詩人・小説家)• M・P・シール(、小説家)• アーサー・シモンズ(、詩人)• アーネスト・ドーソン(、詩人)• (Aubrey Beardsley、画家)• (、小説家・画家)• (Arthur Machen、小説家)• (Oscar Wilde、劇作家・小説家・詩人) イタリア [ ]• (Gabriele d'Annunzio、詩人・小説家・劇作家) オーストリア [ ]• (Franz von Bayros、画家・イラストレーター) セルビア [ ]• (詩人) チェコ [ ]• (詩人) ルーマニア [ ]• (詩人) ポーランド [ ]• (、詩人) ノルウェー [ ]• (、作家) エストニア [ ]• (詩人) 参考文献 [ ]• 『肉体と死と悪魔 ロマンティック・アゴニー』 倉智恒夫ほか訳、、新版2000年• Mario Praz, The Romantic Agony, 1930• フィリップ・ジュリアン 『世紀末の夢 象徴派芸術』 訳、、新版2004年•

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「デカダン」「デカダンス」とはどういう意味ですか? 辞書的な解説(廃退とか耽...

デカダンス 意味

「退廃的」とは「道徳や健全さが失われている状態」を意味し、「虚無的」とは「世の中や人生を虚しく思うこと」という意味です。 また「デカダンス」は、 19世紀のヨーロッパ、特にフランスで文学の世界で起こった退廃的で懐疑的、耽美的または悪魔的傾向の芸術傾向を指す言葉でもあります。 この傾向が後に絵画や映像などの芸術にも広まっていきました。 デカダンスな芸術作品の特徴は「退廃的で耽美的」 デカダンス的な芸術作品として知られる作品の傾向は、伝統的な規範や道徳を批判した結果、病的な趣きがあります。 また洗練された技巧などは否定し、むしろ異常性や奇怪であることが好まれるといった退廃的な美の在り方が追求されました。 デカダンスが生まれた当時に代表される詩人にはボードレールやマラルメ、作家ではユイスマンスなどが挙げられます。 「デカダンス」の使い方 「デカダンス」の退廃的で虚無的という意味での使い方 退廃的な虚無的な生活をしている人やその生活態度を表すときに「デカダンス」が使われます。 その生活ぶりは堕落しているといったネガティブな意味合いが込められます。 「彼には少しデカダンスに感じられるところがあり、慎重に付き合った方がいい」• 「彼はデカダンスな人であまり近寄らないほうがいい」• 「デカダンスな生活を送る彼に、まともに取り合う者はいなかった」• 「失恋した彼女はすべての希望を失ったようで、デカダンスに陥った」 「デカダンス」をロマンチックな意味で捉えた使い方 「デカダンス」の退廃的という意味から、そこに既成価値にとらわれない美を追求している意味合いが含まれることがあります。 フランス文学のデカダンス的な風潮で、退廃的であるからこそ美しさがあるといった意味や、退廃的であることでエロティシズムを感じられるといった意味で「デカダンス」が使われることがあります。 「デカダンス」が世界に与えた影響とは イギリスの世紀末文学へと発展 デカダンスの風潮はフランスからヨーロッパの隣国へと広がっていき、イギリスではオスカー・ワイルドを中心とした「世紀末文学」へと受け継がれます。 「世紀末文学」は 19世紀末のイギリスで、伝統的な規範、社会的な道徳に反発し、そこからの開放を説き美を追求する退廃的傾向を含む唯美主義の文学界での風潮のことです。 代表作としてオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』が挙げられます。 またこの世紀末文学の影響は美術界にも影響を与えて、ペン画で有名なオーブリー・ペアズリーやエドワード・バーン=ジョーンズなどが活躍しました。 クリムトをはじめとする世紀末ウィーンへと発展 「デカダンス」は、 9世紀末、オーストリア=ハンガリー帝国の首都ウィーンでも影響を与えます。 当時の皇帝フランツ・ヨーゼフ 1世の後押しを受けて「世紀末ウィーン」へと発展しました。 美術では官能的で退廃的な美を表現したグスタフ・クリムトや意図的に捻じ曲げられたポーズの人物画が印象的なエゴン・シーレ、建築では合理性と機能性を重視た建築設計でユーゲント・シュティール建築の傑作を残したオットー・ワーグナーに象徴されます。 クラシック音楽では教会音楽の強い影響から抜け出し軽音楽が多く作られ、数多くのワルツ音楽を作曲したヨハン・シュトラウス2世やヨハネス・ブラームス、グスタフ・マーラー、アルノルト・シェーンベツクなどが有名です。 日本文学・美術にもデカダンス的風潮がある 日本の文学界にもデカダンス的風潮は見られ、懐疑的な視点の中に本質を見ようとしたデカダンス的な傾向のある作品が生まれました。 代表的な作家には、谷崎潤一郎や太宰治、三島由紀夫、坂口安吾などが挙げられます。 美術では、退廃的であり妖艶な女性を描くことを得意とする金子國義、イラストレーターで自ら平成耽美主義と自分のスタイルを名付けた山本タカトなどが挙げられます。 「デカダン」とは? 「デカダン」とは「デカダンス派に属する芸術家」のこと 「デカダン」とは「デカダンス派の芸術家、またはその芸術的傾向」のことを意味します。 また「デカダン」は単に退廃的という意味でも使われるため、「デカダン」は「退廃的な生活をする人」を指すこともあります。 「デカダンス」と「デカダン」との違い 「デカダンス」と「デカダン」の違いは、「デカダンス」は芸術の風潮として、または退廃的な状態という意味で使われるのに対して、「デカダン」はデカダンス派や退廃的な傾向のある人のことを指します。 芸術としての風潮や退廃的な状態が語られているときには「デカダンス」を使い、その風潮のある芸術家や退廃的な人を語るときには「デカダン」が使われると覚えておくといいでしょう。 また「デカダン」は形容動詞的にも使われるため「デカダンな生活」といった表現もできます。 「デカダンス」を形容動詞的には「デカダンス的な」という表現方法になります。 まとめ 「デカダンス」とは「退廃的で虚無的な生活態度や風潮」を意味する言葉で、 19世紀フランスで生まれた退廃的であり耽美的な芸術的風潮のことも指します。 デカダンス的傾向のある芸術家はデカダンス派やデカダンと呼ばれます。

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心理学とか脳科学ってなんの意味があんの???「わかったら面白そうやん」「統計的にこうなるって積み重ねやぞ?」

デカダンス 意味

この記事の目次• デカダンスの意味は退廃的? デカダンスは直訳すると「退廃的」「病的」という意味で、そのような傾向や生活態度をあらわしています。 例えば、「この文学の主題はデカダンスにある」といったような場合には、「退廃的な生活や社会の風潮をテーマにした作品だ」という意味になりますね。 なお、「退廃的」というのは文化が過度に成熟して、不健全な状態になっている様子を意味します。 以下ではより具体的に、デカダンスという言葉の意味や由来についてみていきましょう。 デカダンスはフランス語 デカダンスはフランス語です。 その意味だけ見るとネガティブな意味合いを帯びていますが、日本でそのままの意味で使うことは少なく、主に芸術や文芸上の一傾向や、ファッションなどで使われています。 [ad co-2] 世紀末芸術としてのデカダンス 19世紀末にフランスを中心にしたヨーロッパで巻き起こった文学活動が、デカダンスと呼ばれていました。 当時のキリスト教的価値観に懐疑的な傾向があり、「退廃的」で「虚無的」、「耽美的」な表現をする文学や詩が世紀末芸術として、デカダンスと名付けられていたのです。 これらはデカダンス派と呼ばれ、社会にも影響を与えていました。 デカダンスに関連する作家や作品 デカダンスの代表的な作家にランボー、ボードレール、ヴェルレール、ワイルド、ドフトエフスキーなどがいます。 デカダンスとして著名な作品は、次のようなものです。

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